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海外ミステリ小説2016 秋から冬まとめて

秋から最近までに読んだ本を一気に紹介します。少々ネタバレ含みます。

 

<フランス>

『傷だらけのカミーユ』ピエール・ルメートル 

傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)

傷だらけのカミーユ (文春文庫) (文春文庫 ル 6-4)

 

カミーユ・ヴェルーベン警部シリーズは、『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス」そして本作『傷だらけのカミーユ』と3部作になっています。つまり、これで終了なんですね。寂しいです。

今作品を読みながら、ヴェルーベン班の発足当時のメンバーを思い出しました。どのメンバーも個性的でしたね。そして時間の経過とともに様々な変化をとげていました。私のお気に入りのハンサムはルイはあまり変わってはいないようでしたが。

どこまでも幸せにはなれないカミーユ。心中お察しするも、私がどう思おうがおかいなく彼はどこまでも突っ走ります。タイトルの「傷だらけ」は、実際に暴行を受けたカミーユの恋人アンヌではなく、カミーユなのです。

私はルメートルのキャラクタの描写がどこか文学的でとても気に入っていました。別のシリーズが出たら、必ず読みたいです。

 

<アメリカ>

『煽動者』ジェフリー・ディーバー

煽動者

煽動者

 

私自身はディーバーといえば、リンカーン・ライム派なんですけれど、今回のキャサリンダンスシリーズのこの本は読みやすくて面白かったです。彼女が女性としてやり過ごさなくてはいけないことや、女性だからこそ奮闘する姿に、思わず応援したくなりました。ディーバーという人はつくづく女性の心理が良くわかっているなぁと感心しきり。

ディーバーには珍しくハーレクイン風のロマンス(とってもベタベタではありませんよ)も楽しめるというおまけもあります。それなのに、この邦題、少し硬いような気がしませんか。


『転落の街 上下』マイクル・コナリー

ハリー・ボッシュ・シリーズの前作『ナイトドラゴン』には、がっかりさせられたので、あまり期待せずに読みました。しかし、これが久々(!)のヒット。ボッシュらしさが復活しています。いつまでも現役で頑張ってほしいと思えた一冊です。

Amazonドラマ『BOSH』を見ているので、以来、私はこのシリーズを読むときはタイタス・ウェリヴァーを思い浮かべながら読んでいます。来年にはシーズン3が、配信される予定です。そしてもうシーズン4の製作も決まっているんですね。こちらも楽しみ。

 

『生か、死か』マイケル・ロボサム 

生か、死か (ハヤカワ・ミステリ)

生か、死か (ハヤカワ・ミステリ)

 

舞台がアメリカなので、こちらのカテゴリに入れましたが、マイケル・ロボサムはオーストラリア出身の小説家です。これは、英国ゴールド・ダガー賞を受賞し、米国エドガー賞の最終候補になった作品で、スティーヴン・キングが絶賛したらしい。

現金輸送車襲撃事件の共犯として刑に服していたオーディ・パーマー。出所日前夜になってオーディは突如脱獄を果たします。後述する『ザ・サン』を先に読んでいた私は、また脱獄して復讐か、と思いつつ読み進めました。が、そこには意外な展開が待っていました。

登場するサブキャラたちがいいです。デジレー刑事の続編があったら面白そう。

  

ノルウェー

『その雪と血を』ジョー・ネスボ

40年近く前のオスロを舞台にしたパルプノワール作品。パルプノワールというのは「ザラ紙に書きなぐられた暴力と犯罪とイメージさせる”パルプ”という言葉の持つイメージを、孤独と愛憎とトラウマから屈折していく精神を描いた暗黒の文字に重ねたもの」なんだそうです。

そういわれてみれば、そうかもね、などと思います。いつものネスボとは一味違い、殺し屋の恋物語です。ハヤカワ・ポケット・ミステリとしては、例をみない薄さなので、あっという間に読めてしまいます。

帯にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化と書いてありましたが、本当でしょうか?

