misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ Netflix『ナルコス』シーズン2

やっと、やっと終わったーという感じです。ストーリーをシーズン2まで引っ張ったことでつまらなくなるのでは?と心配していたのですが、そうはなりませんでした。充分エキサイティングな内容だったと思います。

以下、少々ネタバレ含みます。 

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https://www.netflix.com/jp/title/80025172

今シーズンもまた、スティーヴ・マーフィー(ボイド・ホルブルック)の冷めたナレーションは続きます。


マーフィーと仕事のパートナー、ハビエル(ペドロ・パスカル)は、固い結束がありましたが、少しずつずれが生じてきているようでした。長い間耐えてきたマーフィーの妻コニーは、アメリカへ戻っています。

マーフィーから離れていったのは、コニーだけではありませんでした。ハビエルは、エスコパールがなかなか捕まらないことに業を煮やし、LosPepes(エスコパールの追い落としを目的とした闇グループ)に協力したいという欲求が強くなってゆきます。そして密かに一人行動に移すことに。

このことは後に道徳的なジレンマを生み出すことになるのですがー。もともと、ハビエルの放蕩的ライフスタイルは、マーフィーとは一線を画していたようにも思います。


そして、ヴァグネル・モウラの演じるエスコパールは、プレッピー風のセーターに身を包み、優しい夫や父親の顔を見せるその一方で、偽善的で傲慢なシニシズムを持ち、残忍な行いを繰り返します。それは情け容赦のないものでした。

 

実はあまり期待しないで見ていたのですが、結局シーズン1同様、嵌ってしまいました。ドラマとしては非常に面白かったです。しかし、エピソード中に散在する色褪せたリアルなニュース映像が、これは完全なフィクションではないと訴えます。


冒頭、やっと終わった、と書いたんですけれど、シーズン3と4が制作されるらしいですね。次はカリ・カルテルを追うことになるのでしょうか。

 

http://www.tvgroove.com/special/article/ctg/225/tid/829.html

主演の二人ペドロ・パスカルとボイド・ホルブルックのインタビューが掲載されています。かれらは、自分たちが演じている人物たちと実際に会い、今でも連絡を取り合っていると書いてあります。彼らの俳優としての真摯な姿勢がうかがえます。

 

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