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『あなたを抱きしめる日まで』

この映画は先月中旬に公開されていて見ようか迷っていたのですが、ようやくいつも行く近所の映画館で公開されたので、早速見て来ました。これもまた実話を映画化したものです。最近実話ベースの映画ばかりみているような気もします。(『LIFE!』とかもみているんですけれどもね)

本題は『フィロミナ』で、これは主人公の名前です。このままでも良かったかなとも思います。フィロミナは未婚のまま妊娠し、父親に強制的に修道院に収容させられます。そこで男の子を出産、子どもに会えるたった1時間を楽しみに、身を粉にして働いていたのですが、ある日子どもは養子に出されてしまいます。

BBCニュース10(と言っていたと思う)に出ていたけれど現在失職中のジャーナリストのマーティンと息子を捜し出す旅に出ます。と、ここまで映画のCMを見ていた私は、息子を見つけ感動のフィナーレとなると思い込んでいました。

しかし、現実は厳しいもので、見ている私も何ともいえない喪失感でいっぱいになりました。涙を誘うような大げさな演出は一切なく淡々とした物語が余計にそう感じさせるのかもしれません。フィロミナの誰も憎まない姿勢にも素直に感動しました。

フィロミナ役はジュディ・デンチ、あの007の上司役で有名ですが、今回はかわいらしい役でむしろこちらのほうが合っている感じがしました。そのくらい名演でした。マーティン役のスティーヴ・クーガンも良かったです。見にいって良かったです。 

 

あなたを抱きしめる日まで (集英社文庫)

あなたを抱きしめる日まで (集英社文庫)