misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

2019年海外ドラマ、映画、海外ミステリー小説 ベスト10

気が付けばもう年末ですねー。右手がマウス腱鞘炎で痛く、PCに向かう気になれなかったんですけれど、今年最後に、2019年マイベスト10を書きたいと思います。

海外ドラマベスト10



1.『ライン・オブ・デューティ / Line Of Duty』シーズン5
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待ちに待ったLoD、今シーズンも多いに楽しんだ。ドラマの音楽をきいただけでもワクワク感がとまらない。S1から続くH疑惑もひとまずは決着か。今シーズンに新しく登場したキャラのキャスティングも完璧。特にスティーブン・グラハムが秀逸で存在感をくまなく発揮している。彼の新作ドラマ『The Virtues』が今から楽しみ。

2.『マインドハンター / Mind Hunter』シーズン2
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こちらも私のお気に入りドラマの第2弾。今シーズンはホールデンの(いろんな意味で)天然さがさく裂。そんな彼を周りの大人たちがサポートすることに。アメリカで起きた「アトランタ児童殺人事件」をベースにしたストーリーが展開されるのだが、ホールデンがこの事件に関わることになるきっかけになったエピソードがまたいい。

3.『アンビリーバブル たった1つの真実 / Unbelievable』
実話ベースの女性刑事のバディもの。勤勉で優秀な等身大の女性を描いていて好感度大。キャスティングがもろ好みでベスト3に。

4.『チェルノブイリ / Chernobyl』
誰もが知っている大惨事のドラマ化。事件が起きたとき、人々はどうしていたのか。今まで知らなかった事実が明らかになる。綿密な取材に基づいて一部始終を描き上げたという。圧倒的な緊迫感が伝わり、ひとときも目が離せない。

5.『ヒューマンズ / Humans』 シーズン3
まさか今シーズンで終わるとは知らずに見ていたので、最後の展開には驚かされた。もっと続けてほしかった気もするが、ここで終えるのが正解なのかも。

6.シカゴ・シリーズ
『シカゴ・ファイア』シーズン6、『シカゴ P.D.』シーズン5、そして今NHKで放送中の『シカゴ・メッド』シーズン2を視聴中。ディック・ウルフの元、シリーズは順調なよう。P.D.がどこに進もうとしているのかが気になる。

7.『ホットゾーン』
ベストセラーの同タイトルのノンフィクション本をドラマ化したもの。ジュリアナ・マーグリーズが主演。エボラウイルスが疑われる事件で、人間への感染を防ぐべく奮闘する様子が描かれる。緊張感溢れるストーリーに引き込まれた。

8.『レジデント 型破りな天才研修医』シーズン2
自閉症の青年が医者になり困難を克服してゆくもの、ガンを患うも病院の改革にまい進するものなど、今年見た医療ドラマは5本。その中でこのドラマが良かった。メインキャラのレジデントと看護師は絵に描いたような美男・美女で二人がイチャつくシーンが毎回挿入されるあたりがいかにもB級っぽいけれど、他の医師たちのキャラが魅力的。前シーズンより面白くなってきたのものいい。

9.『True Detictive』シーズン3
シーズン1で高評価されたものの、シーズン2で酷評を受けたこのシリーズ。シーズン3は一体どうなることやら、と思って見てみた。だいぶ、S2の責めが堪えたとみえる。S3はS1路線に戻ったようだ。事件の結末も良かった。

10.『Unit 42: ブリュッセル サイバー犯罪対策課』
ブリュッセルのドラマということで物珍しさが手伝って見始めた。妻を亡くした刑事が率いることになったサイバー犯罪対策課の活躍を描く。閉鎖になったオフィスビルに住んでいる元ハッカーのビリーの過去が気になる。次シーズンも見たい。


映画ベスト10



公開されたものだけでなく、Amazonで見たものも含まれているので、公開日が今年でないものも含まれています。

1.『イエスタデイ』
イギリスのファンタジー・コメディ映画。最初から最後まで全部が楽しい。当たり前だけど、やっぱりビートルズは良い。映画を観ながら、彼らの曲をよく聴いた学生時代のことを思い出し、ノスタルジックに酔いしれた。

2.『ジョーカー』
ホアキン・フェニックスは怪物だと思っていたけれど、やはりそうであった。うーん、すごい!とにかく凄すぎて怖い。もう2度と見れないと思う。

3.『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
エイミー・シューマー主演のコメディ映画。ある日頭をぶつけで鏡を見ると自分が絶世の美女に変身していた(と見えていたのは自分だけ)。彼女は自信に満ち溢れ、公私ともに成功していく。夜に娘と見て、爆笑し過ぎて眠れなくなるいう、、日中の視聴がおすすめ。

4.『蜘蛛の巣を払う女
前作のルーニー・マーラーのインパクトが強かったせいもあり、クレア・フォイのリスベット・サランデルはどうかなと思う。それでも、サスペンス映画としてはいい出来栄えで楽しめた。原作がぎゅっと濃縮されていて良かった。

5.『彼が愛したケーキ職人』

彼が愛したケーキ職人(字幕版)

彼が愛したケーキ職人(字幕版)

