『8月の家族たち』
舞台劇を豪華キャストで映画化した2011年の『おとなのけんか』がすごく面白かったので期待してこの作品を映画館で見てきました。
確かにメリル・ストリープもジュリア・ロバーツも名演だと思いますよ、思いますけれど、のべつまくなしでギャーギャー言う母親(メリル)に途中で疲れてしまいました。
父親がボートで自殺、というところはクックの『ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密』っぽいね、などと思ってみていたのですが、彼の絶望もわかるような気がします。映画のエンディングになっても何の救いもなく、なんだか置いてけぼりをくった感じでした。
母親と長女(ジュリア)の攻防戦に早々に食傷気味になってしまい、途中からは長女の夫役のユアン・マクレガーを見て、相変わらず素敵ねとか、ベネディクト・カンバーバッチのピアノの弾き語りをきいて、いいわぁなど、そんなところばかり注目して見ていました。
ドラマ関連です。次女役のジュリアンヌ・ニコルソンは、どこかで見たことあるなと思っていたのですが、そうそう『LAW & ORDER CI』の刑事役の人でした。化粧っけのない顔にそばかすがチャーミングです。三女はジュリエット・ルイスで、『ザ・ファーム』で主人公の秘書役をやっていました。とはいえ、映画出演のほうが断然多いですけれどね。天真爛漫でどこか憎めない感じがいつも可愛いです。
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