misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

海外ドラマ『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』S1, S2

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。今月3連休を使って、娘とプラハに行ってきました。いつかは行きたいと思っていた街です。直行便はなく乗り継ぎなのに5日間という短さで行ったせいか、帰ってから疲れがドッと出ました。寄る年波には勝てぬ、ということでしょうか。

さて、久しぶりにアメドラの感想です。かなり前にチラッと見て止めた『ザ・グッド・ワイフ』のスピンオフということで『ザ・グッド・ファイト』はスルーしていたんですが、先月いよいよ見たいドラマがなくなり、Amazonで見始めたら、これが面白い。シーズン1と2を毎日見ていました。

ネタバレあるかも、です。
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Amazon.co.jp: The Good Fight/ザ・グッド・ファイト シーズン1 (字幕版)を観る | Prime Video

まずは簡単に登場人物たちの紹介です。

①マリッサ・ゴールド
ダイアン・ロックハートのアシスタントから、調査員になるべく奮闘し、事務所からますます評価されることを望む。

②ダイアン・ロックハート
弁護士事務所の代表パートナーとしてバリバリ仕事をしてきた弁護士。そろそろリタイアしてのんびり暮らそうとしていた矢先に巨額詐欺事件で財産を失う。

③マイア・リンデル
司法試験に合格しダイアンの事務所で働き始める。前途洋々かと思われたが、投資詐欺の容疑で父親が逮捕されると人生が一変する。

④エイドリアン・ボーズマン
シカゴにある弁護士事務所の代表パートナーで、失業したダイアンに手を差し伸べる。アフリカ系アメリカ人で構成される事務所にダイアンを誘う。「マイノリティ採用」と言う。なるほど。

ルッカ・クイン
ボーズマンの事務所で働く優秀な弁護士。高い倫理観を持ち、「男気」のある女性。

⑥バーバラ・コルスタッド
ボーズマンと同じ事務所の代表パートナー。

⑦コリン・モレロ
ルッカが担当した案件の検事だったことから、ハンバーガーを介して二人は急接近。恋愛が長続きしないため、カウンセラーの助言で好物のミルクシェイク断ちをしていた。

⑧エルスベス・タシオニ
天然不思議ちゃんキャラの弁護士。飛び抜けた発想力と行動力を持つ。歯科医(おそらく)から借りた小さなオフィスにはなぜかビーチチェア、そしてAda(アレクサ)が。


ビットコイン移民問題オルト・ライト、セクハラ、銃社会などの時事問題がかなりシニカルに描かれます。その行き着くところはトランプの痛烈な批判です。まぁよくもそんなに、、と呆れつつも、脚本が素晴らしく、人物造形も絶妙で楽しめます。

事務所側のメインキャラはほとんどが女性で、唯一の主要男性はエイドリアンくらいという徹底ぶり。恋愛については多少描かれますが、同事務所内での恋愛はなし、あくまでもサブです。メインはもちろん仕事です!仕事。これが本当に心地いい。

気が萎えるような(!)ロマンチックなシーンはほとんどありません。別居中の夫から「死ぬまで一緒に暮らそう」と提案されたときでさえ、ダイアンが気にしたのは「あなたトランプに投票した?」。彼らの新居で、盗聴されていることを気にして、二人並んでチャットする内容も最高!

私はこのドラマを見ているとき、3分の1くらいは声を出して笑ったり唸ったりしています。疲れている夜の観賞でも眠らずに楽しめます。私のように食わず嫌いの人がいたら、ぜひ見てみて。シーズン3の放送が楽しみです。