小説『汚染訴訟』ジョン・グリシャム

海外ミステリー小説について、ちょっとため過ぎましたー。読書していなかったわけではないのですが。

皆さんはコンスタントに読書していますか?私はむらがあって、全然読まない期間もあります。大抵の場合、他のことに気をとられていたり、仕事で技術本を読まなくちゃいけなかったりするせいなんですが、それに加えて文庫本の小さい字が辛くてねー。

目が悪く(ド近眼+乱視)て、眼鏡またはコンタクトなしでは生活できません。かなり前から眼鏡は遠近両用ですが、それでも本が読みづらい。それで、最近、読書専用眼鏡を作りました。ただ、度数を下げたもので、眼鏡をかけて0.6くらいのもの。

これがすごくいい、小さな文字でもはっきり見えます。なぜもっと早く作らなかったのか、今までの苦労はなんだったのかと反省しきり。今では、本を読むときや、PCを使うときは、必ずこちらの眼鏡に替えて、歩くときは元の眼鏡に戻してます。

 

翻訳小説については半年ぶりの日記なので、面白かったものだけピックアップしようと思いますが、ひやぁ、だいぶ忘れてます。

 

『汚染訴訟』ジョン・グルシャム

汚染訴訟(上) (新潮文庫)

汚染訴訟(上) (新潮文庫)

 

久しぶりのジョン・グリシャムです。リーマン・ショックで、NYの大手法律事務所を解雇された女性弁護士サマンサは、アパラチア山脈の田舎町ブレイディにある無料法律相談所で働くことに。地元の弁護士ドノヴァンと出会い、巨大炭鉱企業の不正を知ることになります。

帰宅途中の電車で上巻の最後の衝撃的な一文を読み呆然としました。いやー、それは想像していなかったです。上巻はのんびり読んでいたんですが、下巻はフルスロットルで読みました。

グリシャム作品となると、困難に立ち向かい、大企業に逆転勝訴して爽快なエンディングを迎えるという展開を期待してしまうのですが、今回はそうはなりませんでした。なので、期待値ほどのカタルシスは感じられませんでしたが、これはこれでありかなぁと思います。

そして、弁護士でもエリートでもないですが、一女性としてサマンサの思考や感情に共感することが多かったです。続編はないんでしょうね。

関連日記:『巨大訴訟』ジョン・グリシャム

 

 『オスロ警察殺人捜査課特別班』サミュエル・ビョルク 

オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン

オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン

 

ノルウェー発の警察小説。ある日、山中で六歳の少女の首吊り遺体が見つかります。この事件を担当するのはオスロ警察殺人捜査課特別班。

双子の姉を失った刑事ミアは、休職し隠遁生活を送っていましたが、元上司のムンクの説得で復帰します。ミアは事件現場の写真を見て、これは連続殺人になると見抜くほど、洞察力に長けていました。

美しいミアと数学オタクのムンク、ヘッドハントされた元ハッカーの新入りなど、チームの面々が個性的です。北欧ミステリーは読みづらいという人もたまにいますが、こちらは翻訳が巧いせいなのか、とても読みやすいです。

  

『楽園の世捨て人』 トーマス・リュダール 

楽園の世捨て人 (ハヤカワ・ミステリ1915)

楽園の世捨て人 (ハヤカワ・ミステリ1915)

 

デンマークで「ガラスの鍵賞」を獲った北欧ミステリですが、舞台はデンマークとは離れたカナリア諸島。一体それはどこ?と思うでしょう。アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある、7つの島からなるスペイン領の群島です(ってwikiで調べたんですけどね)。いつか行ってみたくなりました。

主人公エアハートは、デンマーク人のタクシー運転手で、ときどきピアノの調教師もしています。ドライバーと調教師という組み合わせは珍しいでしょう?そして彼は島の人から「ガイジン」と呼ばれています。

