misasa104の海外ドラマ日記

海外ドラマ(ごくたまに海外ミステリ小説)について忘れないように書いています。

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

マーベルコミックスはあまり詳しくない(といつも書いています)のですが、キャプテンが好きなのと、『アントマン』が意外に良かったので見てきました。CMにつられたというのもあります。以下ネタバレ含みます。

 

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http://marvel.disney.co.jp/movie/civilwar.html

この映画はマーベル初心者向けではなかったですねー。一緒に見に行った娘は「スパイダーマン」と「アントマン」くらいしか見ていないので、かなりハードルが高いようでしたが、それなりに楽しんでいました。私もあまり変わらないんですけれどね。

内容は、少し前に見た『バットマン vs スーパーマン』にも通ずるところがありました。個人的にはキャプテン推しなんですが、今回のもめ事については、スタークの大人対応に共感しました。ここは人によって意見が分かれるところでしょうか。

意見の相違で争いにまで発展し、仲間が勢ぞろいします。ここは多数決とかではダメだったんですね。格闘シーンは、それぞれの得意分野の見せ場がちゃんとあって、見応え十分でした。後から加わったメンバーが、戦うに至った原因を知っていたかどうかは気になりますが。

新メンバーといえば、スパイダーマントム・ホランドは可愛かったです。クリス・ヘムズワースとの共演作『白鯨のいた海』では、疲れた少年船員役でしたが、こちらは若さいっぱい溌剌としていました。

 

この映画のあと、娘はDVDをレンタルして、過去のアベンジャーズとキャプテン・アメリカのシリーズを全て見ていました。

なので、私も一緒になって過去2作のキャプテンを見直し、アベンジャーズも最新のものだけ見ました。そのおかげで今までよくわからなかったことも、多少は理解できたと思います。それにしても、キャプテンを見るならアベンジャーズも押さえておかないとわからなくなってしまうんですね。

エンドロール途中と最後にあるおまけ(特典)映像は、マーベルの次作品への予告のようになっています。これはずるい、気になってしまうではないですか。

追記(2016/05/14)
Netflixのトーク番組『チェルシー』で、チェルシークリス・エヴァンス、セバスチャン・スタン、エミリー・ヴァンキャンプ、そしてフランク・グリロを招いたディナーの様子が見れます。私もクリスと同じで、グリロが血を吐いた理由は何だったのか知りたかったです。そして、ハリウッドでの賃金格差問題についても触れています。

関連日記:
『キャプテン・アメリカ』デビュー

海外ドラマ『風の勇士 ポルダーク』Poldark シーズン1

イマジカBSの「英国を観よう」のページで、以前から宣伝されていたので見ていました。ウィンストン・グラハムの小説を基にした、およそ40年前に高視聴率を記録した『Poldark』のリメイク版です。

見始めたときは小説のことを知らなかったのですが、そのストーリーラインから、小説が原作なのかも、と思いました。残念ながら、邦訳は出ていないようですが。

三方を海に囲まれた英国南西部コーンウォール地方の絶景が美しいです。崖の上、太陽を背にして馬に乗って走る映像は、まるで浮かび上がっているように見えます。
以下ネタバレ含みます。

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http://www.bbc.co.uk/programmes/p02jslnf

英国のロス・ポルダーク大尉(エイダン・ターナー)は、アメリカ独立戦争で戦い、負傷して帰郷します。しかし、故郷では更なる苦境が待ち受けていました。父親は他界しており、家の土地は荒れ放題、鉱山は廃坑となり、立て直そうにも、銀行から借金する抵当もありません。戦争に行く前に、ロスと将来を誓ったエリザベスは、従兄弟フランシスと婚約していました。

内外共に傷ついたポルダークはコーンウォールで自分の資産や周辺の活気を元に戻そうと奮闘します。また、彼は、自らの戦争体験から平等な社会を築こうと心身を傾けます。けれども、彼の富と姓を元に戻すための探求は、1783年の景気後退で、より難しくなっていきます。

 

