misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ Netflix『The Sinner -隠された理由-』シーズン3

少し前まで、見たい海外ドラマがないかなぁとNetflixをサーフィンして、結局何も見ない、なんてこともあったのですが、ここ最近、立て続けに好みのドラマが公開されると、今度は何から見ようと悩むことに。先に『マーチェラ』を見ようと思っていたんですが、1話目の途中から字幕の表示タイミングがずれるバグがあった(今は解消されているよう)ため、犯人役がマット・ボマーと知り、マイリストに追加したばかりの『The Sinner』を見てみることに。

サブタイトルからもわかるように、『The Sinner』はホワイダニットのドラマです。2017年、Netflixにこのシリーズが登場すると、そのオープニングシーケンスの犯罪シーンがセンセーショナルでトラウマになるかと思ったくらい、もうホラーみたいでした。普通の人でも、きっかけがあれば異常な犯罪者になってしまう、というのがテーマのように思います。

最初のシーズンから、事件を担当するのは熟年刑事ハリー・アンブローズ。彼は、ほかの刑事なら見逃してしまうような些細なほころびを見つけ、容疑者に寄り添い、その動機に迫ります。といっても、彼が優秀な刑事として描かれるわけではありません。むしろ、様々な問題を抱えていて、自分が抱えているトラウマに対処することに時間を費やしているようにもみえます。

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The Sinner | Netflix Official Site

ジェイミー・バーンズ(ボマー)は高校の教師で、おしゃれなエッセンシャル・オイルの店を持つ妻リーラはもうすぐ子どもが生まれそうです。ある日、ジェイミーの大学時代の友人ニック・ハースが彼らの家を訪ねたことで、ジェイミーの穏やかな生活は一変します。リーラはそれまでニックのことをジェイミーから聞いたことがありませんでした。その夜、ジェイミーとニックは二人で出かけ、地元のアーティスト、ソーニャが所有する土地で自動車事故を起こし、ニックは死んでしまいます。一見悲劇的な事故のように見えましたが、アンブローズの本能は殺人事件として調査するよう告げます。

今シーズンの見どころは、マット・ボマーに尽きるといってもいいでしょう。ボマーの瞳を見ていると日によって変わる秋空を連想してしまう。彼は(言うまでもなく)ハンサムなので学校中の女子生徒のあこがれの先生だったけれど、本人は3歳児程度の自意識しか持ち合わせていなかったよう。彼はその容姿と努力で何でも手に入れられたかもしれないのに、学生時代にニックと出会い、生死の境を歩くようなスリルにハマったことで、彼は再び危険な行為を求めるように。


ジェイミーが仕事熱心な教師から殺人者へ変わっていく様子に釘付けになりました。今シーズン、アンブローズが最後にとった行動は許されるものなのか。次シーズンがあるらしいけれど、一体どこに向かうのでしょう。

海外ドラマ Netflix『ラスト・キングダム / The Last Kingdom』シーズン1から3までのあらすじ、シーズン4感想

4月末、Netflixで『ラスト・キングダム』のシーズン4が公開されました。そういえば、シーズン1で夢中になったものの、シーズン2の途中から見ていませんでした。それで再び見初めたら、なんて良くできたシリーズだろうと再び感動。実生活では感情の起伏はほぼなく淡々と生活していますが、このシリーズを見たら有りとあらゆる感情が噴出してきて、感情のエクササイズをしているような気分に。

シーズン1のことはここに書きました。

HBOの『ゲーム・オブ・スローンズ』(GOT)と比較されることが多いと思いますが、『ラスト・キングダム』(TLK)はGOTのような群像劇にはなっておらず、主人公ウートレッド・ラグナルソンを中心した物語になっています。またファンタジーではないので、私のようにちょっとファンタジーが苦手という人にもおすすめです。
以下ネタバレ含みます。
www.netflix.com

まずシーズン1~3を振り返ってみます。

シーズン1のあらすじ



主人公のウートレッドはベバンバーグの太守の次男だったが、幼少期にデーン人(バイキング)のラグナルらに襲撃され、父と兄を失う。ウートレッドと少女ブリダはラグナルに奴隷として捕らわれた。その後ラグナルはウートレッドに一目置くようになり、他の子どもたちと同じように愛情を注ぐようになる。
ウートレッドはそこで幸せに暮らし、大人になっていった。ラグナルの娘テューラの結婚前夜、デーン人仲間のキャルタンとその仲間がラグナルの家を放火し、ラグナルは焼死してしまう。その夜、ウートレッドとブリダは森にいたおかげで難を逃れた。テューラに想いを寄せていたキャルタンの息子スヴェンは彼女をさらうが、誰もがテューラは死んだと思い込んでいた。

ラグナルを殺したのはウートレッドだという噂を流され、ウートレッドは行き場を失い、ウェセックスに向かう。そこで、ベバンバーグでウートレッドの教育係でもあったベオカ神父と再開する。デーン人からの攻撃に直面していたウェセックスは、ウートレッドの助言により、デーン人相手に奮戦し勝利する。その戦いで王は致命傷を負い、弟のアルフレッドが王位に就くことに。アルフレッドは異教徒のウートレッドを生理的には受け入れられないものの、彼の戦闘スキルを買い、1年間は自分に仕えるように言う。

サクソン人に仕えるなんて許せないということで、ブリダはアイルランドから帰国したヤング・ラグナル(火事で死んだラグナルの息子)と共に、ウートレッドの元から去ることに。
ブリダは出自こそサクソンだったんですが、シーズンを重ねるごとにデーン人であることに固執します。

ウートレッドは、王の推薦でミルドリスと結婚するも、後に彼女(の村)が教会に多額の借金をしていることを知ることになる。ウートレッドは、結婚によってもたされた借金を清算するために王に仕える戦士レオフリッチとコーンウォラムを襲撃し宝物を略奪。そして美しい魔術師のイゾルデと出会い、ウートレッドは彼女を連れて帰ります。
#当然、見知らぬ女性を連れ帰ってきたことに、妻のミルドリスは怒りが爆発します。そりゃ、そうでしょう。