ある日、海岸に遺棄された車から身元不明の幼児の死体が見つかります。この事件を警察がうやむやに葬ろうとしていることに気付いたエアハートは、自力で真相を突き止めようとします。おじいさんなんですが、このエネルギーはどこからくるんでしょう。

初めて読みましたが、この作者の文学的な文章が好きです。ですが、長い!とにかく長いのです。読むのに時間がかかり、途中で断念しそうになるも、何とか読了。もう、それだけで達成感です。

 

 『凍てつく街角』ミケール カッツ クレフェルト 

凍てつく街角 (ハヤカワ・ミステリ)

凍てつく街角 (ハヤカワ・ミステリ)

 

こちらもデンマーク発です。恋人を残酷な事件で失い、後悔と自責の念のなかで生きる刑事ラウン。彼は休職し、酒浸りの生活を送っていたんですが、友人から頼まれて、しぶしぶ二年前から行方不明の女性マーシャを捜索することに。

北欧ミステリには暗い過去を背負っている刑事がまぁ、多いこと。次に紹介するハリー・ホーレもそう。

読み始めて、つまらないかしら、とちらっと思ったんですが、その後はテンポ良く読みました。デンマークから見た、スウェーデンという視点も面白いです。それにしてもスウェーデン人はこの本、読みます?

 

『悪魔の星』ジョー・ネスボ

悪魔の星 上 (集英社文庫)

悪魔の星 上 (集英社文庫)

 

はい、こちらです。ハリー・ホーレ シリーズの5作目?コマドリ⇒ネメシス⇒そしてこの作品になります。以前にも書きましたけれど、先に翻訳された『スノーマン』は、そのあとの7作目。前作となる『ネメシス』のことはほぼ忘れていたんですが、読みながら徐々に思い出しました。

ハリーは相変わらず自滅的で、酒に溺れています。どんどんひどくなっている様子。もし、わたしが彼に会ったら「ちょっと荒み過ぎじゃない?」と言ってあげたい。

できれば『コマドリの賭け』から一気に3冊を読むのが望ましい気もしますが、コマドリが売っていないんですよね。だけど、大丈夫です。前作をほとんど忘れちゃっている私でも十分に楽しめました。ちゃんと説明もあります。

ネスボの作品はどれも好きですが、このシリーズは特別という感じがします。考えてみると、ハリー自体がすごく魅力的というわけでないんですけれど、ストーリーに引き込まれてしまう何かがあるんだと思います。

関連記事:翻訳小説 2015夏秋 - 『ネメシス』

 

『生か、死か』マイケル・ロボサム

生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

生か、死か (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

四名が死亡した現金輸送車襲撃事件の共犯として刑に服していたオーディ。服役中どれほど脅されても彼は金の在処を吐くことはありませんでした。出所日前夜、もう一日待てば晴れて自由になれたのに、オーディは突如脱獄を果たします。

なんで脱獄しなければならなかったんだっけ?思い出そうとしても、まったく思い出せない。ということは読んでいるときもわかっていなかったのかもねー。

彼の過去がわかるにつれて、事件の真相が徐々に明るみになってゆくんですが、その回想シーンでは思わず感傷的に。それで脱獄理由のことは脇に置いてしまったのかもしれません。

彼を追う低身長の女性FBI捜査官デジレーや囚人仲間モスなど、サブキャラも魅力的です。この二人が登場するシリーズが出来たらいいのにと思います。

 

『渇きと偽り』ジェイン・ハーパー

渇きと偽り (ハヤカワ・ミステリ)

渇きと偽り (ハヤカワ・ミステリ)

 

オーストラリアのフーダニッタ。妻子を撃ち、自殺したとされる旧友ルークの葬儀に出るために、連邦警察官フォークは二十年ぶりに故郷を訪れます。旱魃に苦しむ、その田舎町は、閉鎖的で渇いてるーという感じ。

ルークの両親から、息子の死の真相を突き止めてほしいと頼まれたフォークは独自に捜査を開始します。そして、かつてフォークが暮らしていたその土地は、過去の苦い記憶を思い起こさせます。

