海外ドラマ『THE BRIDGE/ブリッジ』シーズン3
ついに日本に上陸しました。シーズン2が終わったあとは、次シーズンができるとは思っていませんでした。主役のうちの一人が収監されてしまったからなんですが。
新シーズンの放送が始まってから、毎週楽しみにして見ていました。以下ネタバレ含みます。
マーティンの存在感は大きかったですが、エピソードを重ねると、徐々に新しくパートナーとなったヘンリークに慣れてきました。彼は美しい妻と娘たちと暮らしているようでしたが、実際には彼女たちは数年前に姿を消しており、彼はその苦しみに喘いでいました。
今シーズンは、絵画を模倣した気味の悪い「創造的な」連続殺人を捜査することになります。最初に同性愛者の活動家が容疑者として浮かび上がります。しかし、サーガのボスで父親代わりのハンスが殺人者によって誘拐されると、事件はより複雑になります。
生命維持装置のスイッチが切られるまで、彼はかろうじて生き、昏睡状態は長く続きます。サーガは折を見ては病院を訪れ、ハンスのベッドの横で(意識のない)彼に一方的に話しをしてしました。現在の彼女のボスは女性で、サーガの奇抜さを理解しません。
このドラマの核となるサーガは、他の人とは違う世界観を持ち、独特な口調で話し、時に理解しがたい言動をとります。そんな彼女をヘンリークは理解し受け入れます。ヘンリークはサーガと寝るだけでなく、(個人的な)未解決事件について助言を得たいと思うほど、彼女の刑事としての直感や技術を信用します。
サーガとヘンリークのリレーションシップがすごく良いです。マーティンもハンスもいなくなり、どうしようかと思っていたのですが、ホッとしました。
サーガには事件とは別のイベントがありました。サーガの中毒ママが、20年ぶりに彼女の前に現れます。そのことで、彼女がやっと手に入れた平穏はぐらつき始めます。サーガの母が突然死んだとき、それはさらに悪化しました。そして、サーガは母を殺した容疑者になってしまいます。
今シーズンで追っていた事件は解決しましたが、母親の死については、謎のままドラマは終了しました。次シーズンがあれば(あってほしい)、そのあたりの謎も解明されるかもしれません。