襲撃の件を知った王アルフレッドはウートレッドに処刑を命じるが、ちょうどそのタイミングでデーン人たちによって攻撃され、誰もが一斉に逃げ出すことに。その後、ウートレッドたちは王とその家族と共にしばらくは湿地帯に身を寄せていたが、アルフレッドはデーン人と戦うことを決意し、戦に参戦するよう、国中にメッセンジャーに送り援軍を要請する。その結果、彼らは勝利を手に入れたが、重い代償を払うことになった。イゾルデは、残酷なバイキングの戦士によって斬首されてしまい、共に戦ってきたレオフリッチも命を落としてしまう。

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#レオフリッチは世俗的で、率直な物言いが魅力的でした。最初こそウートレッドのことをバカにしていましたが、間もなく二人には親密な絆が築かれます。死んでしまっても、3rdシーズンでウートレッドの幻覚の中に登場するくらいに。

ブリダとラグナルはウェセックスにアルフレッド王の人質として収監され、ウートレッドは後に親友になるハリグと、デーン人に襲われているところを助けた修道女のヒルダと共に北へ向かいます。


シーズン2のあらすじ



アボット修道院長は夢で、カンバーランドの正当な王であるグスレッドが現在キャルタンの奴隷にされているというお告げを受けた。それを聞いたウェセックスの王アルフレッドは彼を解放し、自分の影響力をさらに北に広げようと考え、身代金を交渉するためにベオカ神父を派遣する。
#お告げとか予言とか、その頃は重要だったのでしょう。

ウートレッドは旅の途中でベオカに出会い、グスレッドを解放するために一役買うことに。そして、ウートレッドの案で大胆な救助が上演され、グスレッドを取り戻すことに成功すると、グスレッドは命の恩人ウートレッドを顧問とし、ウートレッドは彼の妹であるギセラに想いを寄せるようになります。

アボットはグスレッドよりもカリスマ的で人気者のウートレッドを脅威に感じるようになり、ベバンバーグのエルフリックと協定を結ぶように新しい王グスレッドを説得。このエルフリックこそ、ウートレッドの叔父で、ウートレッドの父親が戦死すると、その息子ウートレッドを消そうとした人だった。エルフリックは、軍を提供する見返りにウートレッドを殺せという。グスレッドはウートレッドを殺すことはできず、その代わりに彼を残忍な奴隷商人に売ってしまう。そして、ウートレッドとハリグは奴隷船の漕ぎ手となり、そこで、アイルランド人の奴隷であるフィナンと出会い、彼らは奴隷として過酷な日々を送る。

この恐ろしい不正はアルフレッド王の耳にも届き、彼は人質でウートレッドの義兄、ラグナルを送り、ウートレッドを追跡するよう指示する。1年が過ぎた頃、本国に戻ってきた奴隷船を見つけたラグナルは今にも死にそうなウートレッドを発見する。ウートレッドは心身ぼろぼろだったか、最も心を痛めていたのはハリグを失ったことであった。彼らはキャンプで何日も過ごし、ゆっくりとウートレッドが回復するのを待つ。

#傷心のウートレッドを癒したのはヒルドでした。野原で二人がプラトニックな友情を深めるひとときは、エピソードの中で最も静かで最高のシーンだったと思います。

その後、ウートレッド修道院に身を寄せているギセラを取り戻し、二人は結婚します。

ウェセックスのアルフレッド王は、2つの王国を恒久的に同盟関係に置くために娘エセルフレドとマーシアのエセルレッドの結婚を手配する。その頃、バイキング兄弟のエリックとジークフリードがカンバーランドの脅威となっていたため、アルフレッドはウートレッドをカンバーランドに送る。ウートレッドは彼らのキャンプを襲撃した後、兄弟をデンマークに追放。その見返りに、グスレッド王に兵を貸すようにネゴります。
#自分とハリグにしたことで怒り心頭のウートレッドを前にしたら、弱いグスレッドは応じるしかないでしょう。

ウートレッドはラグナル、ブリダと共に、彼らの家族を殺したキャルタンと息子スヴェンがいるダンホルムを攻撃し、ラグナルは父親を殺された敵を討つ。そして長いこと捕らわれていた妹テューラを救う。ラグナルとブリダは、デーン人の軍隊と共にそこにとどまり、ウートレッドたちはトラウマを抱えたテューラを連れてウェセックスに戻ります。そこで3年間は比較的平和な生活を送り、その間、ウートレッドとギセラは2人の子どもを授かります。

テューラの心のケアをしていたベオカ神父でしたが、その後二人は恋に落ち、結婚します。

さて、一度は追放されたエリックとジークフリード兄弟が大軍を連れてイギリスに戻ってきていた。彼らがロンドンを占領すると、平和は中断され、ウートレッドマーシアの(アルフレッド王の娘エセルフレドと結婚した)エセルレッドと共にロンドンに派遣される。彼らがロンドンに到着したときには、そこはもぬけの殻状態になっていた。実は兄弟はサクソン人のキャンプに戻り、エセルフレド王女を誘拐していたのだ。

ルフレッド王は娘のために法外な身代金を支払うことに決めた。そのことに、今まで王に忠実だった貴族オッダは苛立ち、デーン人と戦うために軍を手配する。
その頃、誘拐されたエセルフレドはバイキングの弟エリックと恋仲になり、二人で脱出させてほしいと密かにウートレッドに助けを求めていた。彼はしぶしぶ同意したものの失敗し、エリックは殺されてしまう。

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ストックホルム症候群は小説の中でもよく出てきますが、バイキングのエリックとエセルフレド王女はうまくいくはずもなく。

そこへオッダの軍隊が到着しデーン人を撃退、サクソン人が勝利を収めるが、オッダは王を裏切ったとして拘束され、牢獄内で自殺する。

セカンド・シーズンはひねりとターンでどこに進もうとしているのか全く分かりませんでした。
お告げでカンバーランドの王になったグスレッドには終始イライラさせられました。またアルフレッドの娘エセルフレドが結婚した相手は、これもありがちなんですけれど、まぁひどい男だったので、彼女が囚われた先で、デーン人を好きになってしまうのも仕方なかったかなと。