地道な捜査で、犯人に迫ってゆくの姿がいいです。犯人は最後のほうになるまで、わかりませんでした。これがデビュー作ということなので、今後も楽しみにしています。

 

『刺青の殺人者』アンドレアス・グルーバー

刺青の殺人者 (創元推理文庫)

刺青の殺人者 (創元推理文庫)

 

『夏を殺す少女』の続編です。喘息の持病を持つ警部ヴァルターと、弁護士エヴェリーンが再び登場。全身の骨が折られた上に血が抜かれた若い女性の遺体が見つかります。娘の遺体を確認した母ミカエラは、長女と一緒にいた次女を見つけようと、自力で犯人を捜し出します。

このミカエラがですね、もうすごいんです。そりゃ、娘を探しているんだから必死なのはわかりますけど、そこまでやっちゃう?という感じ。終始ヴァルターは押されっぱなしです。

それから、今作ではまさかの人が殺されてしまいます。前作から活躍していたので、かなり衝撃でした。

関連記事:『夏を殺す少女』~『月の夜は暗く』アンドレアス・グルーバー

 

長々書いていますが、もうちょっと。

『バサジャウンの影』ドロレス・レドンド

バサジャウンの影 (ハヤカワ・ミステリ1914)

バサジャウンの影 (ハヤカワ・ミステリ1914)

 

「忘れていた」の連続ですみませんね、この本もすっかり忘れていました。つい最近、Netflix のおすすめにあった映画を何気なく見ていました。スペインのミステリーです。

バスク地方で起きた殺人事件。被害者の少女は全裸にされ、その上にはバスク伝統の菓子チャンチゴリが置いてあったんですが、このシーンを見て、なんだなんだ、この話し知っているぞ、ということで思い出したんです。

そもそも「バサジャウン」って覚えられないですよね。バサジャウンとはバスク神話の精霊なんだそうです。大男で毛がもじゃもじゃなんだとか。ドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』のパパの着ぐるみを思い出しちゃった。

バスク地方はは雨が多いんですかね。映像では、ほとんど雨が降っていて、暗いのなんのって。暗ーいミステリーが好きな人にはおすすめ。

 

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海外ドラマ Netflix『Happy Valley』シーズン2

Netflixにシーズン2がアップされているのを発見し、すぐに見ました。5月くらいだったと思います。シーズン1を見ていない人は先にそちらを見たほうが楽しめるでしょう。

今回は、メインの事件と平行してもうひとつのサブストーリが描かれます。どちらも灰汁の強い(という言い方はかなりソフトだと、鑑賞後には感じるはず)女性たちが登場し、磁石のごとく吸引力を発揮します。強く引き付けられますが「惹きつけられる」のではないです。以下ネタバレ含みます。

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http://www.bbc.co.uk/programmes/b06zqjpj

主人公は女性警察官のキャサリン(サラ・ランカシャー、写真右)、レイプされ、息子を産んですぐに自殺した娘の母親で、現在はその孫を育てています。

最初のエピソードでトミー・リー・ロイス(ジェームズ・ノートン)の母親が死体となって発見されます。ロイスとは、キャサリンの孫の父親、つまり娘を死に追いやった張本人(少なくともキャサリンはそう思っています)で、現在服役しています。 

彼は所内で母親の悲報を聞き、母を死に追いやったのはキャサリンだと思い込みます。思い込んだら一直線、その辺の思考回路が単純でいけません。ですが、顔だけみたら、いけてる、そう、彼はハンサムなんですよね。

というわけで、彼には強力なファンがついています。死んだ姉になりすましたフランシス(シャーリー・ヘンダーソン)は、足繁く刑務所を訪れ、ロイスを慰めます。ロイスと面会しているときのヘンダーソンの演技が素晴らしい。囁き声と身の捩らせ方が得も言われぬ雰囲気を醸し出しています。

