海外ドラマ WOWOW『ザ・ミッシング~囚われた少女~』

WOWOWプレミアで放送されたばかりです。土日に4話ずつ、計8話のドラマを一気に見ました。昨年放送された『ザ・ミッシング~消えた少年 ~』に続くシリーズです。以前、シーズン2が制作されると聞き、どんな展開になるのか気になっていました。

といっても、こちらは、その「消えた少年」の行方を追うものではなく、全く別の家族の話です。前シーズンから引き続き登場したのは、フランス人の元警部ジュリアン・バティストと妻セリアのみ。セリアが前作で起きたことについて、少しだけ触れるシーンがありました。(が、前作を知らなくても楽しめます。)

行方不明になった娘アリスの父親をデヴィッド・モリッシー(『ウォーキング・デッド』のガバナー)、母親をキーリー・ホーズ(『MI-5 英国機密諜報部』)が演じています。どちらもさすがベテランという貫禄で、そのパフォーマンスは高いです。以下ネタバレ含みます。

 

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http://www.bbc.co.uk/programmes/b07zhfsb

ストーリーはかなり複雑です。 まずロケーションなんですが、BBC制作ということで、イギリスが舞台かと思いきや、主人公の夫妻が住んでいるのは、ドイツ・エックハウゼンにある英国軍駐留基地なんですね。そういえば、前作もイギリスが舞台ではありませんでした。そして、今回はさらに、ロケ地がイラク、スイスへと広がります。

 

ドラマの冒頭に、行方不明になる直前のアリスが描かれます。それが2003年。そして、アリスが誘拐犯から逃亡し、瀕死の状態で発見されるのが2014年です。このとき既に11年が経過していました。

アリスが見つかった2014年とその翌年の2015年、そして現在と時間軸が交錯して物語は進みます。ですので、視聴者が過去シーンなのか現在なのかすぐにわかるよう、主要人物たちに変化を持たせています。(これがなかったら、混乱したことでしょうね。)

まず犯人を追うジュリアンは、白髪と髭を生やした2014年から、現在は髭を剃り、頭もスキンヘッドに。アリスの父は、2014年にアリスを救うために負った火傷が顔の半分に残っています。そして母のヘアスタイルはロングから、ボブへと変化します。

  

各話、少しずつ新事実が浮かび上がります。次に続く伏線の張り方が良くできていて、次回まで待ちきれなくなることでしょう。(なので、連続で見てしまったんですけれどもね。)

私はこのドラマに集中するあまり、実際に鳥肌が立った瞬間が2回ありました。それは、事件を捜査しているストーン准将(これが『新米刑事モース』のサーズディ役のロジャー・アラムなんです、声優は同じ方?)がアリスに童話を例にとって聞かせるシーンがあるのですが、その話しがどこに向っているのか、何を示唆しているのかがわかったとき、そしてもう一つは、犯人が逃走中に買ったシンバルモンキー(シンバルを叩くサルのぬいぐるみ)が、誰のためのものだったかを知ったときです。

正確には、そのぬいぐるみは購入したものではなさそうです。彼は店に入る直前、財布を忘れたことに気付きます。ポケットを叩いて確認しているところで、そのシーンは終了するのですが、さて、どうやってぬいぐるみを手に入れたのでしょう。彼はモンスター・ドリルですよ。彼が店主にしたことは明白でしょう。

 

前シーズンは、視聴者が期待した結果にはならず、父親の声にならない悲痛な叫びだけが残りました。 リアリティのある終わり方ともとれますが、どこか不完全燃焼でいつまでも尾を引きました。

が、今作は最終エピソードでカタルシスを感じることができました。それもリアリティを持って。ずっと謎だったものが、やがて一本の線へと繋がって、胸にストンと落ちました。

最後はジュリアンのオペシーンでした。手術が成功し、再び彼を見れる日が来るかもしれません。 シーズン3、あると思いますか?

 

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