ウートレッドは二人の王に振り回された感がありますが、戦ではいずれも勝利し、ますます戦士として磨きがかかってきました。


シーズン3のあらすじ



ブラッドヘア(血染めの髪)という名前のヴァイキングの戦士は、勝利のビジョンを見たと主張するスケイドと呼ばれる魅惑的な予言者に導かれて、戦う準備を開始する。

一方、ウェセックスでは、アルフレッド王の体調が悪化し始めたため、息子エドワードがスムーズに王位を継承するための準備が進められる。ウートレッドは、ウェセックス周辺の村を襲撃しているブラッドヘアの部下と戦うために3人目の子を妊娠している妻を置いて家を出る。この任務中に、ウートレッドは教会で何人かの司祭を拷問しているスケイドを発見し、彼女を人質にする。
#アルフレッド王の息子は2ndシーズンではまったく出てこなかったので、存在自体を忘れていたのだけど、どこからともなく、今シーズンに登場。

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#予言者というだけで、一目置かれる時代なのはわかりますが、司祭を殺して喜んでいる様子は、ただのサイコパスにしか見えないんですけど。

ウートレッドウェセックスに戻ると、ギセラが出産で亡くなっており、これは、呪いのせいだと思い込む。ウートレッドはその後、王に対してとった行動がもとで、王の元から逃げる途中、腕に傷を負ってしまう。

そのころ、前王の息子エゼルウォルドは、本来なら自分が王位を継承するはずが、無視されていることに不満を募らせていた。そこで、エゼルウォルドは最も優秀な戦士、つまりウートレッドとアルフレッドを戦わせようと画策する。
#エゼルウォルドはアルフレッド王を破滅させるために、敵に取り入っては様々なことを提案。小賢しさが爆裂。

ウートレッドは怪我のために体力が弱まり、幻覚を見始める。そのため、義兄ラグナルと幼馴染のブリダがいるダンホルムに向かう。彼らは、スケイドを隔離し、ウートレッドを回復させようとする。そこでラグナルと従弟のクヌートはアルフレッド王に対して戦争をしかけようとしていることを知る。

ちょうどその頃、自分を殺そうとしている夫から逃れるため、エセルフレドは修道院に身を隠していた。そのことを知ったウートレッドはラグナルとブリダに背を向け、仲間とスケイドを連れ、修道院に向かう。到着して間もなく、シーズン2で殺されたバイキングの兄弟の部下だったヘステンが、エセルフレドとウートレッドがいる修道院を襲撃。対決の後、ウートレッドはエセルフレドの安全と引き換えに、スケイドをヘステンに引き渡す。

デーン人たちが、ウェセックスに向かう道中、エゼルウォルドはクヌートから、ラグナルがいずれはエゼルウォルドを殺すつもりだと言っていたことを聞かされる。焦ったエゼルウォルドは、殺される前に始末しなければと、夜になるのを待ってラグナルのテントに忍び込み、寝込みを襲い刺し殺してしまう。
ラグナルは戦で死ななかったため、ヴァルハラ(天国)には行けないという。これはブリダにとって、到底受け入れ難い現実だった。

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#お兄ちゃん気質のラグナルが好きだったのに、、さみしい。

兄弟の死を知らされたウートレッドは、兄の墓に向かう。そこに1人いたブリダは、ウートレッドがサクソン人のために自分たちの元を去らなければ、こんなことにはならなかったのだと責めます。しかし彼はラグナルの死はスケイドの呪いせいだと信じ、ヘステンからスケイドを取り戻すことを決意する。

ウートレッドウェセックスに戻り、ヘステンがスケイドを囲っているビームフロートに兵を派遣するよう王アルフレッドを説得するが拒否されてしまう。
しかし、エドワードはウートレッドの提案を受け入れ、ウェセックスの兵がウートレッドたちと合流できるよう手配し、その結果サクソン人が勝利する。アルフレッドは当初、自分の言うことをきかない息子エドワードに腹を立てていたが、王を継承するためには必要な行動だったと息子を認める。

ウートレッドは最も信頼できる部下を巧みに利用した秘密作戦で、デーン人のキャンプを攻撃し、スケイドを取り戻すことに成功する。一行はクックハムで休憩するが、ウートレッドの部下たちは、ウートレッドがスケイドに惑わされるのではないかと懸念する。
#彼らはリーダーに全幅の信頼を寄せていますが、こと女性に関しては不安になる気持ち、はい、わかります。

ウートレッドとスケイドは人里離れた川に入り、最初こそウートレッドは愛情を注いでいるように見えましたが、結局スケイドを溺死させ、自分にかけた呪いを打ち砕きます。

部下と共にウェセックスに戻ったウートレッドは、病が進行し残り時間が少なくなっているアルフレッド王と密会する。彼らは二人きりで会話し、お互いが尊敬していることを認める。王としてのアルフレッドの最後の行動は、ウートレッドを許し、彼を自由人にするという念書を書くことだった。そしてその夜、王は亡くなる。
#苛立たしいくらいに敬虔で容赦のないアルフレッド王のことを好きになることはできなかったですが、最後には心を開き、ウートレッドと向き合ったのは良かったです。彼は新しい王エドワードのことを託すことができるのは一人しかいないとわかっていたのでしょう。

このシーズンで、テューラは死んでしまい、また、忙しく動き回っていたエゼルウォルドもついに運が尽きてしまいました。アルフレッドも亡くなり、もしかしてTLKもファイナルか、、などと思いましたが、いやいや、まだまだ続きます。

それにしても、こうやって書いてみると、TLKはテンポが速いのを実感します。もたもたすることなく、ドンドン進んで行きますねー。ちょっとあらすじを書くつもりがずいぶんと長くなってしまいましたが、シーズン4の感想です。



ウートレッドの生まれ故郷のベバンバーグがスコットランド人からの攻撃によって弱体化していることを聞くと、彼はベバンバーグに戻ることを決意します。そこに仲間と一緒に連れていくのは何とウートレッドの息子でした。いつの間に、こんなに大きくなったのでしょう。今シーズンはウートレッドの息子ヤング・ウートレッドと娘のスティオラが登場します。

