misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』シーズン6(ネタバレ)

シーズン6もNetflixで配信されると思い込んでいましたが、WOWOWプラスで放送されたんですね。ギリギリに気が付いて録画しました。

このシリーズは英国警察内での不正を捜査する汚職特捜班、通称「AC-12」が汚職警官を追い詰めてゆく警察ドラマです。AC-12所属のスティーブ・アーノットとケイト・フレミング、二人の上司であるテッド・ヘイスティングス警視が中心となり、追う者と追われる者との間で繰り広げられる息が詰まるような攻防戦がスリリングに描かれ、綿密な脚本が素晴らしく、高評価を得ています。

シーズン6の最終話は、BBCによると2002年に現代の記録が始まって以来、ドラマの中で最も視聴されたエピソードだったそう。英国のテレビ視聴者の56.2%のシェアを獲得したというのだから、その人気ぶりがうかがえます。

前作の感想は以下に書きました。
misasa104.hatenablog.com

今シーズンは、AC-12は ジャーナリストのゲイル・ヴェラの死をめぐる殺人事件の捜査を指揮しているジョー・デビッドソン警部を調査することになります。彼女は容疑者を逮捕するために武装した護送車を、わざと迂回させたのではないかと疑われています。果たしてデビッドソン警部は組織的な犯罪グループ(以下OCG)の以前「H」とされた第4の男(または女?)の指示を受けていたのでしょうか?

ケイトはAC-12から、MIT(殺人捜査チーム)に移動しており、現在はデビッドソンの右腕として働いています。ケイトは今のチームとしてAC-12に対抗するでしょうか、それとも、協力することになるでしょうか。

以下ネタバレ含みます。
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ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班 6 #1~7 (全7話) | WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽

前シーズンの終わりに、Hは人のイニシャルではなく、OCGを操る4人の警察関係者を指していることがわかりました。DIマシュー・コッタンとACCデレク・ヒルトン、それと警察が雇っていた弁護士のジル・ビグローの3人がわかっています。ですので、今シーズンは残りの一人の解明が必要でした。

彼は本当に「H」なのか

デビッドソンはやはりOCGからチャット(前シーズンと同じ)で指示を受けていました。そして、「これが最後ね」「間違いなく」というやりとりで、まともや”Definately”が使われました。そこで過去の資料を洗いざらい調査したところ、「H」なる人物はこれまでいくつかの報告書に同じスペルミスをしていました。そしてその人物を知ったときのAC-12の3人組は鼻白み、言葉を失っていました。「目の前にいたのか・・」と。

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前シリーズの感想でわたしは「H」のことを「少なくとも今までに登場した人だと思うんですけれど」と書きましたが、まさかそれがイアン・バッケルズだったとは・・。たしかに彼はシーズン1と4に登場しています。シーズン1ではゲイツの下で資金洗浄の調査をしていました。ゲイツに財務の知識があるのかと問われたバッケルズは「あります」と即答、シーズン6のようなダメキャラではなかったんですよね。最初のシーズンの最後で、「ドット」コンタンとトミー・ハンターがバンの中で二人きりで会話し、その内容から共謀していることがわかったシーンがありますが、この二人きりの会話を許したのがバッケルズでした。(シーズン1を見て確認してしまいましたww)

今シーズン、バッケルズのオフィスやクルマの中に、わかりやすくゴルフ用品が置いてあったのも、伏線だったのかもしれませんね。バッケルズがあまりにもヘタレキャラになっていたので、彼が「H」だとわかったときは驚きましたが、実は彼の演技だったのでは?なんて気もしてきました。OCGのトップはトミー・ハンターで、バッケルズは安全なところにいてうまい汁を吸っていただけなのかもね、などと思います。

「H」はカーマイケルだった!というのも面白いけれど、それは突飛過ぎてLODらしくない気がします。

マーカス・サーウェルは死んだ?

殺害されたジャーナリストは12年前の事件を調べていたことがわかりました。そして、この事件を主導していたのがマーカス・サーウェルでした。彼は仕事を辞めて現在はスペインに在んでいました。

マーカスの写真がジェームズ・ネスビットだったことから、実のところ彼こそが「H」なのでは?と思った人は多かったのではないでしょうか。わたしはこれは視聴者をミスリードさせるためのキャスティングに違いないと思って観ていました。

しかし、驚くことに本人は登場しませんでした。スペイン警察がサーウェルの自宅を捜索すると、彼は既に殺されていたのです。警察が、死んでいたのはサーウェル夫妻であると報告するまでほとんど時間がかかりませんでした。また、家宅捜索のライブ映像で遠目に死体らしきものが映し出されていましたが、特定できるような材料はないようにみえました。

殺されたのが本当にサーウェル夫妻だとしたら、誰が何の目的で殺したのか新たな疑問が生まれます。

それにしても、サーウェルの写真に使うためだけにジェームズ・ネスビットのような有名な俳優を使ったのはLODならではという気がしています。次シーズンに登場する可能性はあるでしょうか?このまま出演はしないのでしょうか。わたしは後者に一票!

ヘイスティングスはクリアになった?

前シーズンで、謎のまま終わってしまったことについて、だいぶ解明されました。
コーベットの事件で、ヘイスティングが刑務所に足を運びリー・バンクスと何を話したのかはわからないままでしたが、実は組織に警察の「ネズミ」が潜入していることを教えていたんですね。ヘイスティングスの言うようにネズミの名前は明かしていなかったとしても、コーベットが殺されてしまった責任の一旦は彼にあるでしょう。

今ではそのことを後悔しているヘイスティングは、カーマイケルに自分がやったことを打ち明けます。今後、カーマイケルは何か対処するでしょうか。それとも無視しますか?

彼のPC処分については、特に言及がなかったことから、わたしは本当にポルノでも見ていただろうと信じることにしました(^_^)

やっぱり登場>ライアン・ピルキントン

どこで登場するかと思ったら、デビッドソンが不正をしていると訴えた巡査に代わり、しれっとMITのメンバーになった新人ライアン。けれども、相変わらず向こう見ずな行動で、ついに自分の首を絞めてしまいました。

彼が死んだ後、OCGが銃を改造していた倉庫が見つかり、コンクリートの床下からは、武器の入った金庫が出てきました。その中には、マニート・ビンドラとジョン・コーベットの血がついた2つのナイフが保管されており、そこからライアンの指紋が取れました。二人を殺した実行犯(わたしたちは知っていたんですけれどもね)がようやくAC-12の知るところになりました。

シーズン7はあるでしょうか?

今回は、今までの捜査対象になってきた人たちが話題に上がり、総まとめになっているような気がして、これでおしまいなの?と不安になりました。

AC-3、AC-9、AC-12をまとめ、そのトップはカーマイケルに決定しました。ヘイスティングスはそれと戦っているにもかかわらず、引退を余儀なくされています。そして、大規模なスタッフの削減が進行中です。

そんな中でも、ケイトはAC-12に再び参加する意向を宣言しました。そして、スティーブもとどまることに決めたようです。危惧していた通り、大量の鎮痛剤を飲むようになってしまったスティーブですが、医療の力を借りて克服してほしいです。

確かに今回で終わっても問題ないような作りにはなっていたと思います。どうにかこうにかして(!)、また一人も欠けず3人のチームを観たいです。


毎度ですけれど、後半は手に汗握りながら観ました。もっと早く観たかったというのが本音ですが、まぁ、2021年にありがたいと思うことにします(^_^)