ポルダークは、使用人として雇った若いディメルザ(エリノア・トムリンソン)を理解します。彼女は、最初こそ、無知で痩せこけて男の子みたいでしたが、ポルダークに惹かれ、彼と同等になりたいと素晴らしい女性に成長します。

と書くと、歴史ものメロドラマという感じでしょう。でも、ですね、チープな感じはないです。気分が萎えるようなドロドロした人間関係もないです。クライム・ドラマばかり見ている私ですが、毎週楽しみに見ていました。シーズン2も決まっているので、続きも楽しみです。

 

見逃した方でイマジカBSが視聴できるのなら、また6月に再放送されます。
英国テレビ文庫 itvコレクション 読書をするように テレビを観よう| IMAGICA BS ~映画はイマジカBS~

 

主役のエイダン・ターナーが、Glamour誌が選ぶ最もセクシーな男性のトップを飾りました。
Sexiest Man 2016 Results – Top 100 Sexy Men (Glamour.com UK)

次のボンド候補にもなっているとか。
エイダン・ターナーが次期ジェームズ・ボンドに?

 

映画『レヴェナント:蘇えりし者』

今年のアカデミー賞を総なめにしたこの作品、レオナルド・ディカプリオ主演男優賞を受賞したことで世界が沸きました。もちろん、私も嬉しかったです。

アメリカの西部開拓時代を生きた実在のハンター、ヒュー・グラスの半生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を描いた映画です。以下、ネタバレ含みます。

 

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http://www.foxmovies-jp.com/revenant/

狩猟中に瀕死の重傷を負ったハンターが、息子を殺し、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐するという物語です。テレビCMでクマに襲われるシーンを見た人も多いと思います。

映画は、エンタメ要素はなく、長くて重いです。そして容赦なく残酷ですが、その一方で雄大で美しいです。自然光だけで撮られているという映像と、静寂な中に聞こえる生きているものたちの息遣いがリアルに迫ってきます。ぜひ大きなスクリーンで見てください。

 

肉体的および精神的な闘いを受け入れ、何かに取り憑かれたかのような渾身の演技を見せるレオナルド・ディカプリオは素晴らしかったです。彼のパフォーマンスはオスカーに相応しいです。けれども、レオは、賞賛に値するただ一人のプレーヤーではありません。 ハーディもまた同レベルのハイスコアだったと思います。

それから、狩猟チームのリーダー役のドーナル・グリーソン。出演していると知らなかったので、最初はわかりませんでした。が、あの髪の色です。彼に間違いないと思いました。

彼は映画「アバウト・タイム」や「FRANK -フランク-」でも注目されましたが、最近では「スターウォーズ/フォースの覚醒」のハックス将軍役など、ハリウッドでの活躍が目覚ましいです。次に見られるのは「エクス・マキナ」(6/11)、そして「ブルックリン」(7/1)、楽しみにしています。

 

関連日記:

トム・ハーディ関連
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』

ドーナル・グリーソン関連
映画『FRANK フランク』

海外ドラマ Netflix 『DEREDEVIL』デアデビル シーズン2

特別マーベルのファンというわけではないのですが、シーズン1が意外に面白かったので、シーズン2も見ました。以下、ネタバレ含みます。

 

今シーズンのスタートは、いきなりテンションが上がりました。その人は登場せずとも、戦っている様子の影、パンチの音、ノックアウトされた悪人が飛び出してくる描写で、マットが秘密裏に活動を続けていることがわかります。

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今シーズンはマットの恋愛絡みのエピソードにまぁまぁ時間が割かれます。出会いのときから想像していた通り、クレアとの距離が縮まります。1stシーズンで、クレアがフォギーと仲良くしながらも、マットに惹かれているのは明らかでした。

とはいえ、3人しかいない事務所の所内恋愛ってなかなかハードだろうと思っていたら、マットの元彼女エレクトラが登場。二人で、お互いの身体に出来た傷痕を見せ合って、「この傷が出来たときは大変だったよ」なんて言っているのを微笑ましい気持ちで見ていました。マットがこんな風に素直に話せる相手は、エレクトラ以外にはいないでしょう。