 

彼女は、『ハリー・ポッター』シリーズに登場した「嘆きのマートル」役の女優さんですが、調べてびっくり。現在51歳ですって。とても見えません。マートルだって女子学生みたいな感じでしたよね?そのとき、ヘンダーソンは40歳くらいでしょうか?ときどき彼女の役が不気味に見えるのは、年齢不詳のオーラのせいなのかもしれません。

 

そのフランシスは、なんとキャサリンの孫の担任になっていたのでした。 子どもの先生が狂信的であることほど、怖いことはないと思いませんか。

 

キャサリンの同僚の身に起きた悲劇、連続殺人犯をとりまく悲劇、相変わらずアンハッピーで暗いドラマですが、キャスティングは最高です。そして私はこの秋、ワインレッドとグリーンの洋服が買いたくなりました。イギリスらしいファッションにも注目してください。

 

関連記事:

海外ドラマ Netflix 『Happy Valley』シーズン1

Hulu 海外ドラマ『ザ・ナイト・オブ/The Night Of』

アップするのが久しぶりになりました。ここ数か月の間に見たドラマの感想を少しずつ書きたいと思っています。まずはHBOが2016年に製作したこちら。

 

最初はAmazonビデオで1話300円くらいでレンタルして見ていたんですが、途中からHuluで配信が始まったのでそちらを見ていました。ちなみに、Huluの邦題は『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』となっています。

少々ネタバレ含みます。

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http://www.hbo.com/the-night-of

ひょんなことから出会った女性が殺され、情況証拠からパキスタン系アメリカ人の若者が起訴されます。差別、冤罪、司法制度に焦点を当てたクライム・サスペンスで、全編通して暗いです。自分自身が気が滅入っているときは見ないほうが賢明かもー。

NYで起こる事件ということで『Law&Order』が浮かびますが、L&Oでは1時間で解決するところを、このドラマは8時間という時間を割いて、丁寧に描いています。

 

主人公ナズ(リズ・アーメッド)が収監される刑務所(拘置所)は、私が今までにドラマや映画で見たものとはかなり違っていました。個室に入っている囚人もいるんですが、1階は広いスペースにベッドがずらっと置いてあるだけ。その一角がナズの場所です。刑が確定していない人はこちらなんでしょうか。

セリフが極端に少なく静的なイメージのナズですが、その表情から十分過ぎる恐怖が伝わってきます。拘束された後は、もっとジタバタしても良さそうなんですけれどもね。そして驚いたことに、収監されてからは、彼はかなり早い段階で自己憐憫に浸ることよりも、実利主義を選択します。

ナズのことを主人公と書きましたが、実際にこのストーリーをけん引していたのは、彼の弁護士ジャック・ストーン (ジョン・タトゥーロ)、上の写真の人です。彼は白髪が交じる中年で、アレルギー持ち、軟膏塗布で処理した慢性湿疹の足を丁寧にもラップで覆い、サンダル履きを常としています。

私の彼に対する印象はエピソードを重ねるごとに変わっていきました。彼は何度も匙を投げることができたんですけれど、そうはしませんでした。殺された少女が残した猫さえも放っておけませんでした。

 

このドラマに登場する男性陣は、どこか胡散臭いんですが、強迫の下で、もがきながらも自分にできることをしているようでした。ナズを逮捕後に定年退職した刑事も、元ボクシングチャンプの受刑者も。その一方で女性人は・・。

 

最後はどこに落ち着くのかとハラハラとして見ていました。今考えると、このドラマに相応しいエンディングだったと思います。

海外ドラマ『シカゴ・ファイア』シーズン2&シカゴ・シリーズ

AXNで放送されている『シカゴ・ファイア』のシーズン2、そしてスピンオフの『シカゴP.D.』のシーズン1が終了しました。

先月4月20日に、FIREとPDのクロスオーバー・エピソードが連続放送されました。前半はFIREのS2,Ep20「暗黒の一日」、後半はPDのS1,Ep12「午後8時30分」に当たります。どちらも毎週のシーケンスが狂うことがないようにスケジューリングされていました。

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http://www.nbc.com/chicago-fire

PDの次エピソード(Ep13)で、アダムが警官バージェスに対して、クロスオーバーエピで被害に遭った姪のことを尋ねるシーンがありました。もし放送日が正しいシーケンスになっていなければ、何のはなし?となるところですが、そうならずにすみました。完璧でしたねー。

これまでも、CSIやNCIS、L&Oなど、他の作品でもクロスオーバーはありました。が、シカゴ・シリーズは、通常シーケンスのエピソード中でも、3作品(病院を舞台にしたもう1つのスピンオフ『シカゴ・メッド』を含めて)の間をキャストが行き来しています。実際、撮影現場も近いのでしょうか。

さて、「暗黒の日」に話しを戻します。チャリティ・マラソンの日、病院で大規模な爆発テロが起きます。たまたま手伝いに来ていたケリーとドーソンですが、爆発の後、ドーソンが行方不明になります。

ドーソンがいなくなり焦るケリー、一丸となってドーソンを探すFIREチーム。もちろん、瓦礫の隙間にいるドーソンを見つけ出したのは恋人のケリーで、二人は再会を喜びます。晴れて、めでたしめでたし。ってことになったんですが、私は一気に興醒めしてしまいました。

これでは、まるで昼メロではないですか。私利私欲のない人道的な救助活動を見たいと思っている視聴者(私のことです)にとって、これは必要でしたか?急にお安いソープオペラになってしまったと感じたのは私だけでしょうか。

被害にあった二人の子どものエピソードだけで十分感傷的だったはず。ドーソンもシェイも被害に合う必要などなかったと思います。ドラマはバランスが重要だと思うんですけれどもね。

 

このエピに登場した女医シーランは『メンタリスト』でCBI捜査官のグレース・ヴァンペルトを演じたアマンダ・リゲッティでした。見ているときは気付きませんでした。何のフィルターも通さずに見た彼女は、優雅で存在感がありました。なので、『シカゴ・メッド』のメンバーになるのかと勝手に推測していたんですけれど、実際には違いました。

その『シカゴ・メッド』はNHK BSプレミアムで放送中です。本国では、MEDは2015年11月からで、これはFIREのシーズン4の途中からスタートしたことになります。

AXNでFIREとPD、NHKでMEDを見ていると、MEDだけ時系列がずれているので、驚くことがあります。FIREのセブライドがMEDの看護師といちゃいちゃ。AXN時系列では、セブライドはPDのリンジーといちゃついているのに、とか。ま、独身でハンサムなので、そういう役どころになるんでしょうか。

 

現在、本国ではシカゴ・シリーズの4作目となる『シカゴ・ジャスティス』が放映されています。すごい勢いですねー。主演はフィリップ・ウィンチェスター、『ストライクバック』に出ていた人です。骨ばった感じが「ジャスティス」に合います。こちらはPDと連携して、L&Oみたいになるんですかねー。ひゃー楽しみ。

 

海外ドラマ 2017/03 配信ドラマ

今ネット配信で少しずつ見ているドラマを紹介します。最近は、有り難いことに海外ドラマもいろいろな方法で見ることができるようになりました。以下は、今、見始めたドラマで、現在進行形のものです。継続するか、最後まで見るかどうかはわかりませんが、もし最後まで見て良かったら、またここに感想を書きたいと思います。

 

Amazon『スニーキー・ピート』Sneaky Pete

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シーズン1の全10話が配信済みです。あの『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストンが製作総指揮をしていて、本人も出演してます。

同房者ピートがのべつまくなしに自分の家族について話すのを聞くことにマリウス(ジョヴァンニ・リビシ)は、2年を費やします。マリウスが出所するとき、地下カジノを所有しているギャングのヴィンス(これがブライアン)に追われていることを、弟によって知らされます。

彼は身を隠すため、ピートになりすまし、彼の家族の所に身を寄せます。ピートは家族と20年以上も疎遠なので、家族はマリウスをピートと思い込み温かく迎え入れてくれるんですね。

ピートの家族はBail Bondsビジネスをしているんですが、これが最初よくわからなかったです。米ドラマの裁判でよく目にする保釈金制度ですが、この保釈金を貸して利息で儲けるビジネスなんだそうです。保釈金は被疑者が逃走せずに出廷すれば戻ってきますが、逃亡したら丸損になるわけです。

ジョヴァンニ・リビシマリウスはスニーキーにはまり役、ピートのいとこの一人、子どもがそのまま大人になったようなテイラー役のシェイン・マクレーもいいです。少し前に放送した『シカゴ・ファイア』にも出ていました。

 

Amazon『96時間 ザ・シリーズ』Taken

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映画『96時間』シリーズでリーアム・ニーソンが演じた主人公ブライアン・ミルズの若かりし日を描いた作品です。ドラマ『ヴァイキング』でラグナルの兄役のクライヴ・スタンデンがブライアンです。彼を現代のセットで見てみたいという理由で鑑賞したんですけれど、1話目はいまいち理解できず。

映画の影響で、最初電車の中でブライアンの前に座っている女性を彼の娘と思ってしまうからいけません。その女性は妹でした。まだ結婚する前の話です。いずれにしてもブライアンの家族にだけはなりたくないというのはわかりました。

現在配信されている全4話を見ました。これは元になった映画のことは忘れて、ブライアンを中心としたCIAのシークレット・チームの活躍を描いた1話完結のドラマとして見たほうが楽しめます。

 

Amazon『ユー・アー・ウォンテッド』You Are Wanted

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ドイツのドラマです。珍しいでしょう?現在3話が配信済みです。

ホテルに勤務しているルーカス(マティアス・シュバイクホーファー、ドイツでは有名な映画スターなんだとか)は、愛する妻子と何不自由なく生活を送っていました。ところがある日、自分がハッキングされていることに気付きます。

その手口があまりにも巧妙なため、周りはそれが理解できず、彼に疑いを持ちはじめます。とても強そうにはみえないルーカスですが、自分を貶めようとしている犯人を探すために奔走します。

 

Hulu『パワー』Power

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こちらは Starz のオリジナルドラマです。現在シーズン2が毎週木曜日に配信されているよう。私はまだシーズン1の途中までしか見ていないんですが、なかなかのモブドラマです。

世界的ラッパーの50セント(名前です)がクリエーターで、主人公はジェームズ・セントパトリック(オマリ・ハードウィック)、通称「ゴースト」。表の顔はNYCで人気のクラブのオーナー、そして裏の顔は麻薬ディーラー。

彼はお金持ちなので、彼や奥さんが身に着けているのはハイブランドのものばかり。そこをチェックしても面白いかも。

 

Hulu『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』

FOXで再放送していたのを見ていたんですけれど、Huluでも配信されているのを知り最初から見ることに。30分弱なので、手軽に見れるし、元気になれます。今、シーズン1を見ていますがジェシーが若くて可愛いです。

 

Hulu『僕が教えるアメリカ成功術』How to Make It in America

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HBOが2010年に作成したドラマで、2月から毎週火曜日に配信されているようです。ドラマの紹介には「ニューヨークのファッション業界に殴りこみをかけた若者のアメリカンドリームを描く青春コメディドラマ」と書かれています。

主演はブライアン・グリーンバーグという人、『One Tree Hill』シリーズに出演していたらしいです。コメディということもあり、リアルに悪いヤツは登場せず、楽しく鑑賞できます。また、ドラマ中によく日本のことが話題になるのも嬉しいところ。

ナルコスで強面ガチャ役のルイス・ガスマンが、主人公の親友のいとこ役で出ています。存在感ありますねー。今CBSで放送している医療ドラマ『Code Black』では、ERの看護師を演じている模様。ガチャがナースですよ!何としても見てみたいです。

 

2017年5月7日追記:5月13日から、Dlifeで「コード・ブラック」シーズン1の放送が始まります。楽しみー!

 

こうやって見てみると、AmazonとHuluだけになってしまいました。Netflixは『ラスト・キングダム』のシーズン2が始まったら見ようと思っています。

 

2017/03 NY旅行

先日、友人たちとNYCに行ってきました。3泊5日の予定でしたが、雪のため、帰国便が欠航となり、思いがけず4泊6日の旅となりました。以下に少しだけ、まとめてみました。

 

mina66.hatenablog.com

小説『虎狼』モー・ヘイダー

『虎狼』モー・ヘイダー 

虎狼 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

虎狼 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

キャフェリー警部シリーズの7作目にあたります。キャフェリーは仕事の傍ら、幼い頃に行方不明になった兄の消息を突き止めようとしている刑事です。今作品でわかったのは、彼はジョージ・クルーニー似ということ。ちょっと私の想像とは違っていたんですが、まぁいいでしょう。ハンサムなことに変わりはありません。

今回の事件は、村から離れた邸宅に、2人の男が侵入し、そこに住むオリヴァー老夫婦とその娘が囚われてしまうことから始まります。そんな折、偶然にもキャフェリーのもとへ、オリヴァー家の飼い犬が姿を現します。

そして、『喪失』のウォーキングマンが、再びキーマンとして登場。キャフェリーは彼に示唆されて、犬の飼い主を探すことになるんですが、この捜索は意外な方向へと進んでいきます。

メインの事件に関しては、イヤミスと言ってもいいと思うので、好き嫌いがはっきりわかれるかもね、と思います。が、事件の真相を知ったからといって、そのまま本を閉じてはいけません。そのあとに、ウォーキングマンがキャフェリーの兄の死の真相について語るシーンがあるのでお見逃しなく。

ほかのモー・ヘイダー作品についてはここに書いています。

 

『邂逅 (シドニー州都警察殺人捜査課) 』キャンディス・フォックス 

邂逅 (シドニー州都警察殺人捜査課) (創元推理文庫)

邂逅 (シドニー州都警察殺人捜査課) (創元推理文庫)

 

こちらは、オーストラリアのキャンディス・フォックスによるデビュー小説です。警察小説というにはかなり異色です。原題にもなっているハデスの存在感が大きく、冒頭、彼の身に起きたことから一気に引き込まれました。

シドニー州都警察殺人捜査課に異動してきたという刑事フランクがこの小説の主人公だと思うのですが、灰汁の強いキャラクターばかりの中で、この人はいたって普通っぽい。コントラストがきいているとも言えます。

彼の相棒となった美人刑事エデンとその兄エリック。海底から遺体の入ったボックスが20も見つかったという事件の捜査と平行して、兄妹の生い立ちについても明らかになっていきます。

 

『棺の女』リサ・ガードナー

棺の女 (小学館文庫)

棺の女 (小学館文庫)

 

この著者の本を読んだことがありませんでした。リサ・ガードナーで検索すると、ラブ・サスペンスの新女王などと書いてあったりするので、ちょっと敬遠していました。

ですが、本書は面白かったです。主人公は20代の女性、フローラ。ある夜、飲んでいた店のバーテンダーにさらわれてしまいます。フローラはガレージに監禁されたものの、自分の身を守るために犯人を殺してしまいます。

現場に駆けつけた女性刑事は、フローラの素人離れした身の守り方に不信感を抱く一方で、犯人と3人の女性失踪事件との関連を捜査することに。そして、フローラは過去に起きた拐監禁事件の被害者だと知ります。ところがその矢先、フローラがまたもや失踪してしまいます。 

 

少し前の記事『ザ・ミッシング』を見ている間、何度もこの小説のことを思い出しました。