misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ BBC『ライン・オブ・デューティ/Line of Duty 』

このドラマ、、実をいうとかなり前に一話目を見てそのままになっていました。メインキャラがレニー・ジェームズで、これがウォーキング・デッドモーガンにしか見えなくて・・。しかし、時を経て再度見始めたら、これがドハマリしてしまいました。

ロンドン旅行に行く前に見ていたのですが、旅行の準備もせずにNetflixでシーズン1から4まで立て続けに見ました。シーズンが進むほど面白くなり、中毒のように見ていました。そして、私のお気に入りリストの上位にランクインしました。

以下、少々ネタバレ含みます。

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BBC One - Line of Duty

このシリーズ(以下LoD)は、スティーブ・アーノット巡査部長(マーティン・コムストン)、ケイト・フレミング巡査(ヴィッキー・マクルーア)、そしてテッド・ヘイスティングス警視(エイドリアン・ダンバー)で構成される、警察内の汚職を明らかにする不正防止ユニットAC-12の物語です。

私が今までに見た警察ドラマでも、内部監察が出てくるものは結構ありました。当然、どれも身内である警察官から忌み嫌われていました。AC-12もしかり。なので、なかなかこのチームに入りたいと思う人はいないですよね。実際、エリートコースに乗っていたアーノットがなぜAC-12に所属するようになったか、そのいきさつがシリーズの最初で描かれています。

どこか負け犬感漂う、後ろ暗い仕事だったりするわけですが、そういった負のイメージも最初のうちだけ。LoDを見ているうちに、いつしか彼らを応援し、ときに叱咤し、気がつけばこのショーにどっぷり浸かってしまうと思います。

 

LoDは1シーズンごとに新しい人物が投入されます。彼らこそ、シーズンのメインキャラクターです。最初はトニー・ゲイツ警部レニー・ジェームズ、それに続いてリンゼイ・デントン警部補(キーリー・ホーズ)、その後は、ダニエル・メイズがダニー・ウォルドロン巡査部長、続くシーズン4ではロズ・ハントリー警部(タンディ•ニュートンがAC-12の捜査対象となります。

 

タンディ•ニュートンブリティッシュ・エアウェイズの機内安全ビデオにも出演していました。また、HBOの『ウエスト・ワールド』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされていましたね。

キーリー・ホーズは言わずもがな、その集中力のある演技は素晴らしいものです。ダニエル・メイズは映画中心で活躍している実力派俳優です。ロンドン旅行中、たまたまテレビでやっていた『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』を見ていたら、LoDとはまったく違う役どころで出ているダニエル・メイズを発見し、思わず娘と顔を見合わせて笑ってしまいました。


このドラマの特徴と言ってもいいと思うんですが、登場人物は1つのシーズンに縛られたりしません。デントンはS2の捜査対象者でしたが、S3ではS2から実際の年月が経過した姿がリアルに描かれています。私は、S3でデントンが再登場したときにはかなり驚きました。

シーズンごとのメイン・プロットとシリーズを通して連続するプロットが巧妙にパッチワークのように繋がっていて、どれも見逃せません。

ですので、シーズンを途中から見るのはおすすめできません。1からシーケンシャルに見たほうがいいです。ありがたいことに、Netflixでは最初からシーズン4まで連続で視聴可能です。

私はこのドラマに集中するあまり、同じ人を憎んだり同情したり、信じたいけれど疑ってみたり、最悪のことを想像して手に汗握ったり、感情の振り子が大きく揺さぶられました。

このドラマの最大の見せ場は、事件現場ではなく、激しい攻防戦が繰り広げられるインタビュー・ルームです。タブレットでページをめくることに、これほど真剣に見入ってしまうとは思いもよらなかったです。身内をインタビューするので、AC-12のメンバーで質問できるのは容疑者よりも階級が1つ以上上というルールも、リアルで面白いです。

 

LoDを見ているとき、私は特にヘイスティング警視に注目していました。初めはそうでもなかったんですけれど、夫として、チームのリーダーとして、彼の真摯な姿に心打たれました。スティーブとケイトのメンターに相応しい人です。

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しかしですね。あの「H」問題のことが気になってしまいます。「H」とは 犯罪組織と悪徳警官を結ぶネットワークのボスのイニシャルで、ヒルトン警視長とヘイスティング警視は、お互いを「H」だと非難する場面があります。フリーメイソンのこともあり、私はイヤーな予感がしました。

ヒルトンが死んでしまった今、彼が果たしてほんとうに「H」だったかどうかは、謎に包まれたままです。そもそも彼は自殺だったでしょうか。上流階級の逃亡は、ありがちといえばそうなんですけれど、おそらく殺されたのではないかと。

だから、今後の展開がとても気になります。間違ってもヘイスティングは「H」ではありませんように。

それから、気になっていているのが、マニート。AC-12の知性派ヒロインとして、信頼できる人です。夜にオフィスに来るよう頼まれたマニートは、子どもを抱っこしながら仕事をこなし、ヘイスティングから感謝されていたのが印象に残っています。

そのマニートがヒルトンにAC-12のインサイダー情報を渡していたのですから、驚きました。彼女はヒルトンに何か弱みを握られていたのだと思います。彼女は逃げるように早めに産休をとり、その後については不明です。ヒルトンがいなくなった今、無事に産休から復帰してほしいです。

 

娘はスティーブに対し「なぜモテるのかわからん」とつぶやいていました。いや、かわいいと思うけどなぁ。次シーズンが待ち遠しいです。