misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

2021年1月 海外ドラマ、映画、海外ミステリー小説のこと

もともとこのブログは自分の備忘録として開始したんだっけ、ということで、1月に見たドラマなどを忘れないよう書こうと思う。

海外ドラマ

別日記に書いたけれども、今年はじめにAmazon経由でSTARZPLAYを見てみた。

ふつうの人々(STARZPLAY)

日記にも感想を書いたけれど、Imdbなどで高評価のアイルランドが舞台のドラマ。わたしはターゲットの年齢層から大きく外れていたようだったが、興味深く鑑賞した。

ギャング・オブ・ロンドン(STARZPLAY)

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20年にわたりロンドンで最も強い力を持つ犯罪者として君臨してきたフィン・ウォレスの死をきっかけに巻き起こる混乱を描く。
ヴァイオレンス全開、血みどろの殺戮、殺すか殺されるかの犯罪スリラー・シリーズで、映像は暗くてスタイリッシュ。今後の展開が気になり、早くシーズン2が見たい。

ダブリン殺人課(STARZPLAY)

エドガー賞をはじめ数々の文学賞を受賞し注目を浴びたタナ・フレンチのドラマ化。
デビュー作『悪意の森』と『道化の館』の2つの小説を合体したストーリーになっており、少々複雑で長いと感じた。フーダニットの部分よりも、主人公の男性刑事の過去とキャラのインパクトが強くて、そちらに目がいってしまう。とはいえ、陰湿なクライム・ドラマ好きとしては次シーズンが出たらまた見たいと思う。
2月7日からAXNミステリーでも放送予定。
ダブリン 悪意の森 | AXNミステリー

刑事モース~オックスフォード事件簿~シーズン7(WOWOW

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シーズン7(WOWOWではcase28~30)は3つのエピソードに跨るストーリーになっていたので、気を緩ませることなく観る必要があった。途中でうたた寝でもしようものなら、よくわからないことになってしまう。
今シーズンは、モースが休暇をとって行ったベネチアで出会った美しい女性とベッドインするところからスタート。まぁそんな出会いがオープニングになっているので、きっとこの女性には何かあるに違いないと思っていたら、案の定、モースの学生時代の友人の妻だった。そして、その夫婦には秘密があったという落ちに。わかりやすい。
モースはつくづく空気が読めないということが露呈したシーズンでもあった。

Lupin/ルパン (Netflix

この1つ前の日記に書いたけれど、まだ1月であっても、今年最高のドラマの1つになることは間違いない、そんな風に思える期待のドラマ。

映画

映画館には久しく行っていないので、動画配信サイトで鑑賞。適当にサーフィンしながら選んでいるので、古い映画も含みます。

15年後のラブソング(Amazon

15年後のラブソング(字幕版)

15年後のラブソング(字幕版)

  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: Prime Video
イギリスの人気作家ニック・ホーンビィの同名小説を実写映画化。長年一緒に暮らす腐れ縁の恋人ダンカンと平穏な毎日を送っていたアニーは、ある日、ダンカンが心酔するミュージシャンで、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロックスターのタッカー・クロウからメールを受け取る。そして、タッカーが実際目の前に現れて、、。
アニーは米ドラマ『ダメージ』のローズ・バーン、タッカー・クロウはイーサン・ホークが演じている。髪ボサボサで冴えない中年男も、イーサン・ホークがやれば魅力的に?他の男はもう勝ち目がなくなってしまうよねー!と思いながら見た。
アニーが住んでいる家のインテリアがセンス良くて溜息もの。ダンカンの部屋も味があっていい。あぁ、こんな家に住みたい。

グッド・ネイバー(Amazon

グッド・ネイバー (字幕版)

グッド・ネイバー (字幕版)

  • メディア: Prime Video
何も期待しないで観たが、見終わった後、余韻が残った。翌日になっても、映画のシーンを思い出してはジーンと胸が熱くなるほどに。
幽霊の存在を信じ込ませようとドッキリを一人暮らしの老人にしかける若者二人。どんなドッキリにも驚かない老人には実は秘密があった的なストーリーかと思っていたが、違った。ウソの通報で老人の家を訪問した警官に「本当に女性の悲鳴が聞こえたのか」と確認する彼の姿が何度も浮かんでしまう。
ジェームズ・カーンは孤独で頑固な老人役にハマっていた。彼の妻をローラ・イネスが演じていて、『ER緊急救命室』を懐かしく思い出した。

ファミリー・クライム –ある家族の過ち–(Netflix

アルゼンチン発の実話を元にしたサスペンス映画。
豪邸に住む夫婦の一人息子が元妻をレイプしたとして告訴された。母アリシアはなんとしても息子を無罪にしたいと奔走する。しかし、後に受け入れがたい真実を知り、ある決断をする、というお話し。
調停で息子を訴えた元嫁の訴えを聞いて、さっさと息子を見限る父親に対して、母親は諦めきれないという気持ち、わからないではない。けれど、それも限界があるというもの。はじめは裕福なアリシアに対し、何の感情も持ち合わせていなかったが、彼女の人柄を知るにつれて好感が持てるように。

小説

ザリガニの鳴くところ

昨年読もうと思いながらも、なんとなく敬遠していた小説。2019年にアメリカで最も売れた本なのだそう。
今月に入り、Amazon の Audible の対象本になっているのをみつけ、すぐに購入した。最近は目が疲れて辛いので、Audibleを体験したかったのだ。
これは小説も素晴らしいが、ナレーションの池澤春菜さんが上手い!調べてみると声優さんなんですねー。
作品自体はミステリーとして読むと、腑に落ちない点もあるが、10歳から一人で生きなければならなかった「湿地の少女」カイアの成長物語として読むと感動。

レンブラントをとり返せ -ロンドン警視庁美術骨董捜査班-

表紙のデザインがレトロ過ぎて、購買意欲が削がれたりすることはないかしらと、どうでもいい心配をよそに、物語はチャンドラーならでの面白さ!
御年80歳で新シリーズとはスゴイ、わたしもまだいろんなものを諦めなくてもいいのね、などと勇気がもらえた。続編もすぐに出るということなので、楽しみ。