misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ『ダウントン・アビー3』終了(ネタバレ)

NHKのシーズン2を見て、年始に取りだめしていたシーズン3をやっと見終わりました。今シーズンは辛い出来事が多かったですね。ますは経済的な悲劇から。ロバートが株(投資?)で大損しコーラの財産を台無しにしてしまいました。

メアリーとマシューの結婚式のためコーラの母マーサ(シャーリー・マクレーン)がアメリカから訪れます。バイオレットとマーサの言葉の応酬が楽しい。二人ともにこやかに毒を吐きまくります。こんな風に思ったことをズバズバ言えたらどんなにスッキリするでしょうか。このときとばかりにバイオレットとメアリーは、マーサから金銭的援助を受けようと画策します。

そんな中、3女のシビルと夫トムはアイルランドを離れることを余儀なくされ、ダウントンに戻ってきます。そして更なる悲劇が起きてしまいます。

シビルは出産後すぐ亡くなってしまい、夫トムと娘が取り残されてしまうのです。彼女は3人姉妹の中で、一貫性のあるキャラクタで、自分の信念の赴くままに行動する女性として描かれていました。今回このようなかたちでいなくなるとは思ってもみませんでした。

上記以外でも予想外の展開が待っていました。今シーズンでは新しい使用人、ハンサムなジミーと、オブライエンの甥アルフレッド、キッチンメイドのアビーなどが加わりました。オブライエンといつも共謀してきたトーマスですが、アルフレッドをめぐって確執がうまれました。

オブライエンがトーマスにしかけたことで、皮肉にもトーマスの弱さを目の当たりにし同情することになりました。また同時に今まで好きだったけれど、投資の失敗やシビルの死を通して、ロバートを嫌いになったシーズンでもありました。

また、メインのエピソードではないけれど、エセルのエピが気になりました。子どものことを想い、結局手放すことを決めたエセル。そんな彼女に手を差し伸べたのはマシューの母、イザベルでした。素敵な人です。いつかエセルが子どもに再会できるシーンを見たいです。

さて今シーズン最も悲劇なのは、やはりマシューの死でしょう。最終話で彼が死んでしまったとき、シビルに続いてマシューもかと、しばらく放心してしまいました。この回を見た世界中の女性たちが泣いたとか。確かに彼はダウントンを牽引する強力なキャラクターだったし、その見た目からも女性のファンが多かったのは間違いないでしょう。画面の端に彼が映りこんでいるときでさえ、そこには華がありました。

また母親譲りで思いやりがあり、常に弱い人の見方でした。などと書きながら、今思い出し喪失感がひたひたと襲ってくるではありませんか。今シーズン、私は8話目のクリケットの話しが好きでした。トムの助力で、やっとマシューの提案する運営改革にロバートの了承が得られて、3人が仲良く肩を並べて歩いているところで終了しました。これから万事うまくいきそうな、そんな予感がしたのでした。

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これから誰がマシューの穴を埋めていくのでしょう。今から次シーズンが心配です。早速録画を見なくては。

  

ダウントン・アビー シーズン3 DVD-BOX

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