misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ『イン・ザ・ダーク』そして『アブセンシア』の苦悩する男たち

BBC作のUKドラマ『イン・ザ・ダーク』と、アメドラ『アブセンシア』は、両方ともフーダニット型のミニシリーズです。主人公はどちらも女刑事、そして、パートナーの男性は苦悩します。

 

イン・ザ・ダーク In The Dark 

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BBC One - In the Dark

スパドラで見ました。上の写真を見て、この女性が誰だかわかった人は、「リッパー・ストリート」ファンではないでしょうか。スェーデン出身のマイアンナ・パーリングです。

全4話、2話で1つの話しになっています。英ベストセラー作家マーク・ビリンガムの小説が原作です。すっかり忘れていたんですけれど、ドラマ『刑事トム・ソーン』もビリンガムでしたね。

さて、『イン・ザ・ダーク』の主人公はマンチェスターの刑事ヘレン、同僚で恋人のポールと暮らしています。最初のエピソードで、ヘレンは妊娠したことをポールに打ち明けます。ポールは心から喜び、幸せオーラが全開しているようでした。

そんなとき、ヘレンの故郷で連続少女誘拐事件が起きます。その容疑者が、ヘレンの親友リンダの夫だったことから、リンダの力になろうと帰郷します。しかし、そこにはヘレンが忘れたくても忘れられない過去がありました。

妊娠中の恋人を心配してついて来たポールは、ヘレンの異変に気づきます。ついにヘレンが暗い過去を打ち明けたとき、彼はヘレンを温かく抱きしめます。

しかし、後にヘレンがお腹の子の父親がポールなのか浮気相手(これまたイケメンの同僚なんですが)なのか、わからないと打ち明けたときには、彼は平常心ではいられなくなります。ショックと怒りでヘレンを拒絶します。

私は「ポール、どうする?」という気持ちでこのドラマを見ていました。3話目では、ヘレンは臨月に入っています。大きなお腹を抱えたヘレンは、ポールとの暮らしを続けていました。

ポールは、目の前にいる恋人を無条件に愛したいと思いますが、子どものことを考えると複雑な心境になります(当然ですわね)。彼は一層仕事にも励み、子どもをどうするか決意したように見えました。

 

ドラマでは、生まれた赤ちゃん(お腹の大きさから双子かと思いましたが、実際には一人だった)の父親は明かされませんでした。シーズン2はあるのでしょうか。

 

 

アブセンシア Absentia

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https://www.absentia.tv/

もともとは3月にWOWOWで放送していたみたいなんですけれど、見逃していました。最近再放送をしていたので、録画しました。こちらは全部で10話、全編通して暗いでーす。

私は見たことがないんですが、人気ドラマ『キャッスル』のスター、ケイト・ベケットが主演です。そして、さすがはアメドラ、シュッとした俳優たちがキャスティング(というと、UKドラマはそうじゃないみたいですが)されています。

FBI捜査官エミリーは連続殺人事件の捜査中に失踪、その6年後に瀕死の状態で発見されます。6年というのは長いです。その間に、同じくFBI捜査官である夫ニックは、別の女性と結婚し、8才に成長した息子フリンは実母のことは忘れ、新しいママに懐いています。

ニックは新旧の妻たちの間で苦悩します。もちろん、エミリーも新しい妻もそれぞれの立場で苦しみます。私は「ニック、どうする?」という気持ちだけでこのドラマを見ていました。ニックはこのとんでもない状況に、なんとか対処しようと努力しているようでした。が、途中からは何を血迷ったか、間違った犯人を追うようになります。

そうなると、ニックに同情を寄せていた視聴者はもはや彼の味方ではいられなくなります。そんな視聴者を代弁するように、エミリーの父親が歯に衣着せぬ言葉でニックを責めます。

私は物語半ばに仕掛けられたミスリードにもうまく乗れず、ドラマがまぁまぁ長く感じられました。それにね、なんといっても、現実離れしていてねー。拉致後、6年も生かしておいて、そのあと開放します?

もし次シーズンがあるとすると、ニックには今の妻との間に子どもが生まれ、エミリーには新恋人ができて(あのボストン警察の刑事では少々力不足でしょうか)、FBI捜査官としてバリバリ仕事をしているというのはどうでしょうか。誘拐時のフラッシュバック・シーンはなしで。