しかし、いくら何でも少人数でベバンバーグを襲撃するのは無鉄砲だったように思います。なので、適地に乗り込むも、短時間で負け戦が決定。大ピンチのとき、ウートレッドが今まで憎んできた叔父のエルフリックが思いがけない人物に殺されます。そして、次にヤング・ウートレッドが標的になると、彼を庇ったベオカが討たれてしまいます。パニックの中、なんとかその場を逃げ切るも、大切な人を失ったウートレッドは失意のどん底に突き落とされます。
そんな彼に寄り添い、励まし救ったのは右腕のフィナンでした。あぁ、ここにきて、チーム・ウートレッドの素晴らしいことと言ったら。

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左から、オスファース(S1でウートレッドと親友だったレオフリッチの甥)、フィナン(元アイルランドの戦士で、奴隷時代にウートレッドと出会う)、シトリック(元はキャルタンの手下だったが、ウートレッドに仕えたいと希望)。
3人は心からウートレッドを尊敬し、4人の絆はより深いものに。
#どうぞ、誰も殺されませんように。

今シーズンは新しい若い王エドワードの言動を少々緊張しながら見ていました。彼の決断で物語は大きくターンしてしまうからです。前シーズンのときはそう思えませんでしたが、彼はリーダとしてなかなかの資質とセンスがありそうです。とはいえ、まだ若い。優柔不断になることもあります。
今シーズンのクライマックスで、デーン人がウィンチェスターを占領すると、30日間、なすすべもなく、しびれを切らしたエドワードは間違った決断を実行しそうになります。そのとき、われらのウートレッドが超人的パフォーマンスを見せ危機を脱します。

シーズンを重ねるほどに、変わっていったのはブリダです。彼女は暴力でサクソン人を破壊、破滅させたいと思っていました。特にウートレッドに対して盲目的に怒っていました。それはもう手をつけられないくらいに。
ウインチェスターでデーン人を率いていたシグトリグルはそんなブリダとは一線を画していました。彼はウートレッドを介して、王と和平交渉を成功させます。エドワード、エーテルフレド、そしてシグトリグルが平和を望み同じテーブルについたのは初めてのことです。これは新しい時代の到来を予感させる出来事でした。

この交渉をシグトリグルが初めから計画していたかどうかはわかりません。約1ヶ月の間、人質になっていたスティオラと過ごした時間が彼を変えたのかも、と想像するのは難くありません。彼女から聞く家族の話しや彼女に読ませたアルフレッドの年代記に、彼は何を思ったのでしょう。スティオラは彼にとって潜在的な情報源だったとも言えます。彼がウートレッドと話したとき、お互いに故郷を失ったという共通点について知っていたのも納得です。

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そして、彼は土地以外に人質も要求しました。それはウートレッドの娘スティオラです。ウートレッドはもちろんノーというつもりでした。ですが、スティオラと話してみると、彼女の希望でもあることがわかりました。ウートレッドは、スティオラがシグトリグルに恋をしていることに気づかなかったはずがありません。
#そのときの父親としてのウートレッドの表情の変化をお見逃しなく!

このドラマに中に、きっとお気に入りの登場人物がいるはずです。次シーズンが公開されたらすぐに見ようと思います。

相変わらず翻訳が雑なのがちょっと気になりますが、それ以外は今、一押しの海外ドラマです。
#最後まで読んでくれた人はいたでしょうか?

海外ドラマ Netflix 『DEADWIND: 刑事ソフィア・カルピ』

少し時間ができたので、Netflixフィンランドのドラマ『DEADWIND: 刑事ソフィア・カルピ』を見ました。以前、公開されたときにも、見てはいたんですが2話目の途中で、それきりになっていました。最近になって、最初から見始めたところ、またしても2・3話目あたりでフェードアウトしそうに、、それでも踏ん張って見続けたら、後半からはかなりハマりました。そして見終わった今、少々ロス気分になっています。シーズン2もあるようなので、楽しみに。

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オープニング映像を見ただけで、暗いドラマに違いないとわくわくして見始めたのはいいのですが、いかんせん、その後の進みが遅い。そう感じるのは、最近では1シリーズ6話くらいのドラマが多い中、これは12話もあるんですよね。また、キャストについてはまったくもって知らない俳優ばかりなので、キャラクタに親近感が湧くまで時間がかかりました。

タイトルにもなっている主人公は、夫を交通事故で亡くしたあと、仕事に復帰したシングル・マザーの刑事ソフィア・カルピ(ピヒラ・ヴィータラ)。そして、仕事のパートナーになるのは、金融犯罪部門から殺人部門に異動してきたルーキー、サカリ・ヌルミ(ラウリ・ティルカネン)です。

彼らの最初の事件は、海岸で丁寧に畳まれた女性服が発見されたことから始まります。初めは自殺が疑われますが、カルピはこれは事件だと直感します。案の定、ほどなくして建設現場から女性の遺体が発見されます。遺体の身元はアンナという女性で、風力発電を推し進めようとするゼネコンでコンサルタントをしていたことがわかります。


カルピは、新しく相棒となったヌルミに対し最初こそ、良い印象を持っていませんでしたが、そのあとは、彼の協力なくして犯人を見つけるのは難しいと認めます。2人の刑事が絆を築き始めると、いよいよドラマは面白くなっていきました。馴染みのあるプロットかもしれませんが、このショーを盛り上げるには十分効果的だったと思います。


最初のほうでは、自尊心が強くて少々KYのヌルミに対して、何の感情も沸かなかった私ですが、だんだんと応援したくなりました。なので、彼に危険が迫ると、カルピ同様に心配で居ても立っても居られない気持ちに。

肝心の事件については最後まで犯人がわかりませんでした。アンナの殺害を解決するには、神経質で直情的な夫をはじめ、秘密の過去、企業の腐敗、環境問題など、多くのパズルを解いていく必要がありました。


溜息が出るような北欧の美しい冬景色を堪能できます。フィンランド語の発音もだんだん聞き慣れてきます。「モイ」ってかわいい!だいぶ先になるかもしれないけれど、また行きたくなりました。

mina66.hatenablog.com

自宅で海外ドラマを見よう!

