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海外ドラマ『新米刑事モース オックスフォード事件簿』(Endeavour)シーズン1

少し前にも書きましたが、先月はイマジカBSITVコレクション枠でやっていた『新米刑事モース』を見ていました。気づいたときには1話目の放送が終わっていたのですが、J:COMオンデマンドの見逃し配信(無料のサービス)があったので、まずはそちらから視聴しました。イマジカでは一回きりの放送だったので、今回のオンデマンドはとてもありがたかったです。

今まではオンデマンド=有料と思い込んでいたので、オンデマンドのページを開けたことがありませんでした。今回初めてページを見てみると意外にも無料のサービスが(もちろん有料も)たくさんありました。これからはオンデマンドも活用しようと思います。

ということで丸1ヶ月全部で5話を見たのですが、ルイスと同じように録画したその夜に犯人を知り、そのあと週末にも見ていました。そしてルイスのテーマ曲と同様、モースのそれも好きになりました。事件が解決したあとに流れるこの曲は、いつまでも心に染み入るような余韻を残します。

最近では、プログラムを書いているときは常に頭の中でモースの曲が流れています(バーチャルサウンドですね)。YouTubeにバーリントン・フェロングが『新米刑事モース』の映像を見ながら指揮をしている、オーケストラ演奏の動画をみつけました。映像からそれが1話目(パイロット)の冒頭シーンだとわかります。毎回こんな風に曲をつけているのでしょうか。


新米刑事エンデヴァー・モースはショーン・エヴァンズが演じています、オリジナルのモースからするとちょっと線が細くてハンサム過ぎる気もしますが、私は彼の「」が浮かんだときの顔が気に入っています。彼が好きなクロスワードパズル、音楽、詩が事件解決のヒントになり、少々古典的ではありますが、英国ミステリの謎解きを楽しめること間違いありません。

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若きモースにとって幸運だったことは、彼に可能性を認めて、進んで事件の捜査に起用するDIサースディ(ロジャー・アラム)がいたことでした。サースディは実力もあり人望も厚く、家族を大切にする家庭人でもあり、このドラマの重要なキャラクタになっています。

モースは常に目の前の事件にとらわれてしまうように見えます。ときに無防備な無鉄砲さ故に痛い目に合うこともありますが、彼がめげることはありません。ただ、彼はサースディに事件のことを「どうしたら家に持ち込まずにできるのか」と尋ねます(EPI3)。寝ても覚めても事件のことを考えてしまうモースの苦悩が垣間見える瞬間でした。

同じオックスフォードでも『ルイス警部』では事件のほとんどが大学に集中しているのに対し、こちらは街の中で起こる事件が中心です。また、時代背景もあるのでしょうが、政治や上層部との軋轢も描かれており、それが適度な緊張感を生みバランスをとっています。今後も変化に富んだスクリプトが期待できそうです。

 

オックスフォード・メールの編集長ドロシア役を演じているのは本家モース役ジョン・ソウの実娘なんですね。知りませんでした。そんなところにもなんだか制作側のモース愛を感じます。

BBCが製作した作品はままDVDになったりしますが、ITVのテレビシリーズはなかなかDVDにならないですね。モースもルイスも日本語のDVDはなく、パッと思いつくのは『ダウントン・アビー』くらい、本国で高視聴率だった『ブロードチャーチ』は11月4日にDVDが出る予定なので、見ようと思っています。