 

ザ・サン 罪の息子』 ジョー・ネスボ

ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)

ザ・サン 上 罪の息子 (集英社文庫)

 

こちらはネスボらしいストーリーになっています。父親汚職警官として自殺して以来、生きる意味を見失った息子のサニー。ある日、父の死の真相を知った息子は脱獄し、父の汚名を返上するために動き出すといった、サニーの再生ストーリーです。

こちらもジェイク・ギレンホール主演で映画になるようです。ネスボは、映画界でも人気なんですねー。来年公開予定。これは見るしかないでしょう。


『湖のほとりで』カリン・フォッスム 

湖のほとりで (PHP文芸文庫)

湖のほとりで (PHP文芸文庫)

 

カリン・フォッスムはノルウェーの作家で、私は初めて読みました。この作品は、セイエル警部シリーズの2作目。リヴァートン賞、ガラスの鍵賞などの北欧圏における名誉ある賞を獲得しています。私は観ていませんが、イタリアで映画化もされています。

村の誰もが知る女子高校生アニーが小さな村で死体となって発見されます。死体には争った形跡がないことから、自殺か、あるいは顔見知りの犯行ではないかと推測され、早期解決すると思われたのですがー。

派手さはなく、地味な作品なんですけれども、丁寧な描写が好きです。セイエル警部の真摯な姿勢で臨む淡々とした捜査に引き込まれます。

 

『晴れた日の森に死す』カリン・フォッスム

晴れた日の森に死す (創元推理文庫)

晴れた日の森に死す (創元推理文庫)

 

こちらがセイエル警部シリーズの3作目です。この秋に刊行。実はこちらを先に読んで、面白かったので、前作品になる『湖のほとりで』を読みました。

ノルウェーの森の奥でおきた殺人事件の現場で精神病院に入院中の青年エリケが目撃されます。そんな折、銀行強盗が発生し、エリケは逃走する強盗犯モルガンの人質になってしまいます。

私は単細胞で素直なモルガンの言動、心の声に、何度も笑いました。彼が他人と交流するのが難しいエリケと心を通わせてゆく過程が微笑ましかったです。フォッスムの登場人物一人ひとりに寄せる眼差しが温かいです。

 

<イタリア>

『パードレはそこにいる』サンドローネ ダツィエーリ

パードレはそこにいる (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

パードレはそこにいる (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 ローマで起きた児童失踪事件。その裏には、幼い自分を誘拐・監禁した犯人「パードレ」が存在すると信じる失踪人コンサルタントダンテと、過去の捜査事件で心身のダメージを受けた女性刑事コロンバの二人の捜査が始まります。

なかなか他にはないプロットで楽しみました。ただ、コロンバの粗削りさにはちょっと引いてしまうことも。

 

海外ドラマ2016 秋から冬まとめて

2016年もあと少し、あっという間ですね。今年の秋から冬にかけて見ていたドラマです。ネタバレ含みます。

 

『シカゴ・ファイア』AXN

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http://www.nbc.com/chicago-fire

シカゴ・ファイヤはシカゴ消防局51分署に所属する消防隊員と救命士たちによる救助作業や葛藤を描く人間ドラマです。

日本での放送をずっと待っていました。アメドラ『Low & Order』ファンの私としましては、ディック・ウルフの作品を見ないわけにはいきません。これは以前に書いた『サウスランド』よろしく、シーズンを続けて放送してくれるようで、ありがたいです。今は、シーズン2が始まっています。

1つだけ疑問なんですけれど、この消防署は夜勤ってないのかしら。チーム交代制でシフト勤務しているのかと思いきや、いつも同じメンバーが署にいます。しかも、夜になると皆さまそれぞれのプライベートを楽しんでいる様子。メンバーのうち、3人はバーを経営していますしね。

アメドラに見られる日本に対する雑な描き方は慣れていますが、マウチの日本語がでたらめ過ぎます。そして、日本人のペンパル(だったかな)のマリの登場シーンに唖然。どうみても日本人には見えませーん。

スピンオフの『Chicago P.D.』の放送も決まっています。この主役の刑事がまさか、あの人だと、誰も思わなかったことでしょう。そのうち、『Chicago Med』や『Chicago Justice』も日本で見れるのを楽しみにしています。

 

ブラインドスポット タトゥーの女』WOWOW

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http://www.nbc.com/blindspot

放送が始まる前から派手なCMで注目していました。 全裸で全身にタトゥーのある記憶喪失の女性が、マンハッタンの中心タイムズ・スクエアに置かれたバッグの中から現れるというものです。その身元不明の女性はFBIニューヨーク支局に保護されます。タトゥーの中にFBI特別捜査官カート・ウェラーの氏名が記されていたことから、カートは彼女に関する捜査の指揮を執るという設定です。

