misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

自宅で海外ドラマを見よう!

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、外出を控えるように言われていますねー。私はここしばらく、週末も土日のどちらかは出勤していたんですが、久しぶりに2連休です。今日は雪も降り、自宅でぬくぬくするにはちょうど良かったかも。

とはいえ、私は娘と先月22日から2度目のロンドンに行く予定でした。職場には何か月も前からネゴっていたのに、直前になり散々悩んだ挙句中止することにしました。それでANAで購入していたチケットを直前にキャンセル。二人合わせてキャンセル料は16万円くらい(涙)。ANAが国際線チケットを全額返金をするようになったのはその1週間後でした。ロンドンで観ようと早々に買っていた『ハミルトン』のチケットも無駄になりました(泣)。ホテルが無料キャンセルできたのがせめてもの救いでしょうか。しばらくは海外旅行に行けそうもないですね。

さて、こんなときこそ、お出かけはせずに海外ドラマを見ましょうよ!今年になって(ずいぶん更新していませんでした)から見た、おすすめドラマを紹介します。


Netflix『Giri / Haji』 イギリス
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英国で昨年秋に放送されたBBCのミニシリーズ。私はかなり前から、日本人キャストが出演するBBCドラマができるらしいと聞いていました。けれども、欧米ドラマに登場する「日本人」は実際には現地に住むアジア人だったり、外国人によるバイアスのかかったものだったりするので、誰がキャスティングされるのが気になっていました。そして、蓋を開けてみると主人公の刑事役は平岳大、その弟に窪塚洋介、ヤクザの組長に本木雅弘と、なかなか良いキャスティングではないか。物語はー

ロンドンで日本人が殺される事件が発生。その容疑者として、健三(平)の弟で行方不明になっている勇人が浮上します。そこで、健三は勇人を探すためにロンドンへ。行った先で出会う刑事のサラ(ケリー・マクドナルド)、男娼のロドニー(ウィル・シャープ)、ロンドンまで父の健三を追ってきた娘タキなど、魅力的な登場人物たちが絡み合い、物語は意外に方向に進みます。

クライムものかと思って見ていたんですが、どちらかというと人間ドラマという感じでかなり独創的?でした。正直言うとタイトルの「義理・恥」が何を指すのかよくわからなかった。まぁ、ヤクザのドラマということでこのタイトルなんでしょうか。日本語の台詞が多いのに、英国での視聴率は良く、評価も高かったようです。ウィル・シャープは今後注目されそう。マクドナルドは次シーズンの『ライン・オブ・デューティ』に出演することが決まっているので、今から楽しみです。


Netflix 『ザ・ストレンジャーイギリス
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こちらもイギリスドラマ。ハーラン・コーベンが原作です。

弁護士のアダム・プライス(リチャード・アーミテージ、MI-5 S7からのスパイ役、懐かしい!)は、教師の妻、2人の息子ときれいな庭のある大きな家に住んでいます。ある日、アダムが見知らぬ女性(つまり、ストレンジャー)から告げられたことで、夫婦間に亀裂が入っていきます。彼が疑惑を直接妻に聞くと、その翌日、彼女は「距離を置きたい」とメッセージを残し行方が分からなくなってしまいます。

メインと平行するサブプロットが多く(しかもメインとは無関係の)て少々散漫になるものの、全体としては楽しめました。シヴォーン・フィネラン(ダウントン・アビーやハッピー・バレー)が刑事役で出演しています。彼女らしいふんわりした存在感が好きです。


WOWOW 『ダークネス:ゾウズ・フー・キル』デンマーク
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WOWOWなので、誰にでもおすすめ、というわけにはいかないのですが、加入者なら前半が4/10、後半が4/17までオンデマンドで見ることができます。2012年?に放送された同タイトルのリブート版だそうです。刑事ヤンとプロファイラーのルイーセがタッグを組み、連続少女失踪事件の真相に迫るというもの。

結構早めの段階で犯人がわかってしまうので、そこから先どうなるのかと気になり、集中して見ました。多少既視感はあるものの、視聴者を離さない緊張感があります。今後もコンビで事件を解決していくのかなと思いますが、刑事としての才能に突出しているわけでもなく、見た目もまぁ普通な感じのヤンが、次回は魅力を発揮させてくれることを願います。


Netflix 『ザ・イングリッシュ・ゲーム 』イギリス
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1800年代後半、イギリスとスコットランドを舞台にしたミニシリーズで、アマチュアゲームから収益性の高いプロスポーツへと進化するイギリスサッカーの歴史をベースにしたドラマです。サッカーにあまり興味のない私ですが、『ダウントン・アビー』のクリエイターが作ったと聞いて見てみることに。

最初のほうは、ただただエドワード・ホルクロフトの魅力にうっとり(そこはかとなく漂う気品、色気にしびれます。『またの名をグレイス』もおすすめ!)していただけだったんですが、話しが進むとだんだん面白くなっていきました。。正しいことをするように駆り立てられる2人の善良な男性が、あるべき姿になるべく奮闘します。

全体的にダウントン・アビーを彷彿させるような人間ドラマで、安心して見ることができます。女性のファッションや髪型も素晴らしくて必見ですよ。


その他いろいろ

WOWOWで、2月下旬に『刑事モース~オックスフォード事件簿~』のシーズン6の第1・2話が放送されたのを見ました。制服警官になり髭をはやしたモースは見た目は別人のようでしたが、中身は変わっていませんでした。私は今回の2話を鑑賞して、改めてショーン・エヴァンスの俳優としての秀逸さを実感。このドラマがずっと高評価なのは、彼が主演だからではなかろうか、などと思っています。AmazonのシネフィルWOWOW プラスに加入すれはシーズン4まで視聴できるみたいです。

彼は今度BBC Oneが制作する『Vigil』に出演する予定になっています。主演は『女医フォスター』のサランヌ・ジョーンズ。舞台はスコットランドらしい(行きたかった!)。
www.bbc.co.uk

ショーン・エヴァンスが現代のショーにどのような役柄で登場するか楽しみ。

スコットランドといえば、AXNミステリーで放送していた『証拠は語る~誰が母を殺したのか?』という長い邦題(原題『Traces』)を見ていました。推理作家ヴァル・マクダーミドの原案をドラマ化したもので、『ライン・オブ・デューティ』以外でマーティン・コムストンが見れたのも良かったです。そうそう彼も『Vigil』に出演することになっています。