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、外出を控えるように言われていますねー。私はここしばらく、週末も土日のどちらかは出勤していたんですが、久しぶりに2連休です。今日は雪も降り、自宅でぬくぬくするにはちょうど良かったかも。

とはいえ、私は娘と先月22日から2度目のロンドンに行く予定でした。職場には何か月も前からネゴっていたのに、直前になり散々悩んだ挙句中止することにしました。それでANAで購入していたチケットを直前にキャンセル。二人合わせてキャンセル料は16万円くらい(涙)。ANAが国際線チケットを全額返金をするようになったのはその1週間後でした。ロンドンで観ようと早々に買っていた『ハミルトン』のチケットも無駄になりました(泣)。ホテルが無料キャンセルできたのがせめてもの救いでしょうか。しばらくは海外旅行に行けそうもないですね。

さて、こんなときこそ、お出かけはせずに海外ドラマを見ましょうよ!今年になって(ずいぶん更新していませんでした)から見た、おすすめドラマを紹介します。


Netflix『Giri / Haji』 イギリス
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英国で昨年秋に放送されたBBCのミニシリーズ。私はかなり前から、日本人キャストが出演するBBCドラマができるらしいと聞いていました。けれども、欧米ドラマに登場する「日本人」は実際には現地に住むアジア人だったり、外国人によるバイアスのかかったものだったりするので、誰がキャスティングされるのが気になっていました。そして、蓋を開けてみると主人公の刑事役は平岳大、その弟に窪塚洋介、ヤクザの組長に本木雅弘と、なかなか良いキャスティングではないか。物語はー

ロンドンで日本人が殺される事件が発生。その容疑者として、健三(平)の弟で行方不明になっている勇人が浮上します。そこで、健三は勇人を探すためにロンドンへ。行った先で出会う刑事のサラ(ケリー・マクドナルド)、男娼のロドニー(ウィル・シャープ)、ロンドンまで父の健三を追ってきた娘タキなど、魅力的な登場人物たちが絡み合い、物語は意外に方向に進みます。

クライムものかと思って見ていたんですが、どちらかというと人間ドラマという感じでかなり独創的?でした。正直言うとタイトルの「義理・恥」が何を指すのかよくわからなかった。まぁ、ヤクザのドラマということでこのタイトルなんでしょうか。日本語の台詞が多いのに、英国での視聴率は良く、評価も高かったようです。ウィル・シャープは今後注目されそう。マクドナルドは次シーズンの『ライン・オブ・デューティ』に出演することが決まっているので、今から楽しみです。


Netflix 『ザ・ストレンジャーイギリス
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こちらもイギリスドラマ。ハーラン・コーベンが原作です。

弁護士のアダム・プライス(リチャード・アーミテージ、MI-5 S7からのスパイ役、懐かしい!)は、教師の妻、2人の息子ときれいな庭のある大きな家に住んでいます。ある日、アダムが見知らぬ女性(つまり、ストレンジャー)から告げられたことで、夫婦間に亀裂が入っていきます。彼が疑惑を直接妻に聞くと、その翌日、彼女は「距離を置きたい」とメッセージを残し行方が分からなくなってしまいます。

メインと平行するサブプロットが多く(しかもメインとは無関係の)て少々散漫になるものの、全体としては楽しめました。シヴォーン・フィネラン(ダウントン・アビーやハッピー・バレー)が刑事役で出演しています。彼女らしいふんわりした存在感が好きです。


WOWOW 『ダークネス:ゾウズ・フー・キル』デンマーク
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WOWOWなので、誰にでもおすすめ、というわけにはいかないのですが、加入者なら前半が4/10、後半が4/17までオンデマンドで見ることができます。2012年?に放送された同タイトルのリブート版だそうです。刑事ヤンとプロファイラーのルイーセがタッグを組み、連続少女失踪事件の真相に迫るというもの。

結構早めの段階で犯人がわかってしまうので、そこから先どうなるのかと気になり、集中して見ました。多少既視感はあるものの、視聴者を離さない緊張感があります。今後もコンビで事件を解決していくのかなと思いますが、刑事としての才能に突出しているわけでもなく、見た目もまぁ普通な感じのヤンが、次回は魅力を発揮させてくれることを願います。


Netflix 『ザ・イングリッシュ・ゲーム 』イギリス
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1800年代後半、イギリスとスコットランドを舞台にしたミニシリーズで、アマチュアゲームから収益性の高いプロスポーツへと進化するイギリスサッカーの歴史をベースにしたドラマです。サッカーにあまり興味のない私ですが、『ダウントン・アビー』のクリエイターが作ったと聞いて見てみることに。

最初のほうは、ただただエドワード・ホルクロフトの魅力にうっとり(そこはかとなく漂う気品、色気にしびれます。『またの名をグレイス』もおすすめ!)していただけだったんですが、話しが進むとだんだん面白くなっていきました。。正しいことをするように駆り立てられる2人の善良な男性が、あるべき姿になるべく奮闘します。

全体的にダウントン・アビーを彷彿させるような人間ドラマで、安心して見ることができます。女性のファッションや髪型も素晴らしくて必見ですよ。


その他いろいろ

WOWOWで、2月下旬に『刑事モース~オックスフォード事件簿~』のシーズン6の第1・2話が放送されたのを見ました。制服警官になり髭をはやしたモースは見た目は別人のようでしたが、中身は変わっていませんでした。私は今回の2話を鑑賞して、改めてショーン・エヴァンスの俳優としての秀逸さを実感。このドラマがずっと高評価なのは、彼が主演だからではなかろうか、などと思っています。AmazonのシネフィルWOWOW プラスに加入すれはシーズン4まで視聴できるみたいです。

彼は今度BBC Oneが制作する『Vigil』に出演する予定になっています。主演は『女医フォスター』のサランヌ・ジョーンズ。舞台はスコットランドらしい(行きたかった!)。
www.bbc.co.uk

ショーン・エヴァンスが現代のショーにどのような役柄で登場するか楽しみ。

スコットランドといえば、AXNミステリーで放送していた『証拠は語る~誰が母を殺したのか?』という長い邦題(原題『Traces』)を見ていました。推理作家ヴァル・マクダーミドの原案をドラマ化したもので、『ライン・オブ・デューティ』以外でマーティン・コムストンが見れたのも良かったです。そうそう彼も『Vigil』に出演することになっています。