でも、ですね、エレクトラのエピソードが進むと、徐々によくわからないことが多くなっていきました。エレクトラの過去、スティックとの関係など説明めいたスクリプトが続き、「ブラックスカイ」のあたりにきてついに降参しかけました。リアルものだと思って見ていたのに、いきなりファンタジーっぽくなってきたからです。

 

エレクトラ以外にも、今シーズンに新登場したのはパニッシャーことフランク。懐かしい「ウォーキング・デッド」のあの人(ジョン・バーンサル)で、癖のある役が似合います。フランクについては、ただの悪人として描かれていなかったのが良かったです。むしろ人間らしいともいえる彼の存在は、今後どんな風に絡んでくるのかが気になるところです。

また、パニッシャーが主役のスピンオフ作品が作られるとか、作られないとか。強烈なキャラクターなので、人気があるのもうなずけます。マーベル・ファンもたくさんいるでしょうし。

 

今シーズンは、敵の日本人(忍者ですよ)が続々登場したり、わかりにくいところもあって、私にとっては少々ハードルが高くなってしまったんですが、それでも応援したいと思っています。

なぜなら、マットほどの無自覚のヒーローって、なかなかいないと思うからです。エキセントリックでもスタイリッシュでもない、ただ自分の気持ちに素直で、闘ったあとには悩んだり反省したりするデアデビルを見たいと思います。

 

関連日記:

海外ドラマ Netflix 『DEREDEVIL』デアデビル

 

少し前に初来日したチャーリー・コックスのインタビューが以下に載っています。読んだらますます好きになりました。何てクレバーな人なんでしょう。
コラム:『Marvel デアデビル』チャーリー・コックス直撃インタビュー | 海外ドラマNAVI

海外ドラマ『ベイツ・モーテル』 シーズン2

WOWOWでシーズン2が始まったのを見ていました。あっという間でシーズンが終わったのに気づきませんでした。本国アメリカでは、ちょうど今シーズン4が放送中なんですよね。まだまだ続きます。以下、ネタバレ含みます。

 

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http://www.aetv.com/shows/bates-motel

今シーズンはブラッドリー(ノーマンの同級生)による復讐劇でキックオフしました。殺人とマリファナ・ビジネスが身近な、"サイコ"岬を舞台にしたホラー・ショーの再開です。


ノーマに政治とロマンスを追加するためにクリスティーンとその兄ジョージが登場します。政治については、ノーマに最もそぐわない仕事のような気もしますが、次シーズンでも続けるのでしょうか。ジョージとのロマンスは、ノーマとノーマン(以下、Norms)の間で繰り広げられるジェラシーやギブアンドテイクをハイライトする以外では、あまり重要ではありませんでした。

私は、ノーマの相手は保安官ロメロしかいないと思っています。今シーズン、怪我をしたロメロをノーマが手当てをするシーンがありました。それがいやに艶っぽく描かれていたのには意味があると思うんですけれど、どうでしょう?普通の男性では、激情型ノーマと付き合うのはなかなか大変ですが、ロメロなら何とかしてくれそうです。


一方、ノーマンには新しいGFとしてコーディが投入されます。明らかにノーマが嫌悪しそうな反抗的ティーンエイジャーそのものなので笑ってしまいました。そんなコーディは、ノーマンのブラックアウトに気付いた(今のところ)ただ一人の友人です。彼女の歯に衣着せぬ、的を突いた発言が好きでしたが、今シーズン限りの登場になりそうです。


このドラマで、最も信頼できるまともな人ディランは、麻薬戦争に巻き込まれて、Normsからは遠ざけられていました(残念)。元凶であるゼインは、犯罪ドラマに登場する由緒ある典型的ダメ男で混乱を招きます。そしてお決まりパターンの末路をたどることになります。ギルとゼインがいなくなったことで、ディランのビジネスは変わっいくのでしょうか。

ディランのもう1つのスレッドでは、出生の秘密が暴かれました。私は、ノーマの兄ケイレブが登場したときに想像がついていたんですけれどね(自慢)。ケイレブとディランは良く似ていると思いませんか。上手いキャスティングです。


