2021年5月 海外ドラマ、映画、海外ミステリー小説 感想
5月はGWは休めたのはいいんですが、その後はひたすら忙しく、帰宅してから、なかなかPCに向かう気になれない日が続いていました。なので、思い出せるものだけピックアップして、2021年5月に観たドラマ、映画、読んだ小説のことを備忘録として書きたいと思います。
海外ドラマ
1つ目の『イノセント』以外は全てディック・ウルフのドラマになっています。すごい!
イノセント(Netflix)
イノセント | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
Netflixの『SAFE 埋もれた秘密』『ストレンジャー』『その森へ』に続くハーラン・コーベン原作のドラマ。今回の舞台はスペインの都市バルセロナ。
マットは大学生のときに誤って人を殺してしまい、4年間の刑務所生活を余儀なくされる。出所後は、法律事務所でパラリーガルとして働き、結婚もし、平凡な幸せを取り戻しつつあったが、待望の子どもが生まれるという頃、彼の人生はふたたび大きく狂い始める。
ようやくNetflixで観たいドラマが出たと『イノセント』をクリック。群像劇のような撮り方は凝っているし、最初のほうこそ、ワクワクしながら観た。
このドラマを手放しで面白い!と思うには、オリビアのついた嘘を許せるかどうか、かもねーなどと思う。わたしは、女性に対する様式化された暴力描写がしつこくてうんざりしてしまった上に、取ってつけたようなオリビアが襲われるシーケンスが、マットや視聴者の同情を誘うための追加スクリプトのように見えて一気に冷めてしまった。
このドラマはスペインのオリオル・パウロが監督をしている。彼の映画は『インビジブル・ゲスト』と『ロスト・ボディ』しか観たことがないけれど、最後にあっと言わせるようなスリラーが得意のよう。
FBI2:特別捜査班(WOWOW)
FBI2:特別捜査班 | ドラマ | WOWOWオンライン
オフィス・シーンではまずFBI特別捜査官アシスタントのデュバルがドアから入ってきて、歩きながら大声で指示出し。そして、そのそばから局員が次々に報告を上げる、というのがお決まりに。全体的に動的なカメラワークが多いのは、緊張感や臨場感が味わえるようにとのことかしら。少々政治色が強いような気もするけれど、毎週欠かさず観ている。
LAW & ORDER: 性犯罪特捜班 シーズン22(FOX/Hulu)
シーズン21が終了し、引き続きシーズン22がスタート。早くステイブラー刑事が登場しないかと、心待ちにしている。
シカゴ・ファイア シーズン8(AXN)
あぁ、オーチス!彼は多くの人にとってずっと残ってほしいキャラクターだったはず。今までの彼のことを思い出し喪失感に苛まれてしまった。
(´;ω;`)
シカゴ P.D. シーズン7(AXN)
しばらく引きずってきた市長ケルトン問題は決着へ。このことで、ルゼックも以前のように活躍できるようになりそう。
映画
ジェントルメン
映画『ジェントルメン』公式サイト|大ヒット上映中!
ガイ・リッチー監督作品というだけで、どういう内容かよくわからず映画館へ行った。映画が始まると、スクリーンには豪華な面々が次々に登場するので、思わず興奮してしまった!
ロンドンのマリファナ・キングのミッキー(マシュー・マコノヒー『トゥルー・ディテクティブ』)が、大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪(ジェレミー・ストロング『キング・オブ・メディア』)、ゴシップ紙の編集長(エディ・マーサン『レイ・ドノヴァン』)、私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件 』)、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマー(コリン・ファレル『トゥルー・ディテクティブ2』)といったワルたちが一気に動き出す。
ミッキーの妻役はミシェル・ドッカリー(『ダウントンアビー』)が、右腕にはチャーリー・ハナム(『サンズ・オブ・アナーキー』)がキャスティングされている。
※『』内は敢えて出演しているドラマを記載していますが、実際には多くの映画に出演している方々です。
映画の最初のほうは静的でやたら説明っぽくて飽きそうになったが、後半からは嬉し楽しい展開に。ヒュー演ずる「ゲスな探偵」が、ミッキーの自伝映画の制作を目論んでいることから、彼が映画で作りたいミッキーの物語を私たちは見せられていることに気づく。もちろん、彼は「信頼できない語り手」なんだけれど、それがまた愉しい。チーマーたちのファッションにも目が釘付けに。
マイケル・ウィルキンソンが衣装担当だそうで、以下に解説があります。
ガイ・リッチー監督『ジェントルメン』衣装担当のマイケル・ウィルキンソンがデザイン解説!衣装スケッチ&場面写真解禁 | anemo
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(Netflix)2021
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
A・J・フィンの同名小説を原作に、広場恐怖症を抱えた主人公が、隣家で起きたた恐ろしい場面を窓越しに目撃したことをきっかけに、不可解な出来事に翻弄されていく姿を描く。
公開を楽しみにしていた。自宅に閉じこもり化粧なし、ぽっちゃりした主人公をエイミー・アダムスが熱演している。けれども、彼女を以てしても、吸引力に欠けるような気がしてしまう。ミステリーとしての意外性はなく、目新しいものがないからか。