海外ドラマ Netflix 『DEREDEVIL』デアデビル シーズン2
特別マーベルのファンというわけではないのですが、シーズン1が意外に面白かったので、シーズン2も見ました。以下、ネタバレ含みます。
今シーズンのスタートは、いきなりテンションが上がりました。その人は登場せずとも、戦っている様子の影、パンチの音、ノックアウトされた悪人が飛び出してくる描写で、マットが秘密裏に活動を続けていることがわかります。
今シーズンはマットの恋愛絡みのエピソードにまぁまぁ時間が割かれます。出会いのときから想像していた通り、クレアとの距離が縮まります。1stシーズンで、クレアがフォギーと仲良くしながらも、マットに惹かれているのは明らかでした。
とはいえ、3人しかいない事務所の所内恋愛ってなかなかハードだろうと思っていたら、マットの元彼女エレクトラが登場。二人で、お互いの身体に出来た傷痕を見せ合って、「この傷が出来たときは大変だったよ」なんて言っているのを微笑ましい気持ちで見ていました。マットがこんな風に素直に話せる相手は、エレクトラ以外にはいないでしょう。
でも、ですね、エレクトラのエピソードが進むと、徐々によくわからないことが多くなっていきました。エレクトラの過去、スティックとの関係など説明めいたスクリプトが続き、「ブラックスカイ」のあたりにきてついに降参しかけました。リアルものだと思って見ていたのに、いきなりファンタジーっぽくなってきたからです。
エレクトラ以外にも、今シーズンに新登場したのはパニッシャーことフランク。懐かしい「ウォーキング・デッド」のあの人(ジョン・バーンサル)で、癖のある役が似合います。フランクについては、ただの悪人として描かれていなかったのが良かったです。むしろ人間らしいともいえる彼の存在は、今後どんな風に絡んでくるのかが気になるところです。
また、パニッシャーが主役のスピンオフ作品が作られるとか、作られないとか。強烈なキャラクターなので、人気があるのもうなずけます。マーベル・ファンもたくさんいるでしょうし。
今シーズンは、敵の日本人(忍者ですよ)が続々登場したり、わかりにくいところもあって、私にとっては少々ハードルが高くなってしまったんですが、それでも応援したいと思っています。
なぜなら、マットほどの無自覚のヒーローって、なかなかいないと思うからです。エキセントリックでもスタイリッシュでもない、ただ自分の気持ちに素直で、闘ったあとには悩んだり反省したりするデアデビルを見たいと思います。
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少し前に初来日したチャーリー・コックスのインタビューが以下に載っています。読んだらますます好きになりました。何てクレバーな人なんでしょう。
コラム:『Marvel デアデビル』チャーリー・コックス直撃インタビュー | 海外ドラマNAVI