ノーマは、相変わらず片方の息子ノーマンを保護することに注力していました。ノーマンに振り回されて、傷ついた小動物のようです。ノーマン自作の小さな動物の剥製を見るたびに、ノーマとリンクして怖くなってしまうのは私だけでしょうか。


今シーズンはノーマンがブレア・ワトソン殺人のポリグラフ・テストにパスしたところで終了しました。そして、それは(今のところ)ノーマにとってよい知らせです。けれども、この町の居住者、彼に不意に出会う他の誰かにとっては悪い知らせを意味します。

 

関連日記:

海外ドラマ『ベイツ・モーテル』シーズン1

映画『スポットライト 世紀のスクープ』

アカデミー賞にノミネートされてから、日本で公開されるのを楽しみにしていました。カトリック教会のスキャンダルを暴いた実話ベースの映画です。2002年、米新聞「ボストン・グローブ」が、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載するまでのジャーナリストの物語です。

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http://spotlight-scoop.com/

派手なところはなく、記者たちの地道な仕事にスポットが当たります。この地味な映画がアカデミー賞「脚本賞」「作品賞」をダブル受賞したことは感慨深いです。映画の題材が素晴らしいので、過度の売り込みや演出は不要ということでしょう。

タイトルの「スポットライト」というのは、4人くらいのチームで受け持っているローカル紙のコーナーの名前です。このチームはロビー・ロビンソン(マイケル・キートン)が率いています。

そもそものきっかけは、マーティン・バロン(リーヴ・シュレイバー)という部外者(ボストン出身ではなく)で冷静沈着な新編集長を迎えることから始まります。バロンが最初にしたことは、神父の性的虐待事件に集中しようとロビンソンに話したことでした。

ジャーナリスト – マーク・ラファロ、ブライアン・ダーシー・ジェームズとレイチェル・マクアダムスによって、事件は掘り起こされます。彼らははじめはいくつかのケースだと思っていたのですが、これが氷山の一角だということを知ります。

 

出演している俳優がこれまたとてもいいです。ドラマ・ファンなら、「MAD MEN」のジョン・スラッテリーや、「LAW&ORDER CI」(今、また再放送を見ています)のジェームズ・ディーキンズ警部役のジェイミー・シェリダンの出演にも嬉しくなったでしょう。

ドラマ「レイ・ドノヴァン」のシュレイバーも、シュレイバー色を消していて、すごく良かった。最初、誰だかわからなかったくらいですから。

 

海外ドラマ『西海岸捜査ファイル~グレイスランド~』シーズン2(ネタバレ)

このドラマはカリフォルニアのビーチ沿いに建つシェアハウス、グレイスランドを舞台に、FBI、麻薬取締局(DEA)、移民関税執行局(ICE)のエージェントたちの潜入捜査を描いたクライム・サスペンスです。

シーズン1は、かなり前にDVDを借りて見ていたのですが、シーズン2は未見でした。クライムものだけどスタイリッシュ、登場人物はイケメン・美女が多い、アメリカのドラマによくあるパターンという感じです。斯く言う私も、このドラマを見るきっかけは、マイク役のアーロン・トヴェイトだったりするのですが。

Dlifeでシーズン2を放送することを知り録画していました。今シーズンは1stシーズンの1年後という設定のようです。お気楽な気持ちで見ていましたが、後半からは、思いがけずダークな展開になっていきました。カリフォルニアの太陽も海も目に入らないくらい、欺瞞と裏切りだらけのシーズンでした。以下ネタバレしています。

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http://video.foxjapan.com/tv/graceland/

グレイスランドでの働きを評価され、ワシントンDCでFBI副長官の特別補佐官になったマイク。ある日、ブリッグスから電話が入り、マイクは自分が囮になるべくグレイスランドへ戻ります。マイクがグレイスランドに戻ることは想定済み、あとはその理由が何になるのかしら、と思っていました。それは囮捜査をして、自らの実績を上げるということだったんですね。

