misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

公開2日目、しかも土曜日なので映画館は混んでいました。さすがの人気です。今回はMIシリーズの5作目に当たります。先着でポストカードのプレゼントがありました。今までのシリーズの名場面がカードになっていて(たぶん5種類あるのでしょう)、私がもらったのは1996年版(つまり1作目、もう20年も前なんですね)、トムがワイヤー1本でぶら下がっているものでした。これは記念すべきMIのファースト宙吊りの絵です。

今回はトムがぶら下がっている(というか閉まっているドアにしがみついている)のは飛んでいる飛行機です。このシーンはテレビCMで流しているので、目にした人も多いでしょう。スタントなしでトム本人がやっているのはあまりに有名です。このシーンは映画の冒頭ですぐに出てくるんですね。この命がけともいえるシーンは、この映画ではおまけなんですよ。

過去作品と同じように今回もキーになる女性が登場します。イルサという、敵なのか味方なのかわからない人なんですが、彼女が最後までストーリーを引っ張ります。このイルサを演じているのはレベッカファーガソンという英国の女優で、この作品が本格映画デビューらしいです。小柄ですがめっぽう強い女性を演じています。大男の身体に這い登って倒してしまうという、俊敏にて豪腕、機転を利かせて何度もイーサン(トムです)を助けます。

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ウィーンの国立オペラ座で、今まさにオペラをやっているその舞台裏で悪人と戦うシーンがあります。芝居の最中に殺人が起きるというのは、今までにも映画やドラマでたくさんありましたが、本物のオペラ座で撮影しているのがすごいです。ボタン1つで動く機械仕掛けの舞台裏での格闘シーンは素晴らしく、見ごたえ十分です。

イーサンは最初こそ1人で無国籍スパイ「シンジケート」を相手に戦うつもりだったんですが、イーサンの相棒的な存在でIT専門のベンジーサイモン・ペッグ)が協力することになり、最終的には前作でも活躍のIMFメンバーが揃い、チームワーク(というか堅い友情で結ばれた人間関係とでもいいましょうか)を発揮します。英国の首相やCIA長官の描き方も好感が持てたし、何よりテロと戦う側の人間関係がシンプルでトムに集中できます。また、彼の腹筋も見れるというサービス付きです。年齢を考えるとエライ!としかいいようがありません。ぜひ劇場で確認してください。

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さてさて、MIは今年のスパイ映画の1つで、あとはここでも書いた『007 スペクター』、そして『キングスマン』を楽しみにしています。そしてもう1つ、『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』(長い!)という作品があります。こちらはイギリスのTVドラマ『0011 ナポレオン・ソロ』をベースにしたものです。

1960年代前の半東西冷戦中、CIAとKGBの敏腕エージェントの二人が国境も政治的背景をも超えて手を組み、世界を巻き込むテロ事件を阻止するというストーリー。CIAのNo1スパイ、ナポレオン・ソロ役には『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カビル、そしてKGBのNo1スパイ、イリヤ・クリヤキン役は『ソーシャル・ネットワーク』で双子のウィンクルボス兄弟を一人二役していたアーミー・ハマーが演じます。

私はマンオブを見てから、ヘンリー・カビルのファンになりました。あの映画を見た女性ならみんなファンになってしまうんじゃないかしら。怖いぐらい完璧な身体にまとったスーツ姿が何とも素敵なこと。一方のアーミー・ハマーも負けていません。これは見にいくしかないでしょう。ミーハー心に火がつく映画です!

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それとですね、物語のカギを握る科学者の娘役でアリシア・ヴィキャンデルが出演しています。彼女は『アンナ・カレーニナ』や以前ここで紹介した『ロイヤル・アフェア』にも出演していた可憐なイメージのスェーデン出身の女優です。彼女はこのアンクルの前『EX MACHINA - エクス・マキナ』という映画で美しいアンドロイド役をしていました。このAIを扱った映画に興味津々なんですが、日本では公開されるのでしょうか。ぜひ見たいです。