misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ『ハンニバル2』HANNIBALシーズン2

スタチャンで放送していたシーズン2が終わりました。シーズン1でウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)が捕まってしまった後どうなったのか気になっていたのです。以下、少々ネタバレあります。


シーズン2のキックオフはハンニバルマッツ・ミケルセン)とジャック(ローレンス)のアドレナリン全開の格闘シーンでした。「なんだ、この急展開は」と思ったのも束の間、画面は数週間前へフラッシュバック。今シーズンはこのシーンへ向うためのストーリーでした。

グレアムは映画『羊たちの沈黙』でハンニバルが拘置されていたボルティモア精神病院に収容されていました。ハンニバルの巧みな操作によって、誰もがグレアムは狂人にして連続殺人犯だと思っていました。当初はグレアム自身さえも、です。

なので、新しく起きた殺人事件について、独房からFBIを支援するのはグレアムなんですね。意外で面白い展開だと思いました。すでに映画と本で有名な『ハンニバル』はこのドラマで独創的なスタイルを確立しつつ、さらに今シーズンは映画を彷彿させるようなハッとするシーンがちりばめられていて、よく出来ているなぁと感心しました。

映画張りに凝った美しい映像(好き嫌いは分かれると思うけれど)と独特なBGMも特筆すべき点です。それに応えるべく俳優陣の熱演もまたしかり。『ハンニバル』は荒唐無稽になりがちな映画からテレビドラマへの転換に成功したのではないでしょうか。

疑いが晴れて病院を出たグレアムは以前のようにハンニバルのカウンセリングを受けることにします。ハンニバルとグレアムのブロマンスを匂わせるような演出、どちらが上手なのか、視聴者を翻弄します。そして私は途中すっかり騙されてしまいました。

f:id:misasa104:20150523144301j:plain

次シーズンはどうなるんでしょう。セラピストのベデリア(ジリアン・アンダーソン)がどう絡んでくるか楽しみのような、心配のような。ジャックという頼れる後ろ盾がなくなった(と思う、たぶん)グレアムは、海外(ヨーロッパのどこか)に逃亡したハンニバルとどのようにして接点を結んでいくのでしょう。

ショーランナーのブライアン・フラーは、シーズン7までの構想を練っているらしいので楽しみ。Fannibalの輪はますます広がっていきそうです。

 

YouTubeにあるハンニバルのNG集を見ました。本編ではあまり脚光を浴びない鑑識官ジミー&ブライアンがいい味出してます。もちろんM.ミケルセンやH.ダンシーのお茶目ぶりも必見です。"hannibal gag reel" で検索してみてくだい。

それと、スターチャンネルのページで、M.ミケルセンが主演映画『悪党に粛清を』(6/27公開)のPRで来日したときの舞台挨拶をノーカットで配信しています。あまりに素敵でため息出ちゃいました。
http://www.star-ch.jp/movie/?movie_id=1404

 

ハンニバルとは関係ないんですけれど、G.アンダーソン主演でJ.ドーナンも出ている『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』のシーズン2を楽しみにしています。シーズン1を放送したスパドラが夏あたりに放送してくれるのを期待しています。

 

 こちらはシーズン1、AXNでも放送中です。