ソラノ・カルテル、偽装銀行強盗、汚職警官、人身売買と、事件は複雑に絡み合い、各メンバーの思惑は衝突します。今まで築いてきた信頼関係はどこかにいったのやら。

ジョニーは直接ソラノ一家と接触しているただ一人の人です。ソラノの娘ルシアと浮ついた時間を過ごします。しかし、シッドを逮捕する唯一の方法であった印付き紙幣の入ったスーツケースをルシアが盗んだことで、事態は一変します。ジョニーは茫然自失し、なんとか計画を軌道修正しようと、彼女に自分が何者であるかを打ち明けてしまいます。

ルシアの兄カリートに何もかもばれ、二人が捕らえられてしまったとき、ジョニーの命は今にも切れそうな糸のようでした。が、カリートは彼を生かしておくことにしました。ジョニーが彼を逮捕しない限り、ルシアは生き延びるのでしょう。

ブリッグスは1stシーズンでフアンを誤って殺害してしまったことで苦しみ、立ち直れていません(当然です)。そのときの会話がテープに録音され、動かぬ証拠としてどこかに存在しています。そのテープをマイクが持っていると確信したブリッグスは、保身のためにマイクを消そうと考えます。彼はかなりデスパレートな状態に陥っていました。許されないけれど、その心情はある程度理解できます。理解できるけれど、そこまで落ちますか。

しかし、実際にテープを持っていたのはチャーリーでした。彼女はお腹の子の父ブリッグスがついた嘘を知っていました。そこで、チャーリーはマイクに委ねることにします。彼を然るべき所に突き出すかどうか。えらい!

一方、マイクはシッドの罠にまんまとかかってしまいます。シッドは、グレイスランドから盗んだマイクの銃で(自分の汚職を知っていた)仲間を全員殺し、自分自身にも重傷を負わせます。状況を理解したマイクは自らも負傷しながらその場から逃走します。

 

物語はかなり混乱してきました。そして絶望的な気持ちになりました。でも、これだけでは終わりません。まだ続きます。

出血多量で死にそうなマイクは、逃げ込んだ倉庫からブリッグスに電話をします。ブリッグスは、病院に入院するために必要な偽造IDカードをペイジに届けさせます。彼はマイクからの電話をなかったことにすることもできたのですが、そうはしませんでした。彼は立ち直ったようにみえました。

ペイジは何週間にも渡り、狂ったようにリーナ(人身売買のために監禁された少女)を捜していた人です。彼女はマイクがリーナを殺害(もしくは殺人を隠蔽)したことを疑い、その考えに取り付かれていました。が、ようやくリーナは本当は元気で、アリゾナに住んでいると思えたところでした。

ペイジがマイクを救出する場面は、彼らが以前に共有した優しい時間が訪れたように感じました。しかし、それは長く続きませんでした。負傷して意識が朦朧としていたマイクは、リーナが実際には死んでいることを不注意にも漏らしてしまいます。ペイジは、いまだに心の奥底で燻っていものについて確信します。

ペイジが、マイクがリーナの殺人と関係があったと思う理由が謎過ぎです。彼女は彼が理由もなく罪のない少女を殺害したと考えています。ペイジはシッドにマイクの入院先と偽名を教え、彼を始末するように仕向けます。ここまでくると、彼女の思考回路は破綻しているように思えます。殺してしまいたいほど許せなくなる前に、なぜマイクに真相を聞かなかったのでしょう?ドラマ最大のミステリーです。

彼らの仕事は、法律のもと人々を助け保護することです(敢えて言っていますが)。それなのにグレイスランドには、悪い状況を最大限に利用し利己的で軽率な行動をとる住人がいました。彼らはもはや捜査官ではありません。その代償として今シーズンは主役が死んで終了しました。エーッと思いますよね。なんてことですか。

マイクは死の直前、シッドから黒幕の名前をきいていましたね。彼は彼女を許すことができるのでしょうか。次のシーズンはフィナーレらしいので、たぶん見ると思います。

 

マイク役アーロン・トヴェイトが主演した米FOXの生放送ミュージカル『Grease: Live』が、かなりの高視聴率を獲得したという記事を読みました。多彩な人ですね。
ニュース:生放送ミュージカル『Grease: Live』が高視聴率を獲得して大ヒット! | 海外ドラマNAVI