そして彼女のタトゥーをヒントに事件を予測し、解決へと導きます。タトゥを入れる段階でこれから先に起こる事件を知り得たのか謎ではありますが。しかもそれを伝える方法がかなり手の込んだパズルのようなタトゥとは。そしてそれがかなりアートとしても完成度が高いのです。

私はどちらかというと、彼女とカートの恋仲に注目して見ていました。お互い好きで気になるのだれど、それぞれが別の人と付き合うという、よくあるパターンに落ち着きます。それでも気になってしまうのはカートが素敵だから?このドラマの出ている男性陣って、こぞってハンサムだと思いませんか。

 

『GRIMM/グリム』シーズン4 スパドラ

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http://www.nbc.com/grimm/episodes/season-4

今シーズンは、思い切った方向転換をしたグリム。私はブルクハルトの恋人、ジュリエットが好きだっただけに、その変身ぶりには驚きました。人は力を持つとこんな風になるものでしょうか。少々行き過ぎな気もしますが。

アダリンドの妊娠はシーズン3で推測した通りに。ジュリエットが超絶イヤな女になってしまったので、そのバランスをとってか、アダリンドは力を失い普通の女性になってしまいました。なんだか一皮むけてすっかり可愛い感じになっています。

もういっそのこと、ブルクハルトとアダリンドで仲良くしちゃえば、と思ったりもしますが、そうもいかない気もします。次シーズンがファイナルらしいのですが、今後の行方が気になるところです。

 

『ヒンターランド』シーズン2 AXNミステリー

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http://www.bbc.co.uk/programmes/b03sgfbz

英国ウェールズ地方を舞台にしたシリーズです。シーズン1を見ていない人は、Netflixで鑑賞できます。本国では英語とウェールズ語バイリンガルで放送されているらしいです。

私は主人公マサイアスの眉間と額に刻まれた皺に、なんともいいようのない哀愁を感じてしまうのですが、同じように思っている人は他にもいるに違いありません。今シーズンは、彼の妻が登場することで、マサイアスの過去を知ることになります。想像はしていたけれど、それは痛ましいものでした。

このドラマは犯人捜しのほかに、ウェールズという見慣れない地方の手つかずの自然を堪能できるのもいいです。これは同じ英国の『シェトランド』も同じことが言えます。

エピソード中に登場する部屋も、赴きがあって素敵です。ローソクだけの部屋がありましたが、無造作の中にもセンスが光っていました。そういえば、マサイアスが住んでいるのは、人里離れた海辺(というかビーチの上)の手作り風の家。次シーズンは引っ越し、または立て直しを余儀なくされることになりますが。

 

『新米刑事モース』シーズン3後半 WOWOW

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https://itvstudios.com/programmes/endeavour

シーズン3の前半の放送は思いがけず早かったのですが、後半はなかなか放送されませんでした。待ちくたびれました。

今シーズン、女性の新人巡査が加わりました(とここにも書きました)。前半が終了したところで、きっとモースとの絡みがあるのでは、と想像していましたが、彼女は自分が美しいことを何かに使う気はなさそうです(今のところ)。

私が驚いたのはサーズディの余命があと少しだということです。いつの間にそんな状態になっていたのでしょう。本家『モース』を見ていた人にとっては、わかっていたことだったのでしょうか。最後はサーズディの娘に焦点が当たりますが、私は何としてもモースに彼女を引き留めてほしかったです。

やはり『主任警部モース』を見るしかないのでしょうか。

海外ドラマ Netflix『ナルコス』シーズン2

やっと、やっと終わったーという感じです。ストーリーをシーズン2まで引っ張ったことでつまらなくなるのでは?と心配していたのですが、そうはなりませんでした。充分エキサイティングな内容だったと思います。

以下、少々ネタバレ含みます。 

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https://www.netflix.com/jp/title/80025172

今シーズンもまた、スティーヴ・マーフィー(ボイド・ホルブルック)の冷めたナレーションは続きます。


マーフィーと仕事のパートナー、ハビエル(ペドロ・パスカル)は、固い結束がありましたが、少しずつずれが生じてきているようでした。長い間耐えてきたマーフィーの妻コニーは、アメリカへ戻っています。