海外ドラマ Netflix 『ウィッチャー』

昨年末に、Netflixで話題のドラマ『ウィッチャー』を見始めました。いつもなら見ないファンタジードラマですが、予告編でヘンリー・カヴィルが出演していることを知り、見てみることに。けれども、よくわからないことだらけで、最初のエピソードを見ただけで、そのまま忘れていました。
すると、正月に帰省した息子が、これを一気見したと言います。そして「ゲームを知っているからね」とも。これはゲームが元になっているのか?ゲームを知っている人が視聴することが前提だったのか?などと思いつつも、続けて見ることに。よくわからないけれど、ヘンリー・カヴィルを見るだけでもいいでしょう。

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The Witcher | Netflix Official Site

メインキャラは以下の3人。

①リヴィアのゲラルト、ウィッチャー:ヘンリー・カヴィル
超人的な力を持つ。モンスター・ハンターを生業にしている。

②シリラ・フィオナ・エレン・リアノン:フレイヤ・アラン(写真右上)
シントラ国のキャランセ女王の孫娘。通称シリ。

③イェネファー:アーニャ・シャロトラ(写真左)
魔法使い。

この3人のストーリーが平行して進むのですが、冒頭に書いた通り、わたしがファンタジーに慣れていないからか、ゲームをしないからか、物語が難解で、ショーを楽しむ余裕がありません。しかも3人のストーリーの時間軸が同じでないので、それに気づくまで、何を見せられているのかよくわからず。したがって、見ていて何度も途中で寝てしまうはめに。

とにかく最後まで見ることが目標になってしまいました。けれども、ウィッチャーのシーンだけは、それなりに楽しめます。ヘンリー・カヴィルの強靭そうな逞しい身体、時々見せる人間的な表情にドキッとします。やはり主人公はこうでなくちゃ。

物語の途中、驚きの法(Surprise law)なるものが出てきます。何かの報酬を支払うとき、具体的なものを示さず「次に出合ったもの」とか「偶然に見つけたもの」のように提示するわけです。この法により、ウィッチャーは思いがけないものを受け取ることになります。このことが彼の運命を大きく左右することになるという。


最後まで見た感想は「これで終わり?」。今シーズンはこれから始まる物語の序章だったということでしょうか。ならば、続編も見てみたいと思います。

ヘンリー以外は有名な俳優はほとんど出ていません。かろうじて知っていたのは、魔法学校の学長役のマイアンナ・バーリングと魔法使い役のラールス・ミケルセン(マッツの実兄)くらいでしょうか。キャスティングにはこだわりがあるのかもしれませんねー。


映画『サスペクト 薄氷の狂気』が1月17日公開予定です。ヘンリー・カヴィル主演のクライムドラマらしい。人間を演じる彼も見てみたい。見に行くでしょう。

2019年海外ドラマ、映画、海外ミステリー小説 ベスト10

気が付けばもう年末ですねー。右手がマウス腱鞘炎で痛く、PCに向かう気になれなかったんですけれど、今年最後に、2019年マイベスト10を書きたいと思います。

海外ドラマベスト10



1.『ライン・オブ・デューティ / Line Of Duty』シーズン5
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待ちに待ったLoD、今シーズンも多いに楽しんだ。ドラマの音楽をきいただけでもワクワク感がとまらない。S1から続くH疑惑もひとまずは決着か。今シーズンに新しく登場したキャラのキャスティングも完璧。特にスティーブン・グラハムが秀逸で存在感をくまなく発揮している。彼の新作ドラマ『The Virtues』が今から楽しみ。

2.『マインドハンター / Mind Hunter』シーズン2
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こちらも私のお気に入りドラマの第2弾。今シーズンはホールデンの(いろんな意味で)天然さがさく裂。そんな彼を周りの大人たちがサポートすることに。アメリカで起きた「アトランタ児童殺人事件」をベースにしたストーリーが展開されるのだが、ホールデンがこの事件に関わることになるきっかけになったエピソードがまたいい。

3.『アンビリーバブル たった1つの真実 / Unbelievable』
実話ベースの女性刑事のバディもの。勤勉で優秀な等身大の女性を描いていて好感度大。キャスティングがもろ好みでベスト3に。

4.『チェルノブイリ / Chernobyl』
誰もが知っている大惨事のドラマ化。事件が起きたとき、人々はどうしていたのか。今まで知らなかった事実が明らかになる。綿密な取材に基づいて一部始終を描き上げたという。圧倒的な緊迫感が伝わり、ひとときも目が離せない。

5.『ヒューマンズ / Humans』 シーズン3
まさか今シーズンで終わるとは知らずに見ていたので、最後の展開には驚かされた。もっと続けてほしかった気もするが、ここで終えるのが正解なのかも。

6.シカゴ・シリーズ
『シカゴ・ファイア』シーズン6、『シカゴ P.D.』シーズン5、そして今NHKで放送中の『シカゴ・メッド』シーズン2を視聴中。ディック・ウルフの元、シリーズは順調なよう。P.D.がどこに進もうとしているのかが気になる。

7.『ホットゾーン』
ベストセラーの同タイトルのノンフィクション本をドラマ化したもの。ジュリアナ・マーグリーズが主演。エボラウイルスが疑われる事件で、人間への感染を防ぐべく奮闘する様子が描かれる。緊張感溢れるストーリーに引き込まれた。

8.『レジデント 型破りな天才研修医』シーズン2
自閉症の青年が医者になり困難を克服してゆくもの、ガンを患うも病院の改革にまい進するものなど、今年見た医療ドラマは5本。その中でこのドラマが良かった。メインキャラのレジデントと看護師は絵に描いたような美男・美女で二人がイチャつくシーンが毎回挿入されるあたりがいかにもB級っぽいけれど、他の医師たちのキャラが魅力的。前シーズンより面白くなってきたのものいい。

9.『True Detictive』シーズン3
シーズン1で高評価されたものの、シーズン2で酷評を受けたこのシリーズ。シーズン3は一体どうなることやら、と思って見てみた。だいぶ、S2の責めが堪えたとみえる。S3はS1路線に戻ったようだ。事件の結末も良かった。