  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: Prime Video
ベルリンでカフェを営むトーマスは、たびたびイスラエルから出張でやってくる客オーレンと急接近する。しかし、ある時から連絡が途絶えてしまう。オーレンはエルサレムで事故に遭い亡くなっていたのだ。トーマスは彼の故郷へ向かい、オーレンの妻が営むカフェを手伝うようになる。いつまでも余韻が残った作品。

6.『誰のせいでもない』

誰のせいでもない(字幕版)

誰のせいでもない(字幕版)

  • 発売日: 2017/06/02
  • メディア: Prime Video
ジェームズ・フランコの魅力が存分に堪能できる映画。途中でシャルロット・ゲンズブールが登場すると、もしかして主人公と特別な関係を持ってしまうのでは?なんて思ってしまうがそうはならないので安心して。物語は意外にも淡々と進み、温かい気持ちになれる。

7.『心と体と』

心と体と(字幕版)

心と体と(字幕版)

  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: Prime Video
2017年のベルリンで金熊を受賞したハンガリー映画。食肉処理場に代理職員として赴任してきたマーリアはASDで他人とコミュニケーションがうまくできない。職場でのある事件がきっかけとなり、年上の上司と同じ夢(寝ているときに見る「夢」のほう)を見ていることを知り、二人は急接近する。映像の切り取り方が時にヒリヒリする。

8.『ラブレス
ロシア映画。離婚協議中の両親はどちらも12歳になる一人息子を引き取りたくないという。両親の口論の聞いていたアレクセイはあくる朝、行方不明になってしまう。見終わったあとのやるせない気持ちがいつまでも続く。

9.『マイ・プレシャス・リスト

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Prime Video
ハーバード大学飛び級で卒業した天才だが、友達も仕事も持たず、読書ばかりしているキャリー。見かねたセラピストが6つの課題を出すと、それをクリアしようと奮闘する。キャリーが住むアパートのインテリアや服装が可愛いので、それだけ見ていても楽しい。

10.『アマンダと僕』
フランスのヒューマン・ドラマ。パリに暮らす24歳のダヴィッドは、突然の悲劇で姉を失う。そして、姉の7歳になる娘アマンダの親代わりという重荷を背負うことになる。二人で見に行ったウィンブルドンのシーンが印象深い。


海外ミステリー小説ベスト10



1.『テーマは殺人事件』アンソニーホロヴィッツ これはもうダントツで面白かった。ホロヴィッツ節に何度も唸ったり笑ったりした。苦行の通勤時間もこの本のおかげで楽しみになったほど。最後にはすべての伏線が回収されてすっきり。海外ドラマの話題も多いので、ドラマファンの人も読んでみて。この凸凹コンビはシリーズ化するらしいので、今から楽しみ。

2.『レパード 闇にひそむ獣』ジョー・ネスボ

久々のハリー・ホーレのシリーズを満喫した。実はシリーズとは気づかずに手にとったのだが、読みながら徐々にハリーの過去を思い出し、上巻が読み終えるころにはページをめくる手が止まらくなった。さすがネスボ。

3.『カッティング・エッジ』ジェフリー ディーヴァー
科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ。このシリーズは必ず買うことにしている。最近のシリーズではベストではないだろうか。いよいよドラマになるということで楽しみ。ライム演ずるのはラッセル・ホーンズビー(『グリム』のハンク)らしい。その他のお馴染みの登場人物が誰なのか気になるところ。

4.『償いの雪が降る』アレン・エスケンス
大学生のジョーは授業の課題で、介護施設にいる末期がん患者のカールの伝記を書くことにする。彼は30年前に少女暴行殺人で有罪となったが、、ジョーはそのことに疑いと持つようになる。ミステリーには珍しく(?)読んだあと温かい気持ちになれる。

5.『名探偵の密室 』 クリス マクジョージ
閉じこめられた探偵が、密室の中にいる5人の中から犯人を当てろと言われる。面白いシチュエーションでの犯人捜しが始まる。

6.『拳銃使いの少女』ジョーダン ハーパー
アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)新人賞受賞作品。本を読んでいるけれど、まるでドラマを見ているような錯覚を覚える。と思ったら、映画化が決まっているのだとか。納得。

7.『アイル・ビー・ゴーン』エイドリアン マッキンティ
本編もよいのだが、島田荘司による後書き(解説)がまた面白い。

8.『死者の国』ジャン=クリストフ グランジ
ポケミスだけど、ずっしり重い、そして長い。猟奇的で陰惨な事件を調査するパリ警視庁警視のコルソ。犯人像が二転三転し、振り回される。

9.『危険な弁護士』ジョン グリシャム
王道のリーガル・サスペンスが得意なグリシャム先生らしくない作品。こんな小説も書くのねと思いつつ読み進めると、これもまたいい。外れ無しなのだ。

10.『サイコセラピスト』アレックス マイクリーディーズ
最後になるまで、落ちに気づかず、やられたーという感じ。読みやすくて一気読み。


番外編:
『運命のコイン』ジェフリー・アーチャー
久々にアーチャー作品を堪能した。もう高齢だと思うけれど、まだまだ現役で活躍されているとは嬉しい。

1068年のソ連で、父親をKGBに殺された青年アレクサンドルは母親エレーナと共に国を捨てる決意をする。コインの表が出たらアメリカ、裏ならイギリスへ。物語はアメリカに行った場合とイギリスに行った場合のアレクサンドルが平行して描かれる。ワクワクしながら読んだ。これこそ、ドラマ化してほしい。