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映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

待っていました。公開したその日の夜、見に行って来ました(つまりもう1週間が過ぎてしまいました)。先着プレゼントでカンバーバッチのポストカードをもらいました。ポストカードの写真は最後のほうの取調室のシーンだと思うのですが、白黒でカッコいいです。息子が公開3日目に見にいったときにはもうなかったそうです。

カンバーバッチ演ずるのは、アラン・チューリング。私は彼のことをコンピュータの基礎を作った人、ドイツの暗号を解いた人、ということくらいしか知りませんでした。ですので、映画そのものも非常に興味深かったです。

映画では刑事がチューリングを取り調べている場面から、フラッシュバックで過去へ遡り、主にブレッチリー・パークでの作業や人間関係に焦点が当てられていました。コンピュータの理論やその実現方法など難しいところはサラリと流し、彼の少年時代の感傷的なエピソード、複雑な性格が生む亀裂、婚約者となるジョーン(キーラ・ナイトレイ)との関係など、わかりやすく描かれていました。

驚くは彼が悩んだあげくに同性愛者であることを告白し、別の人と幸せになってほしいと言ったときのジョーンの態度、返答が素晴らしかった。エ、エライぞ(でも大丈夫なのか)と。この場面以外でのジョーンの発言というのはどれも、まったくその通り、と共感できるものばかりでした。最後までチューニングの良き理解者だったのも良かったです。

ある日ついに暗号の解読に成功するのですが、そこでおしまいではないんですね。技術だけで考えれば、発見して、おしまい、となりそうなんですけれど、実際に戦争が継続しているわけで、暗号が解けたことを敵国に悟られないように、情報を取捨選択していかなくてはならなかったのです。これは残酷なことですね。

 

さて、この写真を見てください。暗号エニグマを解読するチームの面々です。ザ・英国男子って感じでしょう。

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手前はアレン・リーチ、英ドラマ『ダウントン・アビー』のトム・ブランソンで有名になりました。ダウントンでは、より好感の持てるキャラクターです。少し太ったようにも感じましたが、どうなんでしょう。
その奥はマシュー・グードウディ・アレン『マッチポイント』で注目され、美しい男しか出てこないトム・フォードシングルマン』では主役ジョージ(コリン・ファース)のパートナー役が良かったですし、『イノセント・ガーデン』では怖いくらい美しかったです。というわけで、もっと活躍の場を広げてくれると思ってます。
そして、カンバーバッチ。性格に問題はあるけれど、そのセカイでは天才、という役が何と似合うこと。SHERLOCK効果もあって、すっかり刷り込まれてしまってます。とはいえ、全然違う役も見てみたいとも思います。