10.『Unit 42: ブリュッセル サイバー犯罪対策課』
ブリュッセルのドラマということで物珍しさが手伝って見始めた。妻を亡くした刑事が率いることになったサイバー犯罪対策課の活躍を描く。閉鎖になったオフィスビルに住んでいる元ハッカーのビリーの過去が気になる。次シーズンも見たい。


映画ベスト10



公開されたものだけでなく、Amazonで見たものも含まれているので、公開日が今年でないものも含まれています。

1.『イエスタデイ』
イギリスのファンタジー・コメディ映画。最初から最後まで全部が楽しい。当たり前だけど、やっぱりビートルズは良い。映画を観ながら、彼らの曲をよく聴いた学生時代のことを思い出し、ノスタルジックに酔いしれた。

2.『ジョーカー』
ホアキン・フェニックスは怪物だと思っていたけれど、やはりそうであった。うーん、すごい!とにかく凄すぎて怖い。もう2度と見れないと思う。

3.『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
エイミー・シューマー主演のコメディ映画。ある日頭をぶつけで鏡を見ると自分が絶世の美女に変身していた(と見えていたのは自分だけ)。彼女は自信に満ち溢れ、公私ともに成功していく。夜に娘と見て、爆笑し過ぎて眠れなくなるいう、、日中の視聴がおすすめ。

4.『蜘蛛の巣を払う女
前作のルーニー・マーラーのインパクトが強かったせいもあり、クレア・フォイのリスベット・サランデルはどうかなと思う。それでも、サスペンス映画としてはいい出来栄えで楽しめた。原作がぎゅっと濃縮されていて良かった。

5.『彼が愛したケーキ職人』

彼が愛したケーキ職人(字幕版)

彼が愛したケーキ職人(字幕版)

  • 発売日: 2019/06/14
  • メディア: Prime Video
ベルリンでカフェを営むトーマスは、たびたびイスラエルから出張でやってくる客オーレンと急接近する。しかし、ある時から連絡が途絶えてしまう。オーレンはエルサレムで事故に遭い亡くなっていたのだ。トーマスは彼の故郷へ向かい、オーレンの妻が営むカフェを手伝うようになる。いつまでも余韻が残った作品。

6.『誰のせいでもない』

誰のせいでもない(字幕版)

誰のせいでもない(字幕版)

  • 発売日: 2017/06/02
  • メディア: Prime Video
ジェームズ・フランコの魅力が存分に堪能できる映画。途中でシャルロット・ゲンズブールが登場すると、もしかして主人公と特別な関係を持ってしまうのでは?なんて思ってしまうがそうはならないので安心して。物語は意外にも淡々と進み、温かい気持ちになれる。

7.『心と体と』

心と体と(字幕版)

心と体と(字幕版)

  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: Prime Video
2017年のベルリンで金熊を受賞したハンガリー映画。食肉処理場に代理職員として赴任してきたマーリアはASDで他人とコミュニケーションがうまくできない。職場でのある事件がきっかけとなり、年上の上司と同じ夢(寝ているときに見る「夢」のほう)を見ていることを知り、二人は急接近する。映像の切り取り方が時にヒリヒリする。

8.『ラブレス
ロシア映画。離婚協議中の両親はどちらも12歳になる一人息子を引き取りたくないという。両親の口論の聞いていたアレクセイはあくる朝、行方不明になってしまう。見終わったあとのやるせない気持ちがいつまでも続く。

9.『マイ・プレシャス・リスト

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

マイ・プレシャス・リスト(字幕版)

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Prime Video
ハーバード大学飛び級で卒業した天才だが、友達も仕事も持たず、読書ばかりしているキャリー。見かねたセラピストが6つの課題を出すと、それをクリアしようと奮闘する。キャリーが住むアパートのインテリアや服装が可愛いので、それだけ見ていても楽しい。

10.『アマンダと僕』
フランスのヒューマン・ドラマ。パリに暮らす24歳のダヴィッドは、突然の悲劇で姉を失う。そして、姉の7歳になる娘アマンダの親代わりという重荷を背負うことになる。二人で見に行ったウィンブルドンのシーンが印象深い。


海外ミステリー小説ベスト10



1.『テーマは殺人事件』アンソニーホロヴィッツ これはもうダントツで面白かった。ホロヴィッツ節に何度も唸ったり笑ったりした。苦行の通勤時間もこの本のおかげで楽しみになったほど。最後にはすべての伏線が回収されてすっきり。海外ドラマの話題も多いので、ドラマファンの人も読んでみて。この凸凹コンビはシリーズ化するらしいので、今から楽しみ。

2.『レパード 闇にひそむ獣』ジョー・ネスボ

久々のハリー・ホーレのシリーズを満喫した。実はシリーズとは気づかずに手にとったのだが、読みながら徐々にハリーの過去を思い出し、上巻が読み終えるころにはページをめくる手が止まらくなった。さすがネスボ。

3.『カッティング・エッジ』ジェフリー ディーヴァー
科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ。このシリーズは必ず買うことにしている。最近のシリーズではベストではないだろうか。いよいよドラマになるということで楽しみ。ライム演ずるのはラッセル・ホーンズビー(『グリム』のハンク)らしい。その他のお馴染みの登場人物が誰なのか気になるところ。

4.『償いの雪が降る』アレン・エスケンス
大学生のジョーは授業の課題で、介護施設にいる末期がん患者のカールの伝記を書くことにする。彼は30年前に少女暴行殺人で有罪となったが、、ジョーはそのことに疑いと持つようになる。ミステリーには珍しく(?)読んだあと温かい気持ちになれる。

5.『名探偵の密室 』 クリス マクジョージ
閉じこめられた探偵が、密室の中にいる5人の中から犯人を当てろと言われる。面白いシチュエーションでの犯人捜しが始まる。

6.『拳銃使いの少女』ジョーダン ハーパー
アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)新人賞受賞作品。本を読んでいるけれど、まるでドラマを見ているような錯覚を覚える。と思ったら、映画化が決まっているのだとか。納得。

