海外ドラマ Netflix 『DEREDEVIL』デアデビル

以前書いたAmazonプライムビデオで動画の手軽さを実感し、Netflixにも入会(といっても1ヶ月は無料なんですけれどもね)しました。見たことのないドラマがラインナップされていて、どれにしようと迷いましたが、Netflixオリジナル作品『DEREDEVIL』を視聴してみることにしました。

原作はマーベル・コミックで、2003年にはベン・アフレック主演で映画化もされたらしいです。私自身はマーベルのアメコミ映画で見たことがあるのは『スパイダーマン』や『スーパーマン』『キャプテン・アメリカ』くらいで、『X-MEN』や『アベンジャーズ』などはまだ見たことがありません。この『DEREDEVIL』の存在すら知りませんでした。もしかしてSF満載か、はたまたマーベルファン前提で進むストーリーか、などと最初は警戒(というほどでもないんですけど)していたのですが、そんなことは全くの杞憂でした。

主役はマット・マードック(チャーリー・コックス)、子どものときに合った事故のせいで盲目です。視力は奪われましたが、そのほかの感覚が超人的なレベルになりました。強いて言えばこの「超人的」という部分だけがコミックっぽい感じで、あとはかなりリアリティのある犯罪ドラマになっています。そしてどこまでもダークなトーンでドラマが展開されます。

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マットは弁護士で、学生時代のルームメイトで親友のフォギー・ネルソン(エルデン・ヘンソン)と事務所を立ち上げます。開業して最初の依頼主となったカレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)が、後に事務所のスタッフに加わります。そして、この3人が絶妙なバランスをとりながら物語を引っ張ります。

マットは昼間は弁護士として働いていますが、夜になると覆面姿で近隣で起こる犯罪を監視し、犯罪者と戦っているという設定です。タイトルのイメージにある赤いコスチュームはシーズン1では最後の最後に登場するだけで、それまでは通販で買ったという黒い服に黒い覆面というシンプルなスタイルでの格闘シーンが続きます。

私がこれまで見たアクションドラマの中でも、その格闘シーンは最高ではないでしょうか。無駄なクローズアップのカットやスローモーションは使わず、つなぎ目のない長回しのシーン、身体同士がぶつかりあい、息遣いまでが真に迫ってくるような感覚です。

マットは決して無敵ではありません。リアルな格闘のシーケンスで容赦なく痛めつけらるデアデビルは美しくもあります。超人的な男というよりはむしろ悩み苦しむ普通の男マットに引き寄せられます。マットは戦うとすごいんですが、童顔なので、そのギャップも楽めます。彼の顔がクローズアップされるとき、一瞬時がとまっているのようなシーンがあり、このときはマットにしか聴こえない情報を取得しているのがわかります。

シリーズを通してマットが戦う相手は、ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)、あの『LAW & ORDER:CI』のゴーレン刑事だと気づくのに時間がかかりました。禿頭の巨漢で、改めてその大きさに驚いてしまいました。映画とは異なり、時間の制約にとらわれないおかげで、マットもフィスクもその生い立ち、過去がかなり丁寧に描かれています。意外なことに、マットとフィスクに類似点を見つけることもできます。

今までヒーローものドラマに挫折してきた私ですが、このドラマは大のお気に入りになりました。早くもシーズン2が今から楽しみでなりません。音楽もいいです。

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