misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ Hulu『トンネル -復讐の執行人』

この「トンネル」は、世界的にヒットしたデンマーク&スウェーデンのドラマ「THE BRIDGE/ブリッジ」(現在スパドラでS4を放送中)を英仏でリメイクしたものです。リメイクはアメリカ&メキシコでもされています。 

さて、こちら「復讐の執行人」はシリーズ第3弾でもあり最終章でもあります。このシリーズを未見のわたしは、先にS1とS2を見たいと思ったんですが、Huluでは放送が終了していました。ちなみにS1のサブタイトルは「国境に落ちた血」、S2は「サボタージュ」で、各エピソード数は10、8、6となっています。

以下、犯人には触れていませんが、ストーリのネタバレはあります。

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トンネル -復讐の執行人| Hulu(フールー)

S1ではオリジナル版の"橋"が英仏をつなぐドーバー海峡"トンネル"に替わっただけで、ストーリーラインはコピーされていたようです。そして、コンビを組むのはイギリスのベテラン刑事カール(スティーヴン・ディレイン)とフランスの女刑事エリーズ (クレマンス・ポエジー)。

前シーズンを見ていなくても、二人の関係がどんなものなのかが想像できてしまうのは、「ブリッジ」を知っているからでしょうか。

 

イギリス海峡沖でフランスの漁師船で火災が発生し、そこには子どもがいた痕跡が残されていました。同じ頃、英仏海峡トンネルでは、何者かによって大量のネズミが故意に放出され、フランス人のメンテ作業員が襲われます。 

さらに、英国の中産階級の家から3人の子どもが消える事件が起きます。その後、3人は帰ってきたと思われましたが、行方不明の子どもたちのベッドで眠っていたのは、全く知らない難民の子らでした。

 

今シーズンは他のヨーロピアン・ドラマで定番になりつつある難民・移民問題がテーマの一つになっています。まだ先は長いと思って見ていたら、いきなり危機的状況になり、カールは到底不可能な選択を強いられることになります。ちょっと驚きの結末です。

 

最近、アマゾンでたまたま見たフランス映画『あしたは最高のはじまり』でクレマンス・ポエジーを見つけました。可愛らしい女性ですが、このドラマではそれを封印し、人間付き合いが苦手で不器用な役をこなしていました。「ブリッジ」のサーガほど変わった人というイメージはありませんでしたが、それがまた良かったように思います。 

そもそも、このドラマを見ようと思ったのは、英ドラマという以外にスティーヴン・ディレインを見たかったから。彼は『ゲーム・オブ・スローンズ』でスタニス・バラシオン役を演じていた人です。良くも悪くも、強く印象に残るキャラでした。後のインタビューで、彼はスタニス役を演じたことを後悔したと言っているんですね。まぁ、わかるような気もしますが、海外での知名度はあがったのではないでしょうか。

 

来月はまた娘と旅行に行く予定を立てているので、今はそちらの下調べをしなくちゃと思っています。とは言っても、たいしたことはしないんですけれどもね。9月に休みをとるため、8月は休まず仕事です。お盆は通勤電車がすいていて良いですね。