海外ドラマ Netflix 『DEADWIND: 刑事ソフィア・カルピ』
少し時間ができたので、Netflixでフィンランドのドラマ『DEADWIND: 刑事ソフィア・カルピ』を見ました。以前、公開されたときにも、見てはいたんですが2話目の途中で、それきりになっていました。最近になって、最初から見始めたところ、またしても2・3話目あたりでフェードアウトしそうに、、それでも踏ん張って見続けたら、後半からはかなりハマりました。そして見終わった今、少々ロス気分になっています。シーズン2もあるようなので、楽しみに。
オープニング映像を見ただけで、暗いドラマに違いないとわくわくして見始めたのはいいのですが、いかんせん、その後の進みが遅い。そう感じるのは、最近では1シリーズ6話くらいのドラマが多い中、これは12話もあるんですよね。また、キャストについてはまったくもって知らない俳優ばかりなので、キャラクタに親近感が湧くまで時間がかかりました。
タイトルにもなっている主人公は、夫を交通事故で亡くしたあと、仕事に復帰したシングル・マザーの刑事ソフィア・カルピ(ピヒラ・ヴィータラ)。そして、仕事のパートナーになるのは、金融犯罪部門から殺人部門に異動してきたルーキー、サカリ・ヌルミ(ラウリ・ティルカネン)です。
彼らの最初の事件は、海岸で丁寧に畳まれた女性服が発見されたことから始まります。初めは自殺が疑われますが、カルピはこれは事件だと直感します。案の定、ほどなくして建設現場から女性の遺体が発見されます。遺体の身元はアンナという女性で、風力発電を推し進めようとするゼネコンでコンサルタントをしていたことがわかります。
カルピは、新しく相棒となったヌルミに対し最初こそ、良い印象を持っていませんでしたが、そのあとは、彼の協力なくして犯人を見つけるのは難しいと認めます。2人の刑事が絆を築き始めると、いよいよドラマは面白くなっていきました。馴染みのあるプロットかもしれませんが、このショーを盛り上げるには十分効果的だったと思います。
最初のほうでは、自尊心が強くて少々KYのヌルミに対して、何の感情も沸かなかった私ですが、だんだんと応援したくなりました。なので、彼に危険が迫ると、カルピ同様に心配で居ても立っても居られない気持ちに。
肝心の事件については最後まで犯人がわかりませんでした。アンナの殺害を解決するには、神経質で直情的な夫をはじめ、秘密の過去、企業の腐敗、環境問題など、多くのパズルを解いていく必要がありました。
溜息が出るような北欧の美しい冬景色を堪能できます。フィンランド語の発音もだんだん聞き慣れてきます。「モイ」ってかわいい!だいぶ先になるかもしれないけれど、また行きたくなりました。