海外ドラマ『クリミナル・マインド10 FBI行動分析課』
WOWOWのベルト放送を見ていました。クリミナル・マインドはもうシーズン10なんですね。2桁までいくとは思っていませんでした。こんなに長く続いたとは素晴らしいです。以下ネタバレ含みます。
http://www.cbs.com/shows/criminal_minds/
今シーズンから、新しく配属されたのはケイト(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)。彼女はクリマイと同じCBS系列のドラマ『ゴースト』で主人公を演じていた人です。そのときはとても華奢なイメージだったんですが、久しぶりに見たら、かなり貫禄がついたようでした。実際、彼女は妊娠していたんですね。
ファースト・エピソードを通して彼女はタフで優秀な刑事ということがわかりました。が、BAUに入るには、もっと専門知識が必要なのかと思っていました。とはいえ、ホッチの面接に受かればOKなのでしょう。
彼女はすぐに他のメンバーに溶け込んだようでした。BAUのメンバーになったからといって、急に心理学や犯罪学の権威のようにはならず、自然体で捜査に参加していたのが好印象でした。
事件そのものは、あまり記憶に残るようなものはなかったんですけれど、今シーズンは誘拐が多かったような気がします。ドラマ『FBI失踪者を追え』(これもCBS)かと思ってしまったくらいです。また、テロ犯罪のような事件を担当したときには、BAUの守備範囲の広さ(とも言います)に驚かされました。
特筆するとしたら、ギデオンが亡くなるエピソードでしょうか。といっても、マンディ・パティンキンは登場するはずもなく、ロッシとギデオンの若かりし日のフラッシュ・バックのシーンがあっただけなんですが。ロッシの若いときが、少々イケメン過ぎです。そして、パティンキンはこの放送を見ていない方に一票。
それから、クリマイのスピンオフ『Beyond Borders』とコラボするエピソードもありました。このへんは『特命捜査班レッドセル』と同じで、まずは本家にご挨拶がてら、登場するという感じでしょうか。
フィナーレのメインは、今シーズンだけでいなくなるラヴ・ヒューイットです。彼女の姪メグに焦点が当たります。ここにくるまで2,3の伏線がありました。扇情的な流れでしたが、私にはうまく働きませんでした。
捜査官であるケイトは常日頃から、危険にさらされたときの対処をメグに言い聞かせていたという設定です。そんな彼女の教訓が功を奏し、メグは無事に逃げ延びることができます。が、それ以前に「ネット上のウソ」や「知らない人のクルマには乗らない」という基本事項は教えなかったのか、突っ込みを入れたくなります。
クリマイは、リアルな犯罪ドラマですが、ガルシアのハッキングだけはSFだなと思って見ています。電源さえ入れればどんなPCでもリモート接続できるし、あらゆるデータベースに簡単にアクセスできてしまうんですもの。キャラクタとしては、好きですけれど。
ネガティブな感想も書いてしまいましたが、私はれっきとしたクリマイ・ファンなので、期待度が高いのだと思います。最後にJJの妊娠(リアルで)もわかりましたし、次シーズンでは重要なメンバーについてのスポイラーアラートも聞いてしまっています。どうなるんでしょう?なんとこの秋にWOWOWで放送予定です。
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