マーフィーから離れていったのは、コニーだけではありませんでした。ハビエルは、エスコパールがなかなか捕まらないことに業を煮やし、LosPepes(エスコパールの追い落としを目的とした闇グループ)に協力したいという欲求が強くなってゆきます。そして密かに一人行動に移すことに。

このことは後に道徳的なジレンマを生み出すことになるのですがー。もともと、ハビエルの放蕩的ライフスタイルは、マーフィーとは一線を画していたようにも思います。


そして、ヴァグネル・モウラの演じるエスコパールは、プレッピー風のセーターに身を包み、優しい夫や父親の顔を見せるその一方で、偽善的で傲慢なシニシズムを持ち、残忍な行いを繰り返します。それは情け容赦のないものでした。

 

実はあまり期待しないで見ていたのですが、結局シーズン1同様、嵌ってしまいました。ドラマとしては非常に面白かったです。しかし、エピソード中に散在する色褪せたリアルなニュース映像が、これは完全なフィクションではないと訴えます。


冒頭、やっと終わった、と書いたんですけれど、シーズン3と4が制作されるらしいですね。次はカリ・カルテルを追うことになるのでしょうか。

 

http://www.tvgroove.com/special/article/ctg/225/tid/829.html

主演の二人ペドロ・パスカルとボイド・ホルブルックのインタビューが掲載されています。かれらは、自分たちが演じている人物たちと実際に会い、今でも連絡を取り合っていると書いてあります。彼らの俳優としての真摯な姿勢がうかがえます。

 

関連日記:

海外ドラマ Netflix 『ナルコス』

 

海外ドラマ『セカンド・チャンス』

FOXテレビで放送していたのを、毎週見ていました。楽しく見ていたんですけれど、シーズン1で終了のようです。以下ネタバレ含みます。

 

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http://www.fox.com/second-chance

主人公はジミー・プリチャード。彼は年老いた元保安官で、スキャンダルで失脚し、現在は酒や女性に明け暮れています。

彼がFBI捜査官の息子デュバル(ティム・ディケイ)宅で不注意にも強盗を目撃したことから、彼らの手にかかって殺されてしまいます。しかし、彼はオットー・グッドウィン(アダー・カリヤン)と双子の姉メアリー(ディルシャッド・ヴァザリア)によって復活します。

ジミーを生き返らせた姉弟は、ソーシャルメディア・プラットフォーム「ルッキンググラス」の共同創設者で、最新テクノロジーを使い、ジミーを遺伝子上のベストバージョンの肉体を持つ若者(ロバート・カジンスキー)へと戻します。なぜなら、末期がんのメアリーを救うのに、ジミーの血が必要だったからです。

 

彼の生き返りは先端技術によるもの(という設定)だったので、ファンタジー感はあまりなく、受け入れやすかったです。キャスティングも『ホワイト・カラー』のディム・ディケイ以外は馴染みのある役者は見つからず、それがかえって新鮮に思えました。

ジミーは息子と事件の捜査をすることになり、父子の交流を深めていくことになります。けれども、一方で家族愛を描き、その一方では悪者を退治するというスクリプトは、うまく働いていないようでした。多くを詰め込み過ぎて、中途半端になってしまったという感じです。

私は双子が創ったAIのオーサー(author)が好きでした。ロボットのような機械的な声ではないアバターが可愛いかったです。だから、ここに貼る写真もオーサーにしておきます。

  

映画『スター・トレック BEYOND』

大好きなシリーズです。とは言っても、このシリーズの歴史は長いですが、私が本格的に見たのは、J・J・エイブラムスの『スタートレック』からです。

私が若い時、同僚にスタートレックファンの斎藤さんという人がいて、彼はこのシリーズが大好きで、大変リスペクトしていました。今、彼がどうしているかはわからないのですが、この新シリーズを見て喜んでいることは間違いないと思います。

 

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http://www.startrek-movie.jp/

今回の作品は、リブート版の第3弾です。クリス・パインのカーク船長、ザカリー・クイントのスポックがすっかり板についたという感じです。

 

今回は、かなり最初のほうから、クライマックのような迫力とめまぐるしい危機感で、私は強張って見ていました。なので、そのあとのスコット(サイモン・ペッグ)のコミカルなシーンに癒されことは言うまでもありません。

 

悪役を誰が演じているのか、最初はわかりませんでした。いかにも悪役という姿で登場します。顔はわからないけれど、どこか聞き覚えのある声、誰かしらと思っていたら、この1つ前に書いた『ルーサー』のイドリス・エルバだったんですね。悪役の持つ哀愁の表現が彼らしい。悪役ながら素晴らしかったです。