7.『アイル・ビー・ゴーン』エイドリアン マッキンティ
本編もよいのだが、島田荘司による後書き(解説)がまた面白い。

8.『死者の国』ジャン=クリストフ グランジ
ポケミスだけど、ずっしり重い、そして長い。猟奇的で陰惨な事件を調査するパリ警視庁警視のコルソ。犯人像が二転三転し、振り回される。

9.『危険な弁護士』ジョン グリシャム
王道のリーガル・サスペンスが得意なグリシャム先生らしくない作品。こんな小説も書くのねと思いつつ読み進めると、これもまたいい。外れ無しなのだ。

10.『サイコセラピスト』アレックス マイクリーディーズ
最後になるまで、落ちに気づかず、やられたーという感じ。読みやすくて一気読み。


番外編:
『運命のコイン』ジェフリー・アーチャー
久々にアーチャー作品を堪能した。もう高齢だと思うけれど、まだまだ現役で活躍されているとは嬉しい。

1068年のソ連で、父親をKGBに殺された青年アレクサンドルは母親エレーナと共に国を捨てる決意をする。コインの表が出たらアメリカ、裏ならイギリスへ。物語はアメリカに行った場合とイギリスに行った場合のアレクサンドルが平行して描かれる。ワクワクしながら読んだ。これこそ、ドラマ化してほしい。

海外ドラマ Netflix『アンビリーバブル たった1つの真実 / Unbelievable』

先月2週間、娘とポルトガル(少しだけパリ)に旅行(旅行記を少しずつアップしているので、良かったらこちらで見てください)してきました。それで帰ってきてから、時差ボケがひどくて夜に目が覚めてしまい、溜まっていた海外ドラマを見たあと、久しぶりにNetflixにアクセスしてみました。ここに書く時間がなかったんですが、待ちに待った『マインド・ハンター』のシーズン2は旅行前に見終わっていました。

それで、実話に基づいているというこのドラマをを見つけました。もちろん何の情報も持ち合わせていなかったんですが、2話目にメリット・ウェヴァー(Merritt Wever)、3話目にトニ・コレット(Toni Collette)が登場すると、もうこれは見るしかないでしょう?ってなりました。後から調べてみるとピューリッツァー賞に選ばれた記事『An Unbelievable Story of Rape』のドラマ化だということでした。

性犯罪被害者のストーリーだし、実話がベースだし、手放しで面白い!と言い難いですが、非常に良くできたドラマで引き込まれました。エンディングも良かったです。

以下、ネタバレ含みます。
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アンビリーバブル たった1つの真実 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

自宅アパートでマスクをした男にレイプされ、被害を訴えた18歳のマリー。最初はマリーを被害者として扱っていた警察ですが、犯人の痕跡が何も見つけられなかったことと、彼女がいくつも里親を渡り過酷な子ども時代を過ごしてきたことなどから、彼女の作り話ではないかと疑うようになります。その挙句、虚偽の証言をしたとして、マリーを起訴さえします。性犯罪の被害を受けた後、同情的だった友人たちは、それがウソだとわかると、誰もが彼女から離れていきました。それが2008年ことでした。

物語は2011年に移ります。刑事カレン・デュバル(これがメリット・ウェヴァー)はマリーのときと同じようなレイプ事件を捜査することになります。一見するとぶっきらぼうなデュバルですが、被害者の気持ちに寄り添います。犯人の手がかりがなく捜査は行き詰まります。そんなとき、やはり刑事の夫が別の管轄区域で同じような事件が起きていたことを示唆します。その事件を担当していた刑事こそがグレース・ラスムッセントニ・コレット登場)だったのです。

過去に遡り、同一犯の仕業と思われる被害者がもう一人見つかると、デュバルとラスムッセンは合同で捜査することになります。最初は互いに距離を置き、デュバルに関していえばラスムッセンの横柄な態度に対して、イライラを募らせていましたが、担当区域が異なる同姓の刑事の徹底した仕事ぶりを知ることで、お互いに信頼を置くようになります。


デュバルはラスムッセンの捜査資料から、その徹底した捜査の片鱗を垣間見ます。それはデュバル自身が高い基準で仕事を続けているからこそ、他チームの仕事についてもそれが一流かどうか見てとることができたのしょう。完璧な報告書は当たり前、3重チェックは必須と言い放つデュバルは、部下にも一切の妥協を許しません。彼女はプロとして立派ですが、友人になりたいかと聞かれれば、どうかわかりません。ラスムッセンは、デュバルに比べるとベテランなので、部下や同僚に寛容ですが、仕事に対する取組みは真剣です。

カレン・デュバルは夫に支えられながら子育てと仕事を両立させています。家事をしながら電話をかけ、ソファで小さい子どもを傍らに眠らせながら、防犯カメラの映像をチェックします。グレース・ラスムッセンは子どもはいませんが、長い一日を終えたあと、同じテーブルで夕食をとりながら相談できる夫がそばにいます。働く妻を支援する同業の夫の姿をドラマで見るのは楽しいことです。それを見ているのが夜中の3時だとしても。多忙な刑事=家庭崩壊というドラマ的なシナリオよりも、実際のところはこういう家庭が多いのでは?『ミディアム』のアリソンの夫は架空のモデルではありません。


物語は2011年の捜査とその数年前の起きたマリーの事件を行ったり来たりしますが、マリーの挿話は見るのが辛かったです。性的暴行だけでも大きなダメージなのに、大人によって嘘つきのレッテルを貼られたマリーのその後に起きたことは壮絶なものだったからです。


このドラマ、最初にも書きましたが、キャスティングが素晴らしいですねー!トニ・コレットが刑事?どうだろう、、と思ってみてましたが、見ているうちにベテラン刑事としてふさわしいと思えるようになりました。メリット・ウェヴァーは完璧、今後の活躍も楽しみです。

それからマリーが最終的に行き着いたセラピストがブルック・スミスだったにはやられました。ブルック・スミスじゃなかったら、セラピストの言葉も一人歩きしてしまったかもね、なんて思います。スミスはほんのちょっとの登場で視聴者に魔法をかけるような、そんなことができる俳優だと思います。そう、思いませんか?