映画『ブラック・スキャンダル』

ジョニー・デップが実在の凶悪犯ジェームズ・”ホワイティ”・バルジャーを演じた映画です。舞台は1970年代のサウス・ボストン、FBI捜査官コナリーはアイルランド系マフィアのボスであるホワイティに、共通の敵であるイタリア系マフィアを協力して排除しようと持ちかけます。コナリーに情報を提供することでホワイティは法の網をかいくぐって絶大な権力を握るようになり、ボストンで最も危険なギャングへとのし上がっていきます。


実話に忠実であろうとしたためか、物語は時系列に沿って淡々と進みます。ジョニー・デップが薄毛オールバックに革ジャン姿で冷酷なギャングを演じていて、その感情を押し殺した演技のせいなのかどうかわかりませんが、ついウトウトしてしまいました。私としたことが何たることー途中からは頑張って見ました。ベネディクト・カンバーバッチが登場すると、画面が引き締まるように思うのは、私がファンだからかもしれませんが、その存在感は秀逸でした。

f:id:misasa104:20160207165158p:plain

ホワイティは生まれながらの犯罪者ということで横においておくとして、FBI捜査官コナリーの堕ちっぷりに憤りを感じました。新しく就任した連邦検察官(コリー・ストール)におべんちゃらを言う姿に怒り心頭し、すっかり目が覚めました。そして彼のやり方に疑問を抱くFBI主任捜査官(ケビン・ベーコン)はやはり素敵でした。

脇を固めている役者が豪華で、テレビドラマで印象的だった俳優も多数出ています。コナリーのGF役や、ホワイティの手下もしかり。彼らを見つけて嬉しくなる以外では、なかなか楽しめませんでした。感動を強いるような音楽にも疑問が浮かんでしまったくらいです。疲れていたせいかもしれませんが。