今回はアクションだけでなく、ドラマチックな脚本になっていました。信頼や友情といったものが色濃く描かれていて、クルーが家族になったようでした。

 

最初のスポックであるレナード・ニモイ、若くして事故で亡くなったアントン・イェルチンへの追悼で感傷的になりました。特にニモイを悼む演出には誰もが心打たれたのではないでしょうか。スタトレ新参者の私でさえ、ウルッときました。

また、アントン演じるチェコフにずいぶんとスポットが当たっていました。これはあとから編集し直したんでしょうか。作品の中では、元気で活躍していて感慨深かったです。

海外ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』シーズン4

先月米国のニュースで、ルーサーのシーズン4がNetflixで公開すると知り、楽しみにしていました。ところが、日本Netflixではいつまでたってもシーズン3までで、4は公開されませんでした。

それで、ネット検索してみるとAXNで10月に放送することがわかり、慌てて録画しました。S1は6話、S2とS3は4話なんですが、S4は2話構成になっています。エピソード数は少ないけれど、2年ぶりにルーサーが見れるだけでも幸せと思いましょう。以下ネタバレ含みます。 

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http://www.bbc.co.uk/programmes/b06srp3h

シーズン4は、ビルの屋上からロンドンを眺めているDCIジョン・ルーサー(イドリス・エルバ)のフラッシュバックで始まります。 そこには当時のパートナー、リプリーがいました。ルーサーはリプリーにこう尋ねます。「考えたことはないか?高いところから落ちたらどんな感じか」と。

そして私は、彼らが見下ろしている灰色の街でこれから起こるであろう事件を想像して手に汗握ってしまうのです。

 

現在、DCIテオ(ダレン・ボイド)とエマ(ローズ・レスリー)は、アリス・モーガン(ルース・ウィルソン)に関する情報を得るために、(自発的に)長期休暇を過ごしているルーサーのところに訪れます。そして、ルーサーは浸食に脅かされている沿岸の質素な平屋に、一人で暮らしていることがわかります。この小さな家で、 ルーサーは仕事もせず、アリスのことを考えていたのでしょうか。

ジョン・ルーサーを隠遁生活から引きずり出すことになったのは、アリスというよりむしろテオでした。彼がいなくなったことで、新しいパートナーと、連続殺人犯を追うことになります。

ルーサーは経験の少ない新パートナーに言います。「道を踏み外してはいかん。正攻法でいけば必ず犯人にたどり着ける」と警告します。そして、彼女に「絶対に」手を抜いてはいけないと命じます。

そして彼は、というと、至る所でルールを破り、情報提供者を手荒く扱い、襲撃者を殴って、赴くままの熱情で犯行現場に突入します。

 

そして彼はロンドンを大股で歩きます。そうでした。ルーサーとはそういう人でした。

 

殺人犯でソシオパスだけれども、視聴者から愛されたアリスは、今回は登場しませんでした。これはルース・ウィルソンが『アフェア 情事の行方』で成功したことがあるのかもしれません。

アリスは不在でも、最初のシーンだけでしたがリプリーがいて、局長とIT担当のシルバーも健在で、私は嬉しかったです。

海外ドラマ『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士 』

今月の上旬、NYへ娘と旅行してきました。久しぶりの海外旅行です。飛行時間が長いので、機内では(起きている時間は)ずっと映画や海外ドラマを観ていました。

海外ドラマはコメディが多く、『ビッグバンセオリー』や『ママと恋に落ちるまで』などを見ては笑いをこらえるのに必死でした。その中でも気に入って、帰国してから録画を始めたのは『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』、現在FOXでシーズン3を録画しています。

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http://www.fox.com/new-girl

同棲していた恋人の浮気現場を目撃し、急な引っ越しを迫られることになったアラサー女子のジェス。引っ越し先に選んだルームシェアのアパートで、ちょっとイケてない3人の独身男たちとおかしな共同生活がスタートし、やがて家族のような絆を築いていくというストーリーです。

私はシーズン1から見たわけではないのですが、途中から見ても全く問題ありません。ジェスのはじけっぷり、3人の男性のダメっぷりがいいです。ゲラゲラ笑いながら見ています。

 

NY旅行